日本HP、クライアント統合ソリューションの製品ラインアップと販売体制を強化
シンクライアント市場のシェア拡大を目指し、
クライアント統合ソリューションを強化
- Windows Vista(TM)搭載のブレードPCの新製品「HP bc2000」を核に、接続・管理ツール類を拡充。専門部隊も新設 -
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田 晋吾)は、企業の運用管理コストの削減とセキュリティの向上を実現するクライアント統合ソリューション「HP CCI(Consolidated Client Infrastructure)」の適用領域の拡大とユーザの利便性向上のため、製品ラインアップと販売体制を強化します。2005年6月の「HP CCI」の発表以降2年間のビジネス経験から、ニーズが細分化し、お客様のビジネスや部門、用途ごとにそれぞれ適切なソリューションが求められていることが分かりました。今後はブレードPC だけでなく、ブレードワークステーションなども含めた「リモートクライアントソリューション(RCS)」という広い枠組みの中から、お客様のニーズに即した最適なソリューションを提供していきます。
強化施策の第一弾として、本日よりOSにWindows Vista(TM) Businessを標準搭載したブレードPCの新製品「HP bc2000 Blade PC(以下、HP bc2000)」を販売開始します。また、クライアントに送信するデータを圧縮してスムーズな画面表示を実現する「HP Remote Graphics ソフトウェア(以下、HP RGS)」(*1)、シンクライアントからブレードPCへログインする際の、リモートデスクトップ接続を管理する独自のソフトウェア「HP Session Allocation Manager(以下、HP SAM)」などの接続ツール、管理ツール類も強化するほか、新たに専門部隊「RCS市場開発部」を新設し、お客様の要望に柔軟に対応するリモートクライアント環境を提供していきます。
*1:「HP Remote Graphics ソフトウェア」は、米航空宇宙局(NASA)にも使われたHP独自の圧縮技術「HP2テクノロジ」を用い、ネットワークに負荷をかけずに3Dグラフィックスなどの大容量データの高速転送を可能にするソフトウェアです。
<Windows Vista Businessを標準搭載したブレードPC「HP bc2000」>
「HP bc2000」は、低消費電力ながら十分なパフォーマンスを備えるAMD Athlon(TM) 64 プロセッサ2100+を採用し、OSにはブレードPCでは初めて(*2)Windows Vista Businessを標準搭載しています。前モデルの「HP bc1500」と同様の筐体で、電力効率が良く発熱が少ないため、データセンターにブレードPCを集約するような環境での利用に最適です。1エンクロージャに対しブレードPCを20枚搭載することができ、一般的に使用されている42Uのラックでは、280枚のブレードPCを収納できる集約設計になっています。またWindows(R) XP Professional対応用ドライバも用意されており、Windows VistaとXPを混在環境で利用することが可能です。ログインするブレードPCの接続先を変更し、両方のOSを併用しながら業務を行うこともできるため、新OSへの業務移行もスムーズに行えます。
*2:2007年6月 日本HP調べ。
・製品名 HP bc2000 Blade PC
販売価格(税込み) 140,700円
販売開始日 6月14日
・製品名 HP bc2000 Blade PC (10パック)
販売価格(税込み) 1,365,000円
販売開始日 6月14日
<接続プロトコルやセッション管理ソフトウェアを強化>
これまでワークステーションや、ブレードワークステーションでのみ利用可能だった「HP RGS」が、ブレードPCでも利用できるようになります。現在は主にRDP(Remote Desktop Protocol)を画面転送の際に使用していますが、「HP RGS」を用いることで、より大容量データの転送が可能になります。動画などの表示も容易に行えるようになり、ユーザの利便性向上に貢献します。
また、ユーザごとに接続先のブレードPCへの自動割り当てなどを行う独自のソフトウェア「HP SAM」も「HP RGS」に対応し、同時に利用できるようになります。いずれも8月頃から対応予定です。
<シンクライアント市場のシェア拡大に向けた体制強化>
新たにリモートクライアントソリューションに特化した専門部隊「RCS市場開発部」を創設し、市場の分析からソリューションの提供までを一貫して請け負います。また、エンタープライズ領域で高い実績を誇るサーバチームとのさらなる技術連携や、現在13社のHP CCI SI パートナーともこれまで以上に強固な協力体制を構築し、お客様のニーズに即したソリューションの提供に努めていきます。
■ 日本AMD株式会社からのエンドースメント
日本AMD株式会社 取締役 マーケティング本部 本部長 吉沢 俊介 様
HP bc2000 Blade PCは、AMD Athlon 64プロセッサとの融合により、現在企業ITが直面している数多くの難題を解決します。AMDプロセッサが提供する高いワット性能でシステムの高集積化が実現可能となり、またプロセッサの仮想化支援機能が企業のITリソースの最適化を実現します。 AMDは、今後もより低消費電力かつハイパフォーマンスのプロセッサをお客様に提供し続け、日本HPとの協力を更に強化し、シンクライアント/ブレードPCの利用事例の拡大と市場の活性化を推し進めていく所存です。
■本リリースの添付資料は以下のURLでご覧になれます。
新製品スペック一覧表
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/pdfs/fy07-112.pdf
■HPCCIに関する情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/cci/
■リモートクライアントソリューション(RCS)に関する情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/rcs/
■HP bc2000 Blade PCに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/bc2000/
■HP RGSに関する情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/workstation_remote/
■HP SAMに関する情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/cci_sam/
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター TEL: 03-6416-6660
ホームページ: http://www.hp.com/jp/