日本クアンタム、保存コストを削減できるデータ管理ソフト「StorNext 3.0」を発売
日本クアンタム社、データ共有機能を強化し、データ・デデュープ機能により
データ保存のコストをセーブする、StorNext 3.0ソフトウェアを発表
多様なストレージ・ニーズにシングル・ソリューションで対応し、StorNextの優位性を確立。
2007年6月12日- 日本クアンタム ストレージ株式会社(東京都豊島区、代表取締役:桑畑俊一)は、本日、StorNext(R) 3.0データ管理ソフトウェアの日本での正式販売を発表しました。このStorNext 3.0は、すでに米国でクアンタム・コーポレーション(以下クアンタム社、NYSE:QTM)より発表され、販売を開始している製品です。以下、米国でのプレスリリースの抜粋です。
最新のStorNext(R) ソリューションにより、クアンタム社は、自社の製品ラインを充実させ、ユーザのビジネス価値をさらに高めることが可能です。StorNext 3.0は、高性能で柔軟性のあるデータ共有をローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上のサーバに提供し、クアンタム社のデータ・デデュープ・テクノロジ(特許取得済み)との統合によってデータ保存コストを大幅に削減します。さらに、システムがオンラインの状態でも、ストレージ容量を拡張したり、ストレージ・デバイスを交換することができます。
Brian Garrett氏(Enterprise Strategy Group社、業界アナリスト)は次のように述べています。「競合各社がさまざまな製品を統合してコンテンツ主導の市場ニーズに応えようとするなか、クアンタム社はStorNextバージョン3.0で優位な立場を築きました。機能がさらに向上した新しいStorNextは、リッチメディア市場とHPC(High Performance Computing)市場において、共有ファイルシステム、より強化されたワークフロー、自動化されたHSMへの高速アクセスなどの機能が、StorNextソフトウェアをすでに使用している多数のお客様だけでなく、非構造化デジタル・データを効率よく共有および管理する方法を模索している企業にも高く評価されるものと思います。」
StorNext 3.0は、次のような新しい特長によって、顧客の抱えるストレージへのさまざまな課題に対応する上で他社との差別化を図っています。
Distributed LAN Clientにより、LAN上のアプリケーションからストレージの共有プールに対し、従来のネットワーク共有方法に比べさらに高速で柔軟なアクセスが可能になります。LAN Clientでは、クラスタ環境でのゲートウェイのアクセス方法と、パフォーマンスが最適化された通信プロトコルの使用によって、データ共有が強化されるだけでなく、負荷分散や透過的なI/Oフェイルオーバなどのエンタープライズ機能も提供されます。
Data Reduction Storageは、ユーザのデータ容量をセーブするために、データ・デデュープ機能に特化したディスクの階層です。データの保存に必要な容量が少なくなることで、リカバリ・ディスク上により多くのデータを長期間保存できるため、結果としてストレージ容量に対するコストが削減されます。バックアップおよびアーカイブにおけるストレージのパイオニアであるクアンタムには、先進のデータ・デデュープ・テクノロジがあります。StorNextは、このユーザ固有の環境に適したデータ・リダクション・テクノロジが搭載されている最初のソフトウェア製品です。
Dynamic Resource Allocationにより、オンラインでのサービス・オペレーションが可能になり、システムの中断が回避されます。この機能によって、ハードウェアのアップグレード中にストレージ容量を新しく追加したり、透過的にディスクアレイを交換するなど、システムがアクティブの間でもストレージを拡張できます。
<Quantum StorNextのメリット>
StorNextは2002年に発表されてから、ビデオ、画像、オーディオ・ファイル、調査解析データといった、収益につながるデジタル・データの共有、保存、再使用をサポートしてきました。最も厳しい環境で実証されているStorNextは、LANおよびSANのいずれのサーバからでもデータの共有プールに柔軟かつ高速にアクセスできるため、プロジェクトを迅速に完了できます。StorNextは、コスト削減やデータ保護の向上を図るために、ストレージ階層間でデータを透過的に移動させるデータ移動テクノロジ(data movement technology)を備えています。ソリューション全体が、業界での広範なサーバ・プラットフォーム、オペレーティング・システム、およびストレージ・タイプをサポートするオープン・アーキテクチャをベースにしているので、ユーザの選択肢がより広がります。StorNextの優れた柔軟性と拡張性により、リッチメディア、政府機関、自然科学の研究所などの大容量データを取り扱う分野で特に活用されています。
クアンタム社のソフトウェア・セールスのVPであるLance Hukill氏は、次のように述べています。「クアンタム社は、ユーザがデジタル・データを効率よく長期的に使用することで、収益を生みコストを削減できるよう全力を投じています。
また、ITにおけるユーザのニーズは常に進化しており、StorNextの既存のユーザも、新しいニーズの流れに収束され始めています。クアンタム社はStorNextの価値を、より多くのユーザへ提供することが可能であると認識しています。」
◎出荷開始時期
StorNextは、本日より出荷を開始いたします。詳細については、弊社販売代理店までお問合せください。
製品の仕様等はこちら
http://www.quantum.co.jp/product_info/software/stornext/index.htm
クアンタム販売代理店(StorNext取り扱い代理店)
http://www.quantum.co.jp/partner/index.htm#adic_software
クアンタムのデータ・デデュープ・テクノロジとは
http://www.quantum.co.jp/dxi/part1.htm
◇クアンタム社について
クアンタム・コーポレーション(NYSE:QTM)は、データ・バックアップ、リカバリおよびアーカイブ・ソリューションを提供するストレージ市場での世界的なリーダーです。卓越した価格性能比と、包括的なサービスおよびサポートにより、データの完全性と可用性の厳しい要件を満たします。クアンタムでは、あらゆる事業規模のお客様を対象に、業界最先端のテープドライブおよびメディア・テクノロジ、オートローダ、ライブラリから、ディスクベースのバックアップ・システムにいたるまで、幅広いソリューションを提供しています。クアンタムは、テープドライブとテープ・オートメーション市場において世界最大のサプライヤであり、バッアップやリカバリに最適なディスクベース・システムを世界に先駆けて開発しています。
Quantum Corp., 1650 Technology Drive, Suite 800, San Jose, CA 95110,(408) 944-4000,http://www.quantum.com