EMCジャパン、オープン・システム向け仮想テープ・ライブラリ「EMC Disk Library 6000」シリーズを発表
EMCジャパン、
世界最大のオープン・システム向け仮想テープ・ライブラリ
「EMC Disk Library 6000」シリーズを発表
増え続けるバックアップ量を1.8ペタバイト(3:1圧縮時)に保存できる
ハイエンド向け仮想テープ・ライブラリ(VTL)の投入
2007年6月7日、東京発:
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ナイハイゼル・エドワード(Edward J. Neiheisel))は、本日、安全性と利便性を備えた高性能なディスク・ベース・バックアップ/リカバリ・ソリューションとして業界をリードする「EMC(R) Disk Library」ファミリの新シリーズ「EMC Disk Library 6000」シリーズを発表しました。「EMC Disk Library6000」シリーズは、単一システムで利用できる容量が1.8ペタバイト(3:1圧縮時)まで拡張され、毎時11テラバイト以上のデータをバックアップできます。これは、現時点で、業界最大のオープン・システムのVTLで、これにより顧客は、これまで以上に拡張性が高く、コスト・パフォーマンスの優れた情報インフラストラクチャを構築できるようになります。新しい「EMC Disk Library 6000」シリーズは、「EMC Symmetrix(R) DMX-3」をベースとしており、ハイエンドの情報インフラストラクチャのバックアップに必要となる最高レベルのパフォーマンス、拡張性、ソフトウェア機能を提供します。
EMCディスク・ライブラリは、その機能、パフォーマンス、経済性により、業界において最高のVTLとして評価されてきました。「EMC Disk Library 6000」シリーズは、市場をリードする「Symmetrix DMX-3」の特長である柔軟性、拡張性、コスト・パフォーマンスをハイエンドの顧客向けにさらに強化するものです。大容量で低コスト・ファイバ・チャネル(LC-FC)ディスク・ドライブを使用することで、複数の小規模なVTLや低速で巨大なテープ・システムに替わるコスト効率とパフォーマンスの高い、そして柔軟性の向上したシステムが実現します。24時間365日の情報可用性を完備することが当然となっている現在、「EMC Disk Library 6000」シリーズは顧客に高いレベルのデータ可用性と高速で大幅に効率化されたバックアップ/リカバリ機能を提供します。
容量の拡張により、顧客はVTLを1つの「EMC Disk Library6000」に統合できるようになるため、小規模のVTLを複数所有する際に伴うコストを削減できます。複数のバックアップ・アプライアンスの統合は、環境保護にも大きく貢献します。
EMCの調査によると、統合環境は、複数の小規模なVTLシステム環境に比べ、消費電力コストと冷却コストを年間で、最大30%も節約できます。新しい「EMC Disk Library」の「DL6100モデル」および「DL6300モデル」は、ハードウェア圧縮技術も提供するため、顧客はパフォーマンスを犠牲にしたり、管理タスクを増やしたりすることなく、容量利用率を最大限に高めることができます。また、EMCでは、2008年の早い段階には、すべての「EMC Disk Library」ファミリ向けに、データの重複除外機能を提供していく予定です。
EMCは、2004年4月に「EMC Disk Library」を発表し、オープン・システムのディスク・ライブラリ市場のパイオニア企業となり、現在では、オープン・システムの仮想テープ・ソリューションのプロバイダとして市場を牽引しています。2007年の第1四半期末までに、導入された「EMC Disk Library」の容量は、全世界で110ペタバイトを越えます。また、「EMC Disk Library」は、現在市場に流通しているあらゆるオープン・システム向け仮想テープ・ソリューションを上回る、300万以上の構成の組み合わせをサポートしています。
■最も厳しい要求に対応するハイエンドなパフォーマンス
「EMC DL6100」は、単一のシステムで最大1,440個のディスク・ドライブをサポートし、圧縮時の最大容量1.845ペタバイト、未圧縮時の容量で最大 615テラバイトを使用できるRAID 5による保護機能を備えています。
「EMC DL6300」は、単一のシステムで最大2,400個のディスク・ドライブをサポートし、圧縮時の最大容量1.752ペタバイト、未圧縮時の容量で最大 584テラバイトを使用できるRAID 1による保護機能を備えています。
■管理、利便性、保護の面で卓越したソフトウェア機能
EMCは、「EMC Disk Library」ファミリ専用の独自のソフトウェア機能を開発してきました。「EMC Disk Library」は、1つのアプリケーション・インターフェースを介してテープ・プール全体を管理できる統合されたメディア管理機能を完備した唯一のディスク・ライブラリ・ソリューションで、従来のVTLの導入で必要とされる時間のかかる数々の手順が不要になります。「EMC Disk Library」は、アクティブ・エンジン・フェイルオーバー機能も備えており、要件の厳しい環境に対しても高い信頼性を提供します。1つのプロセッサ・エンジンに障害が発生しても、もう1つのアクティブなプロセッサ・エンジンに自動的に処理がフェイルオーバーされるため、サービスのバックアップ・サーバ /アプリケーションに提供を支障なく継続できます。
■提供について
「EMC Disk Library 6000」シリーズは、本日よりEMCジャパンおよびEMC販売パートナーから提供されます。
<EMCジャパン株式会社について>
EMCジャパンは、あらゆる規模のお客様が、競争優位に立ち、情報からさらなる価値を創出することを可能にするために、情報インフラストラクチャ・テクノロジーとソリューションを開発、提供する世界のリーディング・カンパニーであるEMCコーポレーションの日本法人です。EMCの製品やサービスに関する情報については、以下のWebサイトをご参照ください。 http://www.emc2.co.jp/
EMCおよびSymmetrixは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。
その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。