制作物管理と制作業務のネットワーク化を支援する新サービス「any」を提供開始
~新サービスのシステム基盤にオラクルの最新プラットフォーム製品「Oracle 10g」を採用
コンテンツ業界における企業間コラボレーションを推進~
株式会社クリーク・アンド・リバー社(大証ヘラクレス4763、本社:東京都港区赤坂7-3-37、代表取締役社長:井川幸広、以下 C&R社)と日本オラクル株式会社(東証1部 4716 本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、C&R社がコンテンツ業界を対象に、制作物の管理とそれに関わる制作業務のネットワーク化および効率化を支援する新サービス「any」を2005年4月1日より提供開始することを発表します。
コンテンツ業界では各作業者による個々の制作業務のデジタル化は進んできましたが、制作されたコンテンツや、素材データの社内における他の作業者との共有や企業間における受け渡しなどは、現在も進んでおらず、パソコン単位でのデータ蓄積、MOやCD-Rによる郵送、メール添付といったアナログ的な手法によって行われています。このような中、インターネットや高速ブロードバンドネットワークの普及を中心としたITインフラの整備により、制作物の一元管理や制作業務のネットワーク化とそれによる効率化へのニーズが高まってまいりました。C&R社は、このようなコンテンツ業界における動向やニーズに対応するため、制作物の管理に関する豊富なノウハウと制作現場における業務工程の経験を活かして、これらの作業をシステム化し、ASPサービス「any」としてコンテンツ業界に提供していきます。「any」のユーザは、制作物のコンテンツ管理、制作プロジェクト単位における複数企業間の作業管理や情報共有、さらには制作物とDTPシステムやWebシステムとの連携を行う機能を利用することが可能になり、企業間をまたぐコラボレーションを実現します。
「any」を支えるシステムには、制作物の電子データを効率よく管理する仕組みとしてリレーショナル・データベースが導入されています。さらに、そのデータベースには、高いセキュリティとユーザの利用が集中した場合においても安定したサービスを維持するための信頼性や、サービスを利用するユーザが増加した際にそのシステムの増強に柔軟に対応できる拡張性なども備えています。日本オラクルは、今後コンテンツ業界におけるコンテンツ管理とコラボレーションの促進は、オラクルのデータベース製品の市場拡大につながることを見込み、本サービスのシステム設計から構築にいたるまで、専門の技術者を常駐させて、オラクルの最新データベース「Oracle Database 10g」と最新のアプリケーション・サーバ「Oracle Application Server 10g」を基盤としたサービスの立ち上げを支援しました。今後も、「any」のビジネス拡大、安定したサービス提供のために、C&R社と日本オラクルは協力してまいります。
C&R社は、主に通販業界やカタログメーカー、出版社、制作会社、広告代理店などの企業をターゲットに積極的に「any」の営業活動を行い、初年度5億円の売上を目標としております。本サービスの詳細は、2005年2月2日(水)~4日(金)に池袋サンシャインにて開催予定の印刷・出版業界向けのイベント「PAGE2005」にて紹介します。また、今回の事業開発にあたり2004年12月6日に子会社化しました株式会社オープンマジック(本社:東京都港区赤坂7-3-37、代表取締役:長谷部誠)のDTP連携技術およびマーケティング連携技術を用いています。
◆ 「any」概要
提供開始日:2005年4月1日
価格:4月までに詳細決定する予定
提供機能(4月以降に順次、機能追加):
1. コンテンツ管理機能
ファイルキャビネットおよびファイル送信機能を備えた制作素材の効率的な管理機能と、
媒体特性に合わせたルール作成および媒体素材の管理機能
2.ワークフロー設計機能
制作者への仕事の役割分担機能と、媒体設計に基づいた作業グループ作成とユーザ権限の設定機能
3.プロジェクトマネジメント機能
複数プロジェクトにおける制作者間のタスク管理機能および、スケジュール管理などの進捗状況把握機能
4.クロスメディア連携機能
媒体のコンテンツ構造とアセットルールに基づいた素材の書き出し機能。紙、WEB、モバイルとのデータ連携するためのプラグインおよび、DBへの書き戻し機能
5.マーケティング連携機能
社内基幹システムとの連携による、売上情報と制作物情報の結合、マーケティングのためのプランニング履歴の管理機能
●「Oracle Database 10g」について
「Oracle Database 10g」は小規模サーバーから最大規模のSMPサーバー、クラスタからエンタープライズ・グリッドまで、全ての環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、XML文書、空間・位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。
●「Oracle Application Server 10g」について
「Oracle Application Server 10g」は、変化するビジネス上の要求へ効果的に対応するための基盤をあらゆる規模の企業に提供する、統合された標準準拠のソフトウェアです。「Oracle Application Server 10g」はJ2EEとグリッド・コンピューティングの完全なサポート、企業ポータルソフトウェア、高速なキャッシング、迅速なアプリケーション開発、アプリケーションとビジネスの統合、ワイヤレス機能、Webサービスなどを単一のパッケージで提供します。「Oracle Application Server 10g」はグリッド・コンピューティングに最適化されているため、顧客はITシステムにおいてより優れた可用性を実現し、ハードウェアと管理に要するコストを削減することができます。
●株式会社クリーク・アンド・リバー社について
C&R社は、約26000人のクリエイターと約900社のプロダクションを抱える国内最大級のクリエイターエージェンシー。映像・広告・出版・WEB・ゲーム・モバイル・海外事業など、幅広いクリエイティブ分野において人材派遣やアウトソーシング、プロデュース業務などを展開しております。URLは、http://www.cri.co.jp/ 。2000年にナスダック・ジャパン(現大証ヘラクレス4763)に上場。従業員数152名(2005年1月末現在)。
●日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,448名(2004年5月末現在)。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
株式会社クリーク・アンド・リバー社
営業推進室 「any」担当 緒方/福地
電話:03-5474-3463 E-mail:ogata@hq.cri.co.jp
プレスルーム http://corporate.cri.co.jp/ir/index.html
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報担当:石川
TEL:03-6238-8179 E-mail:junko.ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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