JCB、365日稼働のセブン銀行のATMで来年6月から海外発行カードの取り扱い開始
海外発行JCBカード、日本全国セブン銀行ATMにて取り扱い開始
~日本全国セブン-イレブンを中心に、365日24時間、1万1千台以上のATMで現金の引き出しが可能に~
業界最大手の株式会社ジェーシービー(代表取締役執行役員社長:信原 啓也、以下:JCB)は、株式会社セブン銀行(代表取締役社長:安斎 隆、以下:セブン銀行)と提携し、海外で発行するJCBカード会員の利便性向上を目的に、平成19年6月を目処に、セブン銀行が展開する日本全国のATM約11,700台での海外発行JCBカードの利用を可能にいたします。
JCBは、日本発唯一の国際クレジットカードブランド会社として、1981年よりJCB会員の利便性確保を目的にJCB加盟店網の拡充に努めてまいりました。
さらに、国際戦略の一環として、アジア地域における現地でのJCBカード発行を強力に推進しており、海外発行会員数は、日本への渡航者が多い台湾、韓国を中心に19ヶ国と地域で、470万人を超える勢いで伸びております。
セブン銀行は、536の提携金融機関と提携し、国内のセブン-イレブンの店舗を中心に、31都道府県に約11,700台の24時間365日稼働するATMネットワークを構築・運営しています。
近年、日本政府のビジット・ジャパン・キャンペーンの推進もあり、2005年度の海外から日本への渡航者は680万人を超え、年々増加傾向にあります。一方で、日本では海外発行のキャッシュカードやクレジットカードで、手軽に現金を引き出せるATMが少ないことから、海外からの旅行者やビジネス渡航者から、利用可能なATMの拡大に対するニーズが高まっておりました。
このたびの提携は、世界でもっとも有名なコンビニエンスストアであるセブン-イレブンの国内店舗に設置したATMを、海外発行のJCBカードに開放することで、海外からのお客さまの誘致と利便性向上を推進したいセブン銀行と、急増する海外JCBカード会員の利便性確保のため、日本渡航時のキャッシングポイント拡大を図りたいJCB、双方意向が一致し実現したものです。
これにより、海外現地発行のJCB会員は、合計で約43,500台のATMを利用することが可能となり、日本国内のセブン-イレブンでは、24時間365日、安心してキャッシングサービスをご利用いただけます。 セブン銀行のATMの画面および取引明細書は、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の4ヶ国語に対応する予定としており、旅行からビジネスまで、幅広い地域、幅広い目的の渡航者の利便性が確保されることになります。
また、JCBが提携する中国銀聯(China UnionPay Co.,Ltd、本社:上海市、総裁:万 建华)が発行する10億枚以上のキャッシュカード利用者も同時に、JCB経由の接続を通じて、セブン銀行ATMにて日本円の引き出しが可能になります。さらに今後は、JCBが先般、戦略的提携を締結した米国の大手クレジットカード会社ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(Discover Financial Services LLC、本社:イリノイ州、会長兼CEO:デイビッド ネルムス)が保有する、5,000万人以上のディスカバーカード会員、および9,000万人以上のパルスカード会員へも2008年以降、キャッシングサービスを提供すべく取り組んでおり、アジア地域・北米地域からの日本への観光客誘致にも大きく貢献できるものと期待しております。
今後もJCBは、海外JCB会員の利便性向上を図ることでJCBのブランド力の更なる強化と、日本国内観光産業へ貢献に取り組んでまいります。
以上