キヤノン、普及クラスのポータブルHDTVズームレンズ2機種を発売
キヤノンが普及クラスのポータブルHDTVズームレンズ2機種を発売
キヤノンは、普及クラスのHDTVレンズ「HDgc」シリーズの新製品として、1/2型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した16倍ズームレンズ“KH16e×5.7 IRSE”と、1/3型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した20倍ズームレンズ“KT20×5B KRS”を10月中旬より順次発売します。
いずれの機種も、キヤノンが誇る先進の光学設計により、諸収差を良好に補正しているほか、全ズーム領域において画面周辺まで高解像度と高コントラストを持つレンズに仕上げています。また、高レベルな光学性能を保ちながら、小型・軽量化を達成しているほか、保持したときのカメラバランスを考慮し、ホールド感を高めたエルゴノミクスデザインを採用しています。
さらに、“KH16e×5.7 IRSE”においては、情報ディスプレイとデジタル機能選択キーを装備した、制御ユニット「デジタルドライブ」を搭載することにより、ズームポジションやズームスピードなどの制御が容易にかつ迅速に設定できるなど、操作性をさらに向上しています。
なお、これらの製品は、9月8日から12日までオランダのアムステルダムで開催される放送機器展「IBC 2006」に出展されます。
【主な特長】
●1/2型CCD搭載のHDTVカメラに対応した16倍ポータブルズームレンズ“KH16e×5.7 IRSE”
●1/3型CCD搭載のHDTVカメラに対応した20倍ポータブルズームレンズ“KT20×5B KRS”
●ズーム全域で高解像度、高コントラストを実現するなど優れた光学性能を達成
●小型・軽量化を実現
●保持したときのカメラバランスを考慮し、ホールド感を高めたエルゴノミクスデザインの採用
●RoHS 指令に対応した環境配慮
・製品名 キヤノンKH16e×5.7 IRSE
価格(税別) 155万円
発売日 2006年10月中旬
生産台数 1,000台/年
・製品名 キヤノンKT20×5B KRS
価格(税別) 126万円
発売日 2006年11月中旬
生産台数 1,000台/年
【市場動向と開発の背景】
近年、デジタルハイビジョン放送の普及やハイビジョン対応の薄型テレビ市場の拡大に伴い、ハイビジョン映像に対するニーズが高まっており、普及クラスのHDTVシステムの市場は急速に膨らんでいます。そのなかで、カメラ本体のCCDサイズを1/2型や1/3型にコンパクト化することでコストパフォーマンスを高めるなど、各社がHDTVシステムの普及を促進するさまざまな取り組みを活発化させています。また、技術の進展に伴いカメラ本体の小型・軽量化が進むとともに、記録媒体として光ディスクやメモリーカード、ミニDVテープなどの多様なメディアの採用が増えつつあり、装着するレンズにも、普及クラスのHDTVカメラに対応した性能・価格帯を実現しながら、さらなる小型・軽量化を望む声が高まってきています。さらに、環境への関心が世界的に高まる中、プロ用機器においても環境配慮製品が求められています。
キヤノンはこうした市場動向を捉え、普及クラスのHDTVシステムに対応するとともに、優れたコストパフォーマンスを持ったHD対応レンズの新シリーズ「HDgc」を本年春に立ち上げ、すでに4機種を市場に投入しています。今回発表する新製品は、1/2型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した“KH16e×5.7 IRSE”と、1/3型CCDを搭載したHDTVカメラに対応した“KT20×5B KRS”です。これら2機種の市場投入により、「HDgc」シリーズにおける製品ラインアップのさらなる拡充を図ります。
【この件に関する問い合わせ先】
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 放送機器営業部
〒108-8011 東京都港区港南2-16-2
TEL 03-3740-3304(直通)
FAX 03-3740-3308
【インターネット】
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