スズキ、中国市場向けに125cm3のスクーター「麗彩(LEECY)」を開発
スズキの中国R&Dが新型スクーターを開発
スズキ株式会社が、中国広東省の江門市大長江集団有限公司(以下「大長江」)と合弁で設立した二輪車の研究・開発会社「鈴木摩托車研究開発有限公司」(以下「鈴木摩托車研究開発」)は、同社としては3機種目となる、125cm3のスクーター「麗彩(LEECY)」を開発した。同車の生産は、スズキが40%を出資する山東省の「済南軽騎鈴木摩托車有限公司(以下「軽騎鈴木」)」にて8月7日より開始され、今後「軽騎鈴木」の販売網を通じて8月末より販売される。
「鈴木摩托車研究開発」は、2002年9月に設立されて以来、125cm3のバックボーンタイプの二輪車「GS125Q/QS(駿威)」と「GT125Q/QS(駿馳)」の2機種を開発してきた。今回開発した「麗彩(LEECY)」は、中国国内で需要が拡大しているスクーター市場に向けて、女性でも扱いやすいように軽量・コンパクトに仕上げるとともに、低燃費を大きな特長とした4ストローク125cm3のスクーターである。
中国国内では、スクーターの市場が成長してきており、現在、スズキ二輪車全体の販売台数85万台のうち、スクーターは約1/4にあたる20万台を占めている。('05年4月-'06年3月実績)
「軽騎鈴木」では、「麗彩(LEECY)」を、年間3万台生産する計画であり、今後さらに需要が拡大すると予想されるスクーター市場において、さらなる拡販を図っていく計画である。
【鈴木摩托車研究開発の概要】
社名 : 鈴木摩托車研究開発有限公司(SUZUKI MOTOR R&D CHINA CO., LTD.)
所在地 : 中国広東省江門
資本金 : 610万USドル(約7億32百万円)
出資比率 : スズキ株式会社 366万USドル(60%、約4億39百万円)
江門市大長江集団有限公司 244万USドル(40%、約2億93百万円)
総経理 : 森竹 寛(もりたけ ひろし)
事業内容 : 二輪車の企画、デザイン、設計、実験、原価管理の各業務