サイレックス・テクノロジー、ICカード搭載型の真皮指紋認証センサーを発売
サイレックス・テクノロジー、ICカード搭載型真皮指紋認証センサ『SX-Biometrics Suite with S2』を発表
~ICカード+指紋でワンランク上のセキュリティを実現~
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:大阪府東大阪市、社長:河野剛士、以下:silex)は、UIMカードリーダ/ライタが付いた真皮指紋読み取り型USBスワイプセンサ『SX-Biometrics Suite with S2』(以下、S2)を10月下旬から国内及び世界市場に向けて出荷いたします。
『S2』は、2006年5月発売の『S1』に続く真皮指紋認証センサの第2弾です。S2本体に搭載されたICカードの1種であるUIMカードは耐タンパ性(情報の機密性)に優れた構造を持っており、PINコードの入力と指紋認証をしなければ格納された指紋データを取り出せない仕組みを持っています。
ユーザ本人によるUIMカードの所持という「所持品認証」+PINコードという「記憶認証」+生体による「指紋認証」という複合認証によって、PCに保存された機密情報への不正アクセスに対して、より高いセキュリティ性が確保されます。
『S2』は、ユーザ自身が指紋情報をUIMカード内で自己管理することで、サーバ環境での集中運用時に発生するユーザ指紋データの集中管理リスク・負担をなくします。サーバレス運用の実現により、トータル運用コストの削減、また柔軟なシステム環境設定・拡張を可能にしています。
さらに『S2』は利用場所を選ばないコンパクトな本体も特徴。安全性だけではなく利便性も追求しています。オフィスでは付属の専用クレードルに載せて使用、移動中の新幹線やホテルのロビーなど外出先では本体のみを手に持って、スマートに使用することができます。
<silexが提供する「真皮指紋認証」とは>
『S2』は指表面(表皮)の更に下層にある完全な指紋パターンが形成された「真皮」をRF方式で読み取ることにより、乾燥指や表面に傷がある指でも、高い精度で指紋の特徴点データを取得する事を可能にしています。また、『S2』搭載のスワイプ式センサは、指が直接センサ面に触れないフィルムセンサタイプになっており、静電気やセンサ面の傷、汚れなどにも業界最高水準のタフな耐久性を発揮し、自社開発の高速・高性能アルゴリズムを搭載した多機能指紋認証ログオンソフトウェア"SX-Biometrics Suite"(同梱)との併用で高い運用性を実現します。
◆ 製品概要
製品名 SX-Biometrics Suite with S2 (指紋認証ログオンソフトウェア付属)
価格 オープン価格
発売日 2006年10月下旬
インタフェース USB2.0 Full Speed(USB1.1互換)
外形寸法 L:67mm×W:40mm×H:14mm(クレードルを除く)
ケーブル長 1.5m、20cm(脱着式A to Mini-B type)
重量 本体:約25g クレードル:約60g
同梱品 指紋センサ本体、クレードル、USBケーブル2本、CD-ROM(指紋認証ログオンソフトウェア"SX-Biometrics Suite for COMBO")、スタートアップガイド、ガイダンス、保証書
サイレックス・テクノロジーについて
<ホームページ http://www.silex.jp/japan/index.php >
サイレックス・テクノロジー株式会社は、プリントサーバやUSBデバイスサーバなどネットワーキングテクノロジーを核としたソリューション事業を展開する研究開発型企業です。卓越した独自のネットワークソフトウェアと組込み技術により、日本で初めてLAN対応プリントサーバを製品化し、過去10年間にわたり国内プリントサーバ市場でNo.1の実績を誇っています。さらに近年、バイオメトリクス認証にも事業領域を広め、独自の指紋認証製品を開発・販売し、国内業界でトップクラスの出荷実績を有しています。設計から製造まで国内一貫生産体制を確立、海外ではドイツ、中国、アメリカに販売・開発拠点を持ち、当社の技術、品質、サービスは国内外で高い評価を得ています。当社はJASDAQに上場しています。