富士通、海外拠点とのVPN接続をセキュアに提供するワンストップソリューションを提供
FENICSIIサービスの第一弾
「FENICS グローバル VPNサービス」の提供開始
~海外拠点とのVPN接続をセキュアに提供するワンストップソリューションを実現~
当社は、国内外の通信事業者との連携により、167の国や地域とネットワーク接続ができる「FENICS グローバル VPNサービス」を本日より提供開始します。
本サービスは、これまで国内約5万社の「FENICS(注1)」を利用するお客様への導入実績をもとに、かねてより要望の多い海外拠点との接続サービスを、国際ネットワーク事業者であるBT(ブリティシュ・テレコミュニケーションズ)(注2)、べライゾン ビジネス(注3)、Virtela Communications, Inc.(注4)、および国内通信事業者のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(注5)、KDDI株式会社(注6)、ソフトバンクテレコム株式会社(注7)と連携して実現するものです。
本サービスにより、国内外の通信事業者との契約、機器準備など、これまでお客様自身が行っていた煩わしい対応を、当社が一括してお引き受けします。さらに、高速DSL回線(注8)およびインターネットを活用し、ネットワーク構築の費用負担を大幅に削減したインターネットVPN接続(注9)と、IPネットワークを活用してプライベートネットワークを構築する信頼性の高いIP-VPN接続(注10)を提供します。
本年5月に発表した「FENICSII」は、ネットワークを中心としたIT活用を進めることでお客様のビジネスの現場を革新する考え方「Network as a Service」の中核となるネットワークサービスで、ITインフラからネットワークサービス、そしてネットワークを中心としたIT活用まで全てをワンストップで提供できます。「FENICS グローバル VPNサービス」は、「FENICSII」の強みを最大限に活かして提供する第一弾のサービスで、お客様は、このサービスを利用することによって海外拠点とのVPN(注11)接続を容易に実現でき、ビジネスの拡大を図ることができます。
近年、製造業を始め、流通、外食チェーンなど、さまざまな企業が海外に進出しており、ビジネスのスピードアップと情報の共有を実現するために、日本と海外拠点をネットワークで結び、グローバルに業務を行うことが避けられなくなってきています。
当社は、多くの業種、業態のお客様にネットワークを中心としたITシステムを導入していただいた実績をもとに、海外拠点とのVPN構築を一括して提供するサービスを開始し、お客様のグローバル業務をサポートします。
「FENICS グローバル VPNサービス」で、お客様がインターネットVPN接続を選択した場合は、海外のインターネットサービスプロバイダーとの契約、ルータなどの機器の準備などを、一括したサービスとして受けることができ、導入、運用時の負担を軽減、ネットワーク利用コストを大幅に削減するとともに、容易かつ安心な海外拠点とのVPN接続が可能となります。また、IP-VPN接続は、プライベートネットワークを構築する信頼性の高いサービスをグローバルに提供します。
さらに、本サービスは、出張先やホテルから電話回線などでVPNに接続できるサービスや、海外事業所とWeb会議が可能なシステムなどを提供し、お客様の利用形態に応じたサービスも実現します。
これらのサービスは、これまで日本国内で行っている当社のネットワークサービスと相互接続することができます。
※各社コメントは関連資料をご参照下さい
■本サービスの特長
1.国内外の通信事業者と連携し167の国や地域と接続を実現(別紙1を参照願います。)
国際ネットワーク事業者であるBT、べライゾン ビジネス、Virtela Communications, Inc.および国内通信事業者のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、KDDI株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社と連携し、グローバルなマルチキャリア体制により167の国や地域とのVPN環境を提供します。
2.ワンストップサービスによりお客様の導入負担を軽減
従来、グローバルなインターネットVPNでは提供が困難であった海外拠点のISPやアクセス回線(専用線、DSL回線)の接続およびルータ装置までを一括で提供します。
また、ルータの設定などの作業を当社が実施するため、グローバルネットワーク構築時におけるお客様の負担を軽減します。
3.お客様のニーズにあわせ、インターネットVPNとIP-VPNサービスの選択が可能
お客様は、状況に合わせて、低コストで導入可能なインターネットVPN接続と安定したサービスが提供できるIP-VPN接続の2つのサービスから選択できます。また、両サービスを組み合わせる接続形態も可能です。
4.リモートアクセス、Webビデオ会議システムを提供
ネットワークを中心としたIT活用として、海外駐在者や海外出張者が、オフィスや自宅からVPNに接続できる「リモートアクセスサービス」や、海外事業所とWeb会議が可能なシステム「JoinMeeting(ジョインミーティング)」などを提供し、お客様の利用形態に応じたきめの細かいサービスを実現します。
5.日本語、英語の2ヶ国語による24時間365日対応のサポートデスク
日本語、英語の2ヶ国語で、24時間365日、電話でのカスタマーサポートを実施しますので、グローバルでのVPN運用におけるお客様のネットワーク運用を常時サポートします。
■サービス体系
※ 関連資料参照
■販売価格、および出荷時期
※ 関連資料参照
■販売目標
今後3年間で累計売上40億円。
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■添付資料
<別紙1>本サービスの主な提供国・地域
※ 関連資料参照
以上
【注釈】
注1 FENICS:
当社ネットワークサービスの商標名。1985年にVAN(Value Added Network)事業者としてサービス開始以来、累計5万社以上のお客様にご利用いただいているサービス。複数の通信事業者様の回線サービスをインテグレーションし、エンド・トゥ・エンドで、ヘルプデスクを含めて、お客様にワンストップで提供することにより、直近のお客様満足度調査でもネットワークサービス部門No.1の評価をいただいている。(日経コンピュータ2006年8月7日号「第11回顧客満足度調査」)。
注2 BT:
本社 英国 ロンドン、BTグループ 最高経営責任者 ベン・ヴァヴァイエン
注3 ベライゾン ビジネス:
本社 米国 ニュージャージー州、社長 ジョン・キリアン
注4 Virtela Communications,Inc.:
本社 米国 コロラド州、
Co-President & Vice President, Sales and Marketing: Bill Dodds
Co-President & Vice President, Global Channels: John Powell
Co-President & Vice President, Engineering and Operations: Ted Studwell
注5 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社:
本社 東京都千代田区、代表取締役社長 和才博美
注6 KDDI株式会社:
本社 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長 小野寺正
注7 ソフトバンクテレコム株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長CEO 孫正義
注8 DSL回線:
Digital Subscriber Line(デジタル加入者線)の略で電話回線を利用し高速なデジタルデータ通信が可能となる常時接続回線の総称。
注9 インターネットVPN接続:
インターネットを通信経路とし、暗号化などによる機密性を高めた仮想的なプライベートネットワーク。
注10 IP-VPN接続:
Internet Protocol Virtual Private Networkの略。一般に通信事業者が独自に保有する広域IP通信網を通信経路とする仮想的なプライベートネットワーク。
注11 VPN:
Virtual Private Networkの略。多数の人が加入する回線網で、一定の範囲を仮想的に閉じて必要な人だけで利用するネットワークの形態。
【関連リンク】
FENICSネットワークサービス
http://fenics.fujitsu.com/networkservice/
【本件に関するお問い合わせ】
サービスビジネス本部 ネットワークビジネス推進統括部 ネットワークサービス推進部
電話:03-6424-6263(直通)
E-mail:fenics-reply@ns.fujitsu.com