日立と日立ビルシステム、通学路での緊急事態発生時に児童が通報できるセキュリティシステムを発売
通学路での緊急事態発生時に
児童が通報できるセキュリティシステムを発売
株式会社日立製作所 都市開発システムグループ（グループ長＆ＣＥＯ：高橋英明／以下、日立）と株式会社日立ビルシステム（取締役社長：池村敏郎／以下、日立ビルシステム）は、児童が通学路上で不審者に遭遇した場合などの緊急事態発生時に、学校などに緊急通報ができる通学路セキュリティシステムを開発し、日立ビルシステムの学校向けセキュリティシステム「学校みはり番」（＊１）の新サービスとして、６月１日から全国の学校向けに発売します。
本システムは、各児童が小型の緊急通報端末を所持し、万一の場合に端末のストラップを引くだけで、学校など事前に設定した一次連絡先に緊急通報が発信されるものです。通報を受信後にインターネット上の専用ホームページにアクセスすることで、通報場所を確認することができます。
さらに、通報の確実性を向上させるために、日立ビルシステムのカスタマーセンターがバックアップ受信のサービスを提供します。これは一次連絡先に対して通報の受信確認を行い、受信確認ができなかった場合には、別に指定された二次連絡先（学校で契約している警備会社など）に対して、緊急通報の発生、通報者の学年や氏名、通報場所の住所などの必要情報を通知するサービスです。
なお、学校においては、学校内への不審者侵入時に職員室へ緊急通報できる「学校みはり番」の校内緊急通報システムと連動させて、大型ＬＥＤによる警報表示器に通報を表示することができます。その他、曜日や時間帯によって二次連絡先を変更することも可能で、放課後や休校日などにおいても通報の確実性を向上できます。
日立グループでは、地域防犯、児童の安全確保への社会的関心の高まりに対応して、校内緊急通報システム以外にも、児童が登下校で校門を通過した際に保護者の携帯電話にメールで画像を送付する登下校映像配信システムを提供しています。また、マンション向けには、エントランス・エレベーター・住戸玄関の３カ所で不正侵入を防止し、児童の帰宅時には保護者の携帯電話にメールで通知できるセキュリティシステム「ｎｅｔ＠ＩＴＥＭ」やエレベーター内の異常行動検知システム、防犯カメラシステムなども提供しています。今回の通学路セキュリティシステムの発売によって、自宅から学校までの児童の日常の生活動線を一貫して見守るサービスを提供できます。
（＊１） 「学校みはり番」は、日立ビルシステムの登録商標です。
■ 本システムの主な特長
１． 緊急通報により児童の安全確保をサポート
・ 各児童が緊急通報端末を所持し、不審者に遭遇した場合などに学校などの一次連絡先に直接通報するとともに、万一に備えて日立ビルシステムのカスタマーセンターで緊急通報をバックアップ受信して、学校で契約した警備会社などの二次連絡先に通報者の学年氏名、通報場所の住所などを通知します。
・ 緊急通報端末は、児童が持ち運びしやすい小型サイズ（３５×５８×１４ｍｍ、重さ約３１ｇ）で、端末のストラップを引くだけで通報ができるため、低学年の児童でも容易に扱えます。
・ 校内緊急通報システムと連動して、緊急事態の発生を、職員室などに設置する警報表示器に表示します。
日立ビルシステムのカスタマーセンターによる２４時間３６５日のバックアップ
・ 二次連絡先は曜日や時間に応じた設定が可能で、放課後や休校日等においても通信の確実性が向上できます。
全国の学校で大規模な設備投資を行わずに導入可能
・ 緊急通報端末の通信には、利用可能地域が広い公衆ＰＨＳ回線を使用するため、全国の学校で利用できます。
・ 卒業や入学に伴う登録情報の変更などの運用管理は、日立ビルシステムのカスタマーセンターがサポートします。（＊２）
（＊２） 個人情報を扱いますので、導入時にお客様とご相談の上で運用サービス内容を決めさせていただきます。
■ 本システムの概要図
＊ 関連資料 参照
＜お問い合わせ先＞
株式会社日立ビルシステム ビル事業部
〒１０１－８９４１ 東京都千代田区神田美土代町７番地
ＴＥＬ ： ０３－３２１９－９２２３（直通）
以上