日立建機、特定特殊自動車排出ガス基準に適合した油圧ショベルの最新モデルを発売
-ZAXIS-3シリーズに、最新モデル登場-
日立建機、ZX160LC-3油圧ショベルを発売
日立建機(株)(社長木川理二郎)は、特定特殊自動車排出ガス基準に適合した、ZX160LC-3油圧ショベル(標準バケット容量0.6m3、運転質量16.5t)を、6月8日から発売します。
ZX160LC-3は、ZAXIS-3シリーズの最新モデルとして開発。大作業量・低燃費などによる生産性・経済性の向上、構造物強化による耐久・信頼性のアップ。国内の特定特殊自動車排出ガス基準適合および欧米の排出ガス3次規制対応などでの環境・安全性へのさらなる配慮。さらには、居住・整備性の改善等、油圧ショベルの全領域にわたって「基本性能の進化」を図っています。インフラ整備、土木工事など、幅広い活躍が期待されます。
販売目標は、国内外合わせ年間500台を見込んでいます。
<主な特長>
1.作業性能の大幅向上、低燃費の実現
・従来機(ZX160LC)比最大出力10%増加の新型高出力エンジンと、掘削増速システム等の新油圧システムによる効率向上により、大作業量と低燃費を両立。
・掘削ダンプ積み作業は、標準モード(Pモード)では、燃費が従来機と同等ながら、9%の作業量アップを実現。
・効率の良いエンジン制御により、低燃費モード(新Eモード)では、従来機の標準モードと同等の作業量を確保しながら、燃費を9%低減。
・新走行モータと新油圧システムの採用により、けん引力を従来機比で20%向上。
2.耐久・信頼性の向上
・構造物・構成部品の強化により耐久性、信頼性をさらに向上。
・足回り構造物、トラックリンク・上ローラ等の足回り部品の大幅強化、耐久性向上。
3.環境への配慮
・特定特殊自動車排出ガス基準に適合(届出完了)しており、欧米の排出ガス3次規制に対応。
・エンジン騒音を従来機に比べ約3dB低減、新開発の低騒音ファンの採用で、一層の低騒音化を達成
(国土交通省低騒音型建設機械指定)。
4.安全性の向上
・万一転倒した場合のキャブ強度を規定する規格(社団法人日本建設機械化協会規格で規定/EOPS規格)に適合しており、キャブ強度が大幅に向上。
5.居住性・使い易さの向上
・キャブはガラス面積を増やし作業視界を向上させるとともに、密閉性を高めた加圧キャブとしており、ほこりの浸入を抑え作業環境を向上。
・カラー液晶を使用したマルチモニタに各種機能を搭載。後方確認補助に使用できる後方監視カメラ、暗証番号により機械盗難を予防するテンキーロック、フィルタ交換などのメンテナンスの時間管理、燃料消費量の表示等、より便利な機能を装備。
6.メンテナンス性の向上
・ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラの配置を横に並べる並列式として、メンテナンス性を向上。従来の直列式と異なり、ラジエータ、オイルクーラ間の隙間掃除が不要で、エアブローに際してもスペースが広くなったことで、清掃性が大幅に向上。
7.e-サービスを標準装備
・機械の稼働情報やメンテナンス情報を蓄積するコントローラと通信装置を標準装備。
・稼働情報や位置情報に加えて、点検・メンテナンス情報をインターネットで、オフィスや外出先へ提供することにより、機械を遠隔管理することが可能。
<主な仕様、価格>
※添付資料を参照
以 上