ファミリーマートと西武鉄道、駅売店の共同展開で基本合意
ファミリーマートと西武鉄道が駅売店の共同展開で基本合意
株式会社ファミリーマート(本社 東京都豊島区/代表取締役社長 上田準二/以下 ファミリーマート)と、西武鉄道株式会社(本社 埼玉県所沢市/代表取締役社長 後藤高志/以下 西武鉄道)は、全西武鉄道沿線駅構内の駅売店を中心とした店舗運営について共同展開することで、本日、基本合意いたしましたのでお知らせいたします。
■両社の事業基盤を強化
本基本合意は、ファミリーマートおよび西武鉄道両社のノウハウ、インフラを相互に活用することで、両社の事業基盤をさらに強化することを目的とするものです。
ファミリーマートでは、全西武鉄道沿線駅構内の駅売店を中心としたコンビニエンス・ストアの新規市場として進出し、これまでにはなかった全く新しいタイプの駅売店を展開することで、新たな事業拡大のチャンスとしてまいります。
また、西武鉄道では、ファミリーマートの保有するフランチャイズシステムを活用して全西武鉄道沿線駅構内の駅売店の活性化および利便性を図ることで、鉄道をご利用になるお客さまを中心にその顧客満足度のさらなる向上を目指し、売上向上に努めてまいります。
今後、本基本合意に基づき、トライアル店舗の検証を実施した後、残る駅売店についての方向性を決定し、西武鉄道とファミリーマートとの間で正式にフランチャイズ契約を一括締結し、西武鉄道がフランチャイジーとして店舗運営を行うことといたします。
■トライアル店舗の検証
7月上旬を目処に、トライアル店舗として西武池袋線の3店舗(練馬・西所沢・練馬高野台)を開店いたします。それぞれ以下のような3つの店舗形態で営業し、およそ3ヵ月間でその形態別の採算性、店舗運営内容(オペレーション・品揃えなど)、顧客満足度を検証いたします。
店舗名称、ビジュアルデザインは、現在最終段階にあるため、7月のトライアル店舗の開店時にお披露目いたします。また、具体的なサービス、品揃え等につきましては、お客さまの利便性の向上に繋がるべく詳細の提供内容を決定してまいります。
(1)『ウォークイン型店舗』
通常のコンビニエンス・ストアに近い品揃え、オペレーションシステムを導入して展開する店舗。
◆「練馬駅売店」(売場面積22.67坪/営業時間6:30~23:00/約1,400アイテム)
(2)『ステップイン型店舗』
飲料や中食、菓子、雑誌・新聞・緊急性の高い日用品などを中心に品揃え。「ウォークイン型店舗」と比較して、より品揃えを厳選した小型店舗。POSレジも通常より小型のものを採用。
◆「西所沢駅売店」(売場面積5.14坪/営業時間6:30~23:00/約700アイテム)
(3)『カウンター型店舗』
対面型店舗で、通常の駅売店のような新聞、雑誌、ガムなどの品揃えに加え、コンビニエンス・ストアらしい中食の品揃えにも挑戦する。POSレジも通常より小型のものを採用。
◆「練馬高野台駅売店」(売場面積4.03坪/営業時間6:30~23:00/約600アイテム)
■今後の拡大の方向性
検証期間終了後、上記トライアル店舗については営業を継続し、検証結果を踏まえた上で、さらに西武鉄道全92駅のうち、約70の既存駅売店を新店舗に順次転換していく予定です。
ファミリーマートと西武鉄道は、今回の取り組みをコンビニエンス・ストアの進化形の一つとして、鉄道をご利用になるお客さまに対する新たなライフスタイルを提案してまいります。
以上