丸紅、三井物産などと共に赤道ギニアLNGプロジェクト第二トレーンの基本設計を米社に発注
赤道ギニア液化天然ガス(LNG)第二トレーンプロジェクトの基本設計を発注
丸紅株式会社は、100%子会社の丸紅ガス開発株式会社を通じ、米国マラソン・オイル社、ソナガス社(赤道ギニア国営ガス会社)、三井物産株式会社との国際コンソーシアム(赤道ギニアLNG社)の株主として、赤道ギニア沖ビオコ島における赤道ギニアLNGプロジェクトに参画しています。今般、同コンソーシアム株主4社は、同プロジェクト第二トレーンの基本設計(Front-End Engineering Design = FEED)契約を米国ベクテル社と締結しました。同FEEDは、年産4.4百万トンの液化関連設備を対象としており、2007年第一四半期までに完了する見通しです。
同コンソーシアムは、周辺諸国も含めたギニア湾岸に存在する豊富な天然ガス源の商業化を進め、赤道ギニアを同地域における天然ガスの供給拠点としたいと考えております。この天然ガスはビオコ島に集荷され、同設備にて液化した後、環境面から今後も大きな需要増が見込まれている大西洋周辺の消費地向けに輸出する予定です。
第二トレーンプロジェクトの実現には、ギニア湾岸地域の天然ガス生産者との間での原料天然ガスの長期契約の締結が必要で、現在、同コンソーシアムは、赤道ギニア内及び、ナイジェリア、カメルーンの天然ガス生産者との間でその交渉を進めています。同コンソーシアムは、原料天然ガスの確保とFEEDの完了をもって2007年中に最終投資決定を行う予定です。
年産3.4百万トンの生産能力を有する同プロジェクト第一トレーンは、現在、順調に建設が進んでおり、2007年半ばからのLNG出荷を予定しています。本年6月末時点での進捗率は87%となっています。
赤道ギニアLNG社の株主各社の出資比率は、マラソン・オイル社が60%の他、ソナガス社が25%、丸紅ガス開発株式会社が6.5%、三井物産株式会社が8.5%となっています。
【 マラソン・オイル社 概要 】
所在地:米国、テキサス州
設 立:1887年
事業内容:石油・ガスの生産、販売等
売上高:633億ドル
【 赤道ギニア国営ガス会社 概要 】
所在地:赤道ギニア
設 立:2005年
所 轄:赤道ギニア政府
以 上