富士通、PDMソフト「プレミア」でデータ連携が可能な三次元CAD「Inventor」など販売
PDMソフトウェア「PLEMIA」の対応CAD製品を拡大
~三次元CAD「Inventor」やデジタルモックアップツール「VPS」とのデータ連携を実現~
当社はこのほど、製品開発の情報を管理するPDM(注1)ソフトウェア「PLEMIA(プレミア)」において、三次元CADソフトウェアで高いシェアをもつ「Inventor(インベンター)」(注2)、および三次元仮想試作を行う当社のデジタルモックアップツール「VPS(ブイピーエス)」各々とのデータ連携を行うことができる「PLEMIA/EDM Inventor(プレミア イーディーエム インベンター)」ならびに「PLEMIA/EDM VPS(プレミア イーディーエム ブイピーエス)」を開発し、本日より販売を開始します。
お客様は、「PLEMIA/EDM Inventor」を活用いただくことで、「Inventor」の設計資産を安全かつ簡単に一元管理することができます。また、「PLEMIA/EDM VPS」では、「VPS」の設計資産を一元管理することで、設計部門と生産部門が設計段階の情報を共有することができます。生産部門では、設計内容をもとに、生産工程を最適化するための事前検証が可能となり、品質向上、リードタイム短縮が図れます。
近年、大手企業を中心に進んでいる三次元CADソフトウェアを活用した製品の設計が中小企業まで拡大しつつあります。これに伴い、膨大な三次元設計データを安全かつ簡単に利用できるデータ管理の仕組みが求められています。また、開発・設計者は製品に応じて最適な三次元CADソフトウェアを利用する傾向にあり、異なる種類のCADデータの一元管理へのニーズも高まっています。さらに、当社が提供する三次元仮想試作を行える「VPS」において、これまでの立体仮想試作に加え、生産工程のシミュレーションツールとしてのニーズも高まっています。
当社はこれまで「PLEMIA」において、当社の三次元CADソフトウェア「SolidMX(ソリッドエムエックス)」や主要な三次元CADソフトウェア「SolidWorks(ソリッドワークス)」(注3)、「SolidEdge(ソリッドエッジ)」(注4)などとのデータ連携を行える製品を提供してきました。上記を踏まえ、今回新たに、国内で高いシェアをもつ三次元CADソフトウェア「Inventor」、および「VPS」とのデータ連携を行える新製品を提供し、「PLEMIA」の対応CAD製品を拡大します。
当社は、製品の企画設計・開発、ものづくり現場、販売、サポートまでを総合的にサポートする「PLMソリューション」のラインナップに新製品を加え、次世代の開発設計環境を強力に支援していきます。
尚、新製品は、6月27日(水曜日)から6月29日(金曜日)まで、東京ビッグサイトで開催される「第18回設計・製造ソリューション展」に出展いたします。
【 販売価格、および出荷時期 】
製品名:PLEMIA/EDM Inventor
販売価格(税別):320万円(5ネットワークライセンス)より
出荷時期:6月15日より
製品名:PLEMIA/EDM VPS
販売価格(税別):280万円(5ネットワークライセンス)より
出荷時期:6月15日より
【 販売目標 】
「PLEMIA」全体で、今後3年間で1万クライアント。
【 本製品の特長 】
1.安全かつ簡単に設計データを活用、設計ノウハウの再利用を促進
ユーザ権限に基づくアクセスコントロール機能や承認ワークフロー機能、排他制御機能などにより、安全にデータを活用しながら設計を行うことができます。また、三次元CADデータ、マニュファクチャリングデータ(注5)、設計に関わる多様な形式のエンジニアリングデータを一元管理し、CADプロパティ(管理ファイルの属性)の連携、設計変更の影響範囲の検索、一括流用など、設計ノウハウの再利用を促進し、設計、開発力強化に貢献いたします。
2.お客様の業務に高信頼で最適な管理体系を構築
日本の製造業における設計スタイルは、ひとりの設計者が企画から詳細設計、量産設計まで手がけるケースや複数の製品設計を担当するケース、また機能ごとに設計を分担して行うケースなど多種多様です。「PLEMIA」では、三次元データの管理体系として一般的なオブジェクト管理(製品単位でのデータ管理)体系に加え、設計者単位や機能単位など、お客様の設計スタイルに応じた管理体系を、エクスプローラライクな使いやすい操作で自由に構築することができます。また、柔軟な管理体系を実現しながら、オブジェクト管理上のリンク関係を保持し、高信頼な設計データ管理環境を提供します。
3.「Inventor」や「VPS」に対応
・「PLEMIA/EDM Inventor」では、「Inventor」を使用されている多くのお客様に「PLEMIA」の先進的な機能を利用いただけます。「Inventor」の設計資産を「PLEMIA」で安全かつ簡単に一元管理できます。
・「PLEMIA/EDM VPS」により、「VPS」の設計資産を一元管理することで、設計部門と生産部門が設計段階の情報を共有できます。生産部門は、設計内容をもとに、生産工程を最適化するための事前検証が可能となり、品質向上、リードタイム短縮を図れます。
【 動作環境 】
●DBサーバ
O S :Microsoft(R) Windows(R) Server 2003
D B :Oracle(R) 9i、Oracle(R) 10g
CPU :Intel(R) Pentium4R 3.0GHz以上
メモリ :2GB以上(推奨)
●クライアント
O S :Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional、Microsoft(R) Windows(R) XP Professional
D B :Oracle(R) Net 9i、Oracle(R) 10g
CPU :Intel(R) Pentium(R)III600MHz以上
メモリ :512MB以上(推奨)
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以 上
【 注 釈 】
注1 PDM(Product Data Management):製品情報管理。製品の開発時に必要となる情報を一元管理して、開発期間の短縮を図る管理手法。
注2 Inventor:AutoDesk社(米国)が開発、販売する三次元CADソフトウェア。
注3 SolidWorks:SolidWorks社(米国)が開発、販売する三次元CADソフトウェア。
注4 SolidEdge:UGS社(米国)が開発、販売する三次元CADソフトウェア。
注5 マニュファクチャリングデータ:開発製品の各部品の生産準備段階での組立性や試験性を検討するためのデータ。
【 関連リンク 】
PLEMIA(プレミア) 富士通のPDM(製品データ管理)
http://jp.fujitsu.com/solutions/plm/pdm/plemia/
【 本件に関するお問い合わせ 】
富士通コンタクトライン
電 話:0120-933-200
受付時間:午前9時~午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
E-mail:plm-info@cad.ssg.fujitsu.com