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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
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2007'06.07.Thu

創業、超低遅延ハイビジョン映像のリアルタイムIP伝送装置「HD x3000」を開発

創業、超低遅延ハイビジョン映像のリアルタイムIP伝送装置「HD x3000」を開発

- 最小28msec + 回線遅延の超低遅延を実現 -


 HD映像のIP伝送技術の先駆者である株式会社 創業(本社:東京都渋谷区、社長:丹後 洋、以下 創業)は、ハイビジョン映像素材をIP回線で伝送するHDコーデック(*1)とVideo over IP Gateway(*2)を一体化したQoS Video over IP (*3) 装置『HD x1000シリーズ』に、アイベックステクノロジー株式会社(本社:神奈川県、社長:宮内 榮三、以下IBEX)の技術協力を得て、新たにMPEG-2(*4)のHD映像を、「最小28msec+回線遅延」の超低遅延で伝送できる『HD x3000』を開発、追加しました。このHD x3000は、6月13日(水)~15日(金)に幕張メッセで開催される「IMC Tokyo 2007」の創業ブースとIBEXブースを中継して実演発表されます(ブース番号:ホール8 8F01および8H09、詳細は< http://www.interop.jp/imc/ >をご覧ください)。

 今回開発した『HD x3000』は、従来700msec前後の遅延が発生していたMPEG2コーデックと比較して、HD映像のIP伝送をワンフレーム以下の遅延で実現できる画期的な製品です。2006年12月の著作権法の改正と2007年7月1日からのその施行により、ますます拡大するIPを利用したHD映像伝送需要に応えるソリューションです。
 『HD x3000』では、顧客要求によりHDコーデック単体での供給やカスタマイズ製品開発も積極的に行う計画です。


<HD x3000の主な特徴>

1. 当社比4分の1以下の超低遅延で28msecを実現
 『HD x3000』は、『HD x3000』同士でMPEG2のハイビジョン映像をIP伝送した場合、機器での遅延を最小28msecに抑えられます。これは、従来のMPEG2コーデックを利用した機器と比較すると当社比4分の1以下の超低遅延で、肉眼ではその遅延を認識できません。

2. 超低遅延HD MPEG2コーデックとVideo over IP Gatewayが一体化
 超低遅延HD MPEG2コーデックとVideo over IP Gatewayが一体化されたHD映像IP伝送装置で、国際間HD映像のリアルタイムIP伝送という過酷なフィールド要求に耐えうる製品は、現在、世界でも創業が提供している『HD x1000シリーズ』のみです。接続する機器を減少させることで、コーデックとVideo over IP Gatewayの最適チューニングによる低遅延化を実現しています。

3. QoS Video over IP機能による高品質映像伝送
 『HD x3000』は、QoS Video over IP機能を持っており、IP回線/イーサネット回線で発生するIP情報信号の欠落や誤順序の到着を、再度送信することなく、リアルタイムで元の完全な状態に修復し、欠落の無い圧縮映像信号として伝送保証します。このQoS Video over IP機能は、地上波デジタル放送のデータ放送サービスや、世界でも最も高価なイベント伝送であるスーパーボウル中継でも3年連続で使用されています。イベント映像伝送だけでなく、米国NFLのライブ中継の80%は常時このQoS Video over IP機能で伝送されており、『HD x3000』はこのQoS Video over IP機能と全く同じ機能を持っています。

4. 従来のコーデックとの汎用性
 『HD x3000』は、従来の『HD x1000シリーズ』はもとより、従来のHDデコーダとの利用が可能です。超低遅延HDエンコーダを搭載した『HD x3000』と従来型HDデコーダを搭載した『HD x1000』の組み合わせでも、機器での遅延は150msec程度が実現可能で、従来のMPEG圧縮技術を利用した装置では実現できなかったテレビ会議システムや遠隔医療などリアルタイムHD映像伝送サービスの開発が可能になります。このように従来機器より低遅延であることから、超低遅延HDエンコーダ搭載のHD x3000のみを導入することで、顧客が現在所有しているHDデコーダを有効に活用した低遅延システムへ簡単に切替えることができるメリットがあります。


 HDコーデックとVideo over IP Gatewayを一体化した放送品質のHD映像IP伝送装置は、国内外を含むテレビ局やリアルタイム映像伝送やライブ中継、愛・地球博やトリノオリンピック、さっぽろ雪まつりなど多くのイベント中継、さらには3月に行われた慶應義塾大学主催のワンセグ放送実験でも採用されています。現在、日本で急速に普及が進みつつある地上波デジタル放送のデータ放送サービスには、このシリーズのQoS Video over IP Gateway部分が2つの民放キー局の全国系列局で配備・運用され、これを利用した移動体や携帯端末などへの新しい放送サービスの開発にも期待が寄せられています。

 創業はこの新シリーズを600万~1,500万円で提供する方針で、新システムの開発によりこれまでの放送局やCATV事業者、通信事業者だけでなく、デジタルシネマ業界、またテレビ会議などのビジネスユースにも対応することでさらなる市場拡大を狙います。今後益々加速するブロードバンドの普及に伴い、通常使われているストリーミング映像の配信とは異なり、HD映像でありながら公衆IP網を利用した、リアルタイムかつインタラクティブな映像配信を実現し、グローバル企業の国際間製造支援および熟練工育成システム、障害者教育や無医村地域などの予防医療の分野でも利用を広げていきたいと考えています。


*1:HDコーデック:ハイビジョン映像のデータを圧縮・伸張するソフトウエア、または装置。
*2:Video over IP Gateway:圧縮した映像をIP回線で伝送する装置
*3:QoS Video over IP:IP回線/イーサネット回線で発生するIP情報信号の欠落や誤順序の到着を、再度送信することなく、リアルタイムで元の完全な状態に修復し、欠落の無い圧縮映像信号として伝送保証する放送品質映像伝送装置
*4:MPEG2:映像データの圧縮方式の一つで、MPEG規格の一部。DVD-Videoや地上デジタル放送などの次世代デジタルテレビなどで利用されている。


■ IBEXについて
 アイベックステクノロジー株式会社は、ホットなマルチメディア・テクノロジーを先取りして、専用LSIの研究開発を行い、システム・ソリューションを提供する提案型のデザインセンターです。最先端の複雑な情報処理を実現するLSI化に適したアルゴリズムやアーキテクチャを開発し、相互に切磋琢磨しあう実力派技術集団です。
 オリジナルLSIやそれらを搭載したボード・システムを生み出すファブレス・カンパニーとして、高度な技術を発信しつづけます。
 IBEXについての詳細は、< http://www.ibextech.jp >をご覧ください。

■ 創業について
社名   :株式会社 創業
本社所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目11-6
代表者  :代表取締役社長 丹後 洋
URL    :www.big-frontiers.co.jp
事業概要 :1996年に相模原で創業した、株式会社創業は、『より良い社会創りに貢献する最先端技術分野(Frontiers)で、「0を1にする事業」を行う真のイノベーターであること。』をスローガンに、日本初の技術や製品を日本市場に送り出してきました。
 主に、光通信とIP技術に特化した、映像伝送装置の開発、製作、販売を行っています。すでに、創業のソリューションは、トリノオリンピックや、愛・地球博などの国際イベントでも幅広く導入されつつあります。近い将来、全ての国内外で行われるハイビジョンのリアルタイムIP伝送に、創業の日本発ソリューションが使われる日を目指しています。

実績:
 ・ 日本初のデジタル映像中継となった1999年の沖縄サミットへの映像伝送装置の納入
 ・ 2000年のBSデジタル放送アップリンク用映像伝送装置の納入
 ・ テレビ東京殿系列他某1系列に地上デジタル放送データ放送用IP伝送装置を全国ネット局に納入
 ・ PCM社殿(香港)にロンドン⇒香港間にてCATV局向け番組配信のIP伝送装置を納入アイテック阪神殿には「モバHO!」阪神戦用IP伝送装置を納入(バックアップ回線はインターネット網で伝送)

<HD x1000シリーズの実績>
・ TV東京、フジTVの全国系列局等在京キー局や国内通信キャリア会社への納入
・ INTEROP2005のShowNetTVでは幕張メッセ/愛・地球博会場間のリアルタイム双方向伝送に唯一リアルタイム圧縮映像伝送機器として主催者が採用
・ ハワイ/すばる天文台から愛・地球博会場間のリアルタイム伝送イベントで採用
・ NASA「Deep Impact」計画すばる天文台⇒東京間の望遠鏡像リアルタイム伝送に採用同イベントの現地NHK取材映像素材伝送にも使用され、同日NHK7時と10時のニュースに利用、愛・地球博閉会イベントで北京からのライブ中継に採用
・ トリノオリンピックではHD映像素材のトリノ-東京間の伝送
・ TBSがさっぽろ雪まつり映像を学術用IPv6回線網JGN IIで伝送
・ NKB社が、日本初となる地下鉄の駅ホーム上で最新ニュースとHD動画広告が見られる音声付大型映像メディアに採用
・ 科学みらい館がHD映像伝送ネットワークに採用
・ 慶應義塾大学日吉キャンパス構内でエリア限定型ワンセグ放送のネットワークに採用され、デモンストレーションに成功


■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
<製品について>
株式会社 創業
営業部
TEL:03-6419-3235
FAX:03-6419-3237
E-mail:< info@big-frontiers.co.jp >

株式会社 創業
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-11-6 渋谷111ビル3階
TEL:03-6419-3235 FAX:03-6419-3237
URL:< www.big-frontiers.co.jp >

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