日本シエーリング、MRI用造影剤「マグネビスト」などの用法・用量追加承認を取得
「マグネビスト(R)」および「マグネビスト(R)シリンジ」のMRアンギオグラフィー(MRA:磁気共鳴血管撮影)における用法・用量追加承認を取得
日本シエーリング株式会社(本社:大阪市、社長:ジャン-リュック・ロビンスキー、以下日本シエーリング)は、本日、「マグネビスト(R)」および「マグネビスト(R)シリンジ」のMRアンギオグラフィー(MRA:磁気共鳴血管撮影)における用法・用量追加承認を2007年5月24日付けで取得したと発表いたしました。「マグネビスト(R)」(一般名:ガドペンテト酸ジメグルミン)は、同社の磁気共鳴コンピューター断層撮影(MRI)用造影剤です。
これにより、MRIで腹部から下肢までを連続して血管撮影する場合(MRA)、日本で初めて0.4mL/kgの静脈内投与が可能になります。これまで、日本では、「マグネビスト(R)R」は通常成人には0.2mL/kgの投与のみが承認されていました(腎臓を対象とする場合は0.1mL/kg)。なお、倍量を投与した場合、通常用量と比べ、動脈の血管評価において有意に優れるという結果が臨床試験で確認されています。
「MRアンギオグラフィーは、MRIにおいて最も急速に開発が進んでいる領域のひとつです。今回の承認により、注力している市場でより一層成長できると期待しています」と、同社社長のジャン-リュック・ロビンスキーは述べています。日本シエーリングは、X線からMRI、超音波まで多様な造影剤を提供しており、画像診断薬領域でマーケットリーダーとしてのポジションを確立しています。日本シエーリングは、「マグネビスト(R)」のほかにも、MRI用肝臓造影剤「リゾビスト(R)注」、X線およびCT検査用造影剤「イオパミロン(R)注」・「イオパミロン(R)注シリンジ」、そして超音波診断用造影剤「レボビスト(R)注射用」を提供しています。さらに、医療現場のニーズを満たす新しい画像診断薬の開発に積極的に取り組んでいます。
◆「マグネビスト(R)」について
「マグネビスト(R)」は現在、世界100カ国以上で発売されています。MRI用造影剤の中では、発売以来No.1のシェアを維持しており、1988年の発売以来8,000万例以上の症例に使用されています。「マグネビスト(R)」は、バイエル・シエーリング・ファーマ社(旧シエーリング社)が開発した常磁性のガドペンテト酸ジメグルミン注射液です。日本では、「磁気共鳴コンピューター断層撮影における脳・脊髄造影」および「磁気共鳴コンピューター断層撮影における躯幹部・四肢造影」の適応を有しています。また、医療現場での簡便性を考慮して、1996年にはシリンジ製剤を発売いたしました。
以 上
『日本シエーリングについて』
日本シエーリング株式会社は、ドイツを拠点とするバイエル・シエーリング・ファーマ社の関連会社です。バイエルグループの一員であるバイエル・シエーリング・ファーマ社は、世界的なスペシャリティ医薬品企業です。ウイメンズ ヘルスケア、画像診断薬、治療薬、血栓止血領域、プライマリーケア、オンコロジーの6領域に注力し、研究開発及び事業活動を展開しています。バイエル・シエーリング・ファーマ社は、その革新的な製品で、世界のスペシャリティ医薬品市場における主導的ポジションを目指します。そして、新しいアイディアを活かして医療の進歩に貢献し、人々のクオリティ・オブ・ライフの向上に努めます。
なお、日本シエーリング株式会社は、本年7月1日をもって、バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、社長:ジャン-リュック・ロビンスキー)と統合し、社名がバイエル薬品株式会社に変わります。
日本シエーリング株式会社
(本社)〒532-0004 大阪市淀川区西宮原2-6-64
(電話)06-6396-2300 (代表)
(ホームページURL) http://www.schering.co.jp/
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