マイクロソフト、HPCクラスタ・ソリューション「Windows CCS」日本語版を提供
HPCクラスタの本格的な普及を推進
HPCクラスタの優れたWindows連携、構築、管理を実現する
「Microsoft(R) Windows(R) Compute Cluster Server 2003」
日本語版を10月2日(月)より提供を開始
~パートナー 31社が、対応ハードウェア、ソフトウェア、構築サービスなど各種ソリューションを順次提供 ~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、High Performance Computingクラスタシステム(HPCクラスタ)のシームレスなWindowsシステムとの連携、効率的な構築、管理を実現する、「Microsoft(R) Windows(R) Compute Cluster Server 2003」日本語版(以下、Windows CCS)を、10月2日(月)より提供開始します。
Windows CCSは、マイクロソフトが提供する初めての、HPCクラスタ・ソリューションです。この製品にはオペレーティングシステムとHPCクラスタを構築するのに必要な通信ライブラリ、リソース管理ツール、ジョブスケジューラなど、ユーティリティが全て含まれており、簡単なGUI操作でHPCクラスタの構築、運用が可能です。ユーザは普段使い慣れたWindowsデスクトップ環境と同様の操作感でHPCクラスタを利用でき、また並列処理プログラムの開発、デバッグはMicrosoft Visual Studio 2005に統合され、効率的な開発が可能です。Windows CCSはシステム管理者、ユーザ、開発者に親切な統合HPC環境を実現します。
【 HPCクラスタの優れたWindows連携、構築、管理を実現 】
現在、従来の高価なスーパーコンピュータに代わって、科学技術、自動車/航空、金融、製薬/バイオなど幅広い産業の研究や開発に、多数のPCサーバーを接続し、低コストで高い演算処理が可能なHPCクラスタが数多く利用されています。しかし、一方で、これらHPCクラスタの構築、運用、管理には高度な知識と経験が必要となり、誰もが幅広く使える状況ではないことも事実です。
Windows CCSは、Windowsシステムをベースとすることで、HPCクラスタの使い勝手を向上させると共に、RDMA(Remote Direct Memory Access)とWinsock Directにより低レイテンシ高スループットを実現する、業界標準のMPI2 (Message Passing Interface 2)と互換性を持つ通信ライブラリMS-MPI(Microsoft MPI)を備えています。さらに、リソース管理ツール、ジョブスケジューラ、パフォーマンスモニタなどHPCクラスタの構築、運用、管理に必要な機能を集約したCompute Cluster Administratorを提供、ベースとなるOSにはHPCクラスタ向けチューニングを適用したx64アーキテクチャ対応の実績ある「Microsoft Windows Server(R) 2003x64 Editions」を採用し、長時間におよぶ膨大な計算にも耐え得る統合HPC環境です。
【 HPCクラスタの普及を促進 】
マイクロソフトは、日本でのHPCクラスタの普及において、HPCコミュニティやパートナー企業とも協力しながら、科学技術、自動車/航空、医療、金融など幅広い産業の研究や開発に携わっているお客様に Windows CCSを提供していきます。
すでに、学術利用ならびに次期製品開発へのフィードバックを目的とした東京工業大学イノベーションセンターの開設や、同志社大学と共同での産業界へのハイパフォーマンスコンピューティングの普及啓蒙を担う「Windows HPCコンソーシアム」を設立するなどの取り組みを行っております。さらに、以下のパートナー各社から、Windows CCSに対応した製品が順次提供されます。
■ Windows Compute Cluster Server 2003 対応サーバー
HPCシステムズ株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社、Tyan Computer Japan、デル株式会社、ビジュアルテクノロジー株式会社、株式会社日立製作所、日本電気株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社日本コンピューティングシステム、日本ヒューレット・パッカード株式会社、富士通株式会社
■Windows Compute Cluster Server 2003 構築サービスおよび関連ハードウェア
有限会社アイ・ティ・オーシステムズ、インテル株式会社、HPCシステムズ株式会社、NECフィールディング株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社、シスコシステムズ株式会社、住商情報システム株式会社、デル株式会社、株式会社電通国際情報サービス、トーメンサイバービジネス株式会社、ビジュアルテクノロジー株式会社、日本電気株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本エイ・エム・ディ株式会社、株式会社日本コンピューティングシステム、日本ヒューレット・パッカード株式会社、ファウンドリーネットワークスジャパン株式会社、富士通株式会社、株式会社ベストシステムズ
■Windows Compute Cluster Server 2003 対応ソフトウェア
株式会社アライドエンジニアリング、アンシス株式会社、株式会社イマジオム、インテル株式会社、株式会社 ヴァイナス、ウルフラム リサーチアジア リミティッド、エムエスシーソフトウェア株式会社、サイバネットシステム株式会社、株式会社ソフトウェアクレイドル、フルーエント・アジアパシフィック株式会社、有限会社リヴィールラボラトリ
*複数ソリューション(Windows CCS対応サーバー、構築サービス、関連ハードウェアおよび対応ソフトウェア)の提供するパートナーは、重複して記載しています。
【 製品構成と発売概要 】
□製品名
「Microsoft(R) Windows(R) Compute Cluster Server 2003」日本語版
□販売開始日 2006年10月2日(水)
□価 格 添付資料参照
□販売形態 全国の販売店での取り扱い
また、Windows CCS 2003の1枚目のディスクを構成する「Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Compute Cluster Edition」 ならびに2枚目のディスクを構成する 「Microsoft(R) Compute Cluster Pack」 も個別に提供されます。
(Windows CCS と同じく、2006年10月2日(水)に提供を開始します)
●添付資料あり。
*Microsoftは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
<この件に関するお問い合わせ>
マイクロソフト株式会社
■一般の方からのお問い合わせ先
インフォメーションセンター
Phone.0120-41-6755