セキュアデザイン、スウェーデンのFPC株式を取得し業務提携を強化
セキュアデザイン、フィンガープリント・カードAB(スウェーデン)の株式を取得
-株式取得により業務提携をさらに強化-
指紋認証技術のパイオニア企業であるセキュアデザイン株式会社(以下SDKK、本社:東京都中央区、代表取締役社長:高橋 諭)は8月30日、テクノイマジア・スウェーデン*からの株式譲渡により、フィンガープリント・カードAB社(以下FPC、本社:スウェーデン・ヨーテボリ、社長兼CEO:レナート・カールソン)の株式30万株を99,082,800円(447,467.71ポンド)で取得したことを発表した。
SDKKは昨年12月にFPCと日本市場におけるFPC製品のディストリビューション契約を締結。SDKKの主力製品である指紋認証機能付きUSBメモリ「ITubeシリーズ」や指紋認証による入退室管理機器「SD-GATE」などにFPCの指紋センサーを使用してきており、いずれの製品も代理店・顧客から好評を得ている。
こうした背景に基づき、SDKKはFPCとのさらなる関係強化のため、FPCの株式を取得することとなった。取得株式30万株(B株**)は、FPC発行済株式の3.2%、議決権株式の2.5%となる。
セキュアデザイン議長柏原武利がテクノイマジアの40.6%を保有しているため、同社は、同社の主幹事証券会社であるチャールズ・スタンレーに助言を求め、取引条件は株主に対して公正かつ妥当なものであるとの判断が下された。
なお、FPCは半導体指紋センサーの専業メーカでストックホルム証券市場O-Listに上場している。
*) テクノイマジア・スウェーデン:テクノイマジア(日本)の100%子会社。今回の譲渡前にFPCの発行済株式の35.9%、議決権株式の50.3%を保有していた。
**) B株:1株式で1議決権を得る株式
セキュアデザイン株式会社(SDKK)について
2006年7月14日、セキュアデザインは日本企業として初めてロンドン証券市場AIMに上場した。SDKKは、バイオメトリクスを使用した高いレベルのセキュリティの構築を求める企業や個人に指紋認証製品を提供している。バイオメトリクスでは個人の認証を効率的かつ確実に行うため、指紋など身体の物理的属性を使用して個人の特定と検証を行っている。
SDKKは統合システムからモバイル機器まで、幅広い指紋認証製品とシステムを提供しており、製品の設計を行い、また生産は外注しているため、個々の顧客固有のニーズや用途に合わせたカスタマイズが可能である。
バイオメトリクスを使用することにより、便利かつ信頼性の高いセキュリティが提供され、従来の認証方法で生じていた障害に関連するコストが削減される。バイオメトリクスと従来のパスワードに基づいた認証との違いは、個々のユーザーのプライバシーを守りながらセキュリティ・レベルを強化できる点にある。
バイオメトリクスに対する世界的な需要は毎年約30パーセントの増加が予測されており、市場は2006年の20億ドルから、2010年までに60億ドルに成長する見通しである。バイオメトリクス・アプリケーションやシステムは、すでに個人的、商業的目的や、政府、軍事組織のセキュリティに使用されている。現在、イギリスを含め多数の政府がパスポートや国民のIDカード・システムへのバイオメトリクスの活用を検討している。SDKK経営陣は、国民の識別を目的としたバイオメトリクスの使用が今後一般的になり、商業的利用も増加すると考えています。商業目的でのバイオメトリクスの市場は、金融、IT、遠隔通信、医療分野にも拡大している。
【会社概要】
セキュアデザイン株式会社
設立: 2005年11月
資本金: 5億7000万円(2006年8月現在)
上場市場: ロンドン証券市場AIM、 銘柄コード"SDKK"
決算期: 12月
所在地: 【本社】東京都中央区日本橋2-2-8 東京日本橋風月堂ビル6F 〒103-002
Tel:03-3516-9303/Fax:03-3516-8810
【R&Dセンター】東京都港区芝2-2-15 小金ビルディング 4F
役員: 代表取締役議長 柏原 武利(かしわばら たけとし)
代表取締役社長 高橋 諭(たかはし さとし)
代表取締役情報担当 Shinil Cho 理学博士
取締役副社長 清本 尚一(きよもと しょういち)
監査役 菅下 清廣(すがした きよひろ)
事業内容: 指紋認証を始めとする生体認証技術・製品開発及び販売・ライセンス・ソリューション提供
社員数: 20名(役員含む)
【読者からのお問い合わせ先】
◆セキュアデザイン株式会社 tel:03-3516-9303
◆セキュアデザイン広報担当 tel:03-5269-2301/mail:yamaguchi@inoue-pr.com