米ブリストル・マイヤーズ、メディビール社と成人のHIV-1感染治療薬の開発・商品化で提携
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とメディビール社
成人のHIV-1感染治療薬MIV-170の開発・商品化で
全世界的に提携することを発表
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(NYSE: BMY/本社: アメリカ・ニューヨーク/暫定CEO: ジェームズ・M・コーネリアス)とメディビール社(MVIRb.ST/本社: スウェーデン・ストックホルム/ CEO兼社長: ラーシュ・アドラーソン)は、抗レトロウイルス薬レジメンの一環として、成人のHIV-1感染の治療を目的とする前臨床段階の非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI: non-nucleoside reverse transcriptase inhibitor)MIV-170の開発・商品化で全世界的に提携すると発表しました。
契約条件には、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が前払い金として750万ドルをメディビール社に支払うことが含まれます。またメディビール社は、今回の提携の下で商品化される製品の売り上げに基づく最大2桁のロイヤルティーに加え、あらかじめ設定された開発・薬事のマイルストーン報酬としてこの提携から総額9700万ドルを受け取ります。
ライセンス契約に基づき、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、メディビール社が商品化の権利を保有する北欧地域を除く全ての国の全世界的な開発・商品化に責任を負います。
メディビール社のCEO兼社長ラーシュ・アドラーソンは、次のように述べています。「HIV/エイズ治療薬のグローバルリーダーとして広く認知されたブリストル・マイヤーズ スクイブ社にMIV-170の開発と商品化の機会を提供できることは大変喜ばしく、誇りに思います。この3カ月弱の間にメディビールのポリメラーゼ阻害剤をライセンス導出したのは今回で3回目であり、これは当社の有望性の現れであると言えます。」
ブリストル・マイヤーズ スクイブ医薬品研究所(PRI)の最高科学責任者兼社長エリオット・シーガルは、次のように話しています。「今回の提携は、重大なメディカル・ニーズがある領域の治療薬にフォーカスするというブリストル・マイヤーズ スクイブの戦略に沿っています。当社はMIV-170がHIV/エイズの患者さんに新たな治療オプションをもたらす可能性を秘めていると確信しており、メディビール社と提携してこの化合物の開発と商品化を進めていくのを楽しみにしています」
MIV-170について
MIV-170は、新しい構造クラスのNNRTIです。ポリメラーゼ阻害剤のMIV-170は、in vitroでの優れた効力と前臨床研究での耐性バリアの改善を実証しています。MIV-170化合物は、データの結果が出れば、HIV患者に新たな治療オプションをもたらす可能性があります。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社について
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、「豊かに長生きできる人生の実現」をミッションとする、医薬品と関連するヘルスケア製品を扱う世界企業です。詳細は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のウェブサイトwww.bms.comをご覧ください。
メディビール・グループについて
メディビールは、広く蔓延した疾患の治療薬を開発しています。目標は、自社製品を上市する自律的で収益性の高い研究開発型製薬企業となることです。拠点は、スウェーデンのフッディンゲと英国エセックス州チェスターフォード・リサーチパークにあります。
グループは、メディビール社、子会社メディビールUK Ltd、メディビールHIV フランチャイズ社、メディビール・パーソナル社で構成されます。2005年12月末現在の社員数は133人です。1996年、メディビールはストックホルム証券取引所のOリストに上場しました。
メディビールの研究ポートフォリオには、C型肝炎、口唇ヘルペス、骨粗鬆症、関節リウマチ(RA: rheumatoid arthritis)、喘息、多発性硬化症(MS: multiple sclerosis)が含まれます。メディビールは7件の個別プロジェクトを開発中で、うち1件が第III相の段階にあります。
詳細は、メディビールのウェブサイトwww.medivir.comをご覧ください。
<将来予想に関する 記述>
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の将来予想に関する 記述
本プレスリリースは、製品開発に関する1995年私募証券訴訟改正法で定義されている「将来予想に関する記述」を含んでいます。そうした将来予想に関する記述は現在の予想に基づくものであり、何らかの現在の予想を遅延・転換・変更させ得る要因や実際の成果・業績を現在の予想と実質的に異なるものとし得る要因等の内在的なリスクと不確実性を伴います。将来予想に関する記述は一切保証されません。例えば、製品が規制当局の承認を受ける、あるいは承認を受けても商品化に成功するという保証はできません。本プレスリリースの将来予想に関する記述は、ブリストル・マイヤーズ スクイブの事業に影響を及ぼす多くの不確実性、特に2005年12月31日締めのブリストル・マイヤーズ スクイブの年次報告書(Form 10-K)と各四半期報告書(Form 10-Q)の警戒要因の議論で明らかにされている不確実性と共に評価する必要があります。ブリストル・マイヤーズ スクイブは、新しい情報や将来の出来事等の結果としてであろうとなかろうと、将来予想に関する記述を公的に更新する義務を負いません。
