三菱自、中国電力にも電気自動車「i MiEV」を引き渡し
三菱自動車、中国電力に共同研究用電気自動車『i MiEV』を引き渡す
三菱自動車は、電力会社と共同研究中の次世代電気自動車『i MiEV(アイ ミーブ)』*1に関して、東京電力・九州電力に引き続いて、中国電力にも研究車両を引き渡し、実車を用いての性能評価を実施する。
三菱自動車では、同社が開発中の『i MiEV』について、本年3月には東京電力と九州電力へ研究車両を1台ずつ引き渡すなど、電力会社との共同研究を着実に進めている。この共同研究において、三菱自動車は研究車両の供給や実証走行データの分析、電力会社側は実証走行の実施・データの収集や市場での実用性評価を担当している。
三菱自動車は、中国電力との共同研究において、これまで事前の検討・確認作業を進めてきたが、本日、6月15日(金)に研究車両『i MiEV』1台を引き渡した。この車両は、東京電力・九州電力に引き渡した車両と同様に、電力会社における業務車両としての適合性や、急速充電インフラとの整合性などの確認に用いられる。
なお、三菱自動車と各電力会社では、この性能評価を経て、本年秋を目途に研究車両台数を増やして、実際の運転環境での走行や市場での受容性を確認する実証走行(フリートモニター)を開始する予定である。
三菱自動車では、環境問題への対応やエネルギー多様化への対応のため、この『i MiEV』を始め、次世代ディーゼルエンジンや、エタノールでも走行可能なフレキシブル・フューエル・ビークル(FFV)など様々な技術開発を行っており、また「パジェロの森」森林育成活動など環境保全に向けて総合的な取り組みを展開している。
*1 軽自動車『i(アイ)』をベースに、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載した電気自動車
MiEV・・・Mitsubishi innovative Electric Vehicle
(※ 参考画像は関連資料を参照してください。)