沖電気、立芝にIP-PBX「EX300」ベースのIPテレフォニーシステムを納入
OKI、立芝にIP-PBX「IPstage(R) EX300」を納入
~ KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」による機動力の向上を実現 ~
OKIは、このたび株式会社立芝(社長:向井 恒雄、本社:広島市西区、以下 立芝)へ、IP-PBX(注1)「IPstage(R) EX300」(以下「EX300」)をベースとしたIPテレフォニーシステムを納入しました。本システムでは、一つの端末で内外線を兼用できるKDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」(注2)を活用し、社内での連絡や、社外での営業活動や工事・保守の機動力向上に役立てています。
立芝は、広島県を中心に構内放送や監視システム、CATV設備を始めとする各種の電気工事や、通信ネットワーク機器の販売・施工を行っています。同社では、本社オフィスの電話設備の老朽化にともない、外出勤務が主となる営業や工事・保守員と、いつでも、どこでも連絡が取れる新しい電話システムの導入を検討していました。
各社の電話システムを比較検討する中で、「EX300」をベースに、VoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS(R) BR2102」(以下、MWINS)と「E02SA」を取り入れたIPテレフォニーシステムの採用が決まりました。「MWINS」は高価なコントローラが不要なため、経済的かつシンプルなモバイル環境が構築できる点が評価されました。また「E02SA」は、社内では無線LAN対応のVoIP内線端末、外出時にはauの携帯電話として利用可能であり、営業および工事・保守員はお客様からの連絡にも早期に適切な対応が可能となります。
本システムでは、外出の多い営業や工事・保守員を中心に電話端末として「E02SA」56台が導入され、社内では内線電話として社員同士の連絡に使用され、社外活動時には携帯電話として機動力向上に役立てられています。オフィス内には6台の「MWINS」が設置され、「E02SA」は「MWINS」を介して「EX300」配下で社内では内線電話として動作しています。「E02SA」を持つ従業員を呼び出す際には、その携帯番号へダイヤルしても、相手が社内にいる場合は内線に自動転送されるため、通信コストの低減にも役立っています。今後、人事異動などによる配置換えの際にも、端末を持って移動するだけで済むため、配線などの工事費用も削減できます。また、社内での勤務が中心の社員は、OKIの新技術「マイeおと」(注3)を搭載した多機能電話機「マルチ・キーテレホンR」28台を使用しています。
OKIは今後、立芝に対して、「MWINS」によるモバイル環境をさらに活用していただくため、「EX300」の特長の一つであるソフトフォンへの対応性を活かし、モバイルPCでのTV会議やアプリケーション共有による業務効率向上の提案も行っていきます。
OKIでは、今後もモバイル環境による社員の機動力向上を求める企業に対して、「EX300」などを用いたIPテレフォニーソリューションの提案を積極的に展開していきます。
【システムの主な特長】
1.IP-PBX「IPstage EX300」の採用
「IPstage EX300」は、中規模オフィスに最適なIP-PBXです(総ポート数768)。IP電話機やIP対応のモバイル端末を内線端末として収容できます。また、ソフトフォンを使ったTV電話・TV会議など多彩なコミュニケーション環境を、機器を追加することなく、低コストで構築可能です。
2.無線LANデュアル端末の採用
KDDIの無線LAN対応au携帯電話「E02SA」により、社内では内線端末として、外出先では携帯電話として1台2役で使用できます。いつでも、どこでも連絡が取れるようになるため、お客様や社員同士のコミュニケーションを円滑にします。
3.「MWINS BR2102」による安定した無線VoIP通信
無線LAN環境で安定した音声通話をすることが可能です。また高価なコントローラが不要ですので、オフィス内にVoIP対応の無線LAN環境を経済的に構築できるだけではなく、段階的な端末数の増加にも柔軟に対応します。無線規格「IEEE 802.11aと11b/g」の同時利用が可能です。
【株式会社立芝 IPテレフォニーシステム構成図】
※ 関連資料参照
【用語解説】
注1:IP-PBX
複数の回線を収容し、複数台の電話機が接続できる中規模の業務用電話システム。
注2:無線LAN対応au携帯電話「E02SA」
auの法人向け端末で、屋外では通常の携帯電話として、企業内では無線LANを利用したVoIP端末として、1台で2つの方式による通信が可能。
注3:マイeおと
「eおと(R)」はIPネットワーク上で従来の電話音質を越えた臨場感ある音声通話を可能とする、OKIの高品質VoIP技術。「マイeおと」は、この「eおと」を応用し、電話機が相手の音声を擬似的に「eおと」に変換して聞かせてくれるための技術。通話相手が「eおと」に対応していない電話機の場合でも、自分の側では高音質で聞くことができる。
【関連リンク】
IPテレフォニー製品サイト: http://www.oki.com/jp/IPtel/
IP-PBX「IPstage EX300」紹介サイト: http://www.oki.com/jp/IPtel/product/EX300/
※ 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
※ IPstage、MWINS、eおと は沖電気工業株式会社の登録商標です。
※ auはKDDI株式会社の登録商標です。
※ その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
IPシステムカンパニー IPシステム本部
マーケティング部 プロモーションチーム
電話:03-5445-5706