矢野経済研究所、「中古車流通マーケットの動向調査」結果を発表
中古車流通マーケットの動向調査
1. 調査要綱
矢野経済研究所では、中古車流通マーケットに関して、特に一般消費者への小売の状況にフォーカスし、中古車の流通状況や主要な中古車流通事業者の戦略・特徴などを調査、マーケットの現状と今後の方向性を検証した。
1. 調査対象: 主要中古車流通事業者(販売・買取)226社
2. 調査期間: 2006年5月~7月
3. 調査方法: 面談調査、アンケート調査、電話調査、官公庁・業界団体等の統計を併用
2. 調査結果サマリー
中古車マーケットの動向と推定中古車小売市場規模
(1) 新車販売の低迷と保有期間の長期化
→ 新車下取や中古車下取で仕入れる車両の低年式化。
(2) 中古車流通マーケットは、統計ベースで約800万台の市場規模で推移
→ 中古車の登録実績は新規登録・移転登録・名義変更の全ての台数がカウントされているため、実際に一般ユーザーへ小売された台数の実態把握は困難。
(3) 中古車販売専業者による中古車小売台数の推定
→ ヒアリング結果による従業員規模別「売上金額当り小売台数」を算出、商業統計における従業員規模別の中古車販売事業者数と、今回算出した「売上金額当り小売台数」により市場規模を推定。
(4) ディーラーによる中古車小売台数の推定
→ .日本自動車販売協会連合会(自販連)による調査結果をベースに、本調査におけるディーラーの平均小売比率を用いて算出。
○ 2005年中古車流通マーケットの小売市場規模は、年間販売台数約280万台と推定。
(内訳:中古車専業者165万台、ディーラー115万台)
3. 資料体裁
資料名:「中古車流通マーケットの実態と戦略展望」
発刊日:2006年8月10日 A4版205頁
定価:157,500円(本体価格:150,000円,消費税等7,500円)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2
代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL: http://www.yano.co.jp/