沖電線、極薄・高柔軟性を実現したフレキシブルプリント配線板を開発し販売開始
沖電線、極薄・高柔軟性を実現したFPCの開発に成功
~折り紙のように折畳め、従来比3倍の高屈曲性(3R、6000万回以上)を実現~
沖電線株式会社(本社:神奈川県川崎市、社長:服部 隆、以下 沖電線)は、このたび従来比3倍の高屈曲性を実現し狭いスペースでの折り曲げ配線などに対応できる「極薄・高柔軟性フレキシブルプリント配線板(以下 FPC)」を開発し、6月1日より販売を開始します。
高機能・電子機器は部品密度の高度化へのニーズが高まる一方で、それに伴う対応性をもったFPCが市場で切望されています。沖電線では、狭いスペースでの折り曲げ配線や折畳み配線と立体配線、さらには稼動部での屈曲耐性といった要件を全て満足する新たなFPCの開発に成功しました。
今回、開発した「極薄・高柔軟性FPC」は、折り紙を折るような柔軟な折畳みや、凸凹面への追従が可能です。3R、6000万回以上という高屈曲性を実現しています。
弊社は、本製品をデジタル電子機器、医療・産業機器、車載機器市場の薄型・軽量用途に積極的に販売していきます。
なお、本製品は5月30日(水)から6月1日(金)まで東京ビッグサイトにて開催される「FPC技術展 JPCA Show 2007」( http://www.jpcashow.com/show2007/index.html )に出展します。
【販売計画】
販売時期:2007年06月01日(試作対応開始)
販売目標:20,000本/月(量産時)
販売価格:仕様による
【主な特長】
1.極 薄:厚み、Min.30μm(片面FPC)
2.柔 軟:IPC屈曲(注) 6000万回以上(3R:3mmの屈曲半径)
3.折畳み:R=0折畳み可能(自己厚みRのみ)
4.追従性:凸凹面であっても追従可能
5.低反発:折り曲げ形状を保持する低反発性
<項目/仕様>
(※ 関連資料を参照してください。)
<片面FPC(折り曲げ部)>
(※ 関連資料を参照してください。)
【用語解説】
(注)IPC-TM-650による試験方法(摺動試験)。
IPC:The Institute for Interconnecting and Packaging Electronics Circuits
*本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
◆本件に関するお客様からのお問い合わせ先
営業本部 第二営業部 電話:044-754-0513
e-mail:oec-fpcsales@oki.com
(※ 項目/仕様、片面FPC(折り曲げ部)は関連資料を参照してください。)