IDC Japan、国内アプリケーションデプロイメントソフトウエア市場動向を発表
国内アプリケーションデプロイメントソフトウェア市場動向を発表
・ 2005年の国内アプリケーションデプロイメントソフトウェア市場は、前年比7.2%増の833億円
・ 2005年~2010年の年間平均成長率5.1%で拡大し、2010年には1,068億円に
・ アプリケーションサーバーソフトウェア市場の順位に変動、富士通が2位に浮上
IT専門調査会社IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内アプリケーションデプロイメントソフトウェア市場動向を発表しました。これによると、2005年における国内アプリケーションデプロイメントソフトウェアの市場規模は、堅調な企業投資、特に通信業や証券業における設備増強等に支えられ、前年比7.2%増の833億円となりました。2005年~2010年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)5.1%で拡大し、2010年には1,068億円に達する見込みです。
アプリケーションデプロイメントソフトウェアの機能別市場を2005年の規模別にみると、アプリケーションサーバーソフトウェア448億円、インテグレーションサーバーソフトウェア169億円、トランザクションサーバーミドルウェア114億円、メッセージ志向ミドルウェア60億円、アプリケーションデプロイメントアダプター/コネクター43億円となりました。(図1)
IDC Japanソフトウェア/サービスグループマネージャーの井出和之は、「ユーザー企業は、SOA(Service Oriented Architecture)で示されるような、柔軟で投資効率に優れ、しかも堅牢なアプリケーション基盤への意向を志向しており、ベンダー側の適切な商品投入によって、アプリケーションデプロイメント市場の成長余地はまだある」と述べています。
2005年のアプリケーションサーバーソフトウェア市場の売上シェアでは、各社の成長率とシェアに差が変化がみられました。WebSphereブランドの認知とチャネル展開に成功したIBMが4年連続でトップシェアを獲得しましたが、2004年と比較し1.2ポイントシェアを落としました。一方、2位の富士通は、Interstageの展開により前年比成長率51.1%を達成し、シェアを5.5ポイント伸ばしました。(図2)
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内アプリケーションサーバー/ミドルウェア市場2005年の分析と2006年~2010年の予測」(J6070105)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内アプリケーションサーバー市場およびミドルウェア市場の2005年の分析および2010年までの予測、主要ベンダー動向を提供しています。
(※レポートの詳細についてはIDC Japanへお問合せ下さい。)
<参考資料>
図1. 国内アプリケーションデプロイメントソフトウェア市場規模、2003年~2005年
図2. 2005年アプリケーションサーバーソフトウェア市場ベンダー別売上シェア
IDC社概要
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