免疫生物研究所、単一遺伝子ノックアウトマウスの日本販売で米タコニック社と提携
単一遺伝子ノックアウトマウス日本販売に関する米国タコニック社との提携のお知らせ
株式会社免疫生物研究所(群馬県高崎市)は、多種多様な単一遺伝子ノックアウトマウスを日本の市場で容易に入手できるようにするため、タコニック社(英名:Taconic Farms, Inc.、本社:米国ニューヨーク州)と契約を締結しましたので、お知らせします。
免疫生物研究所はタコニック社からトラディショナルモデル、エマージングモデルの他、タコニック社独自に作製したタコニックトランスジェニックモデル(TTM(TM))を日本国内のユーザーに販売しておりますが、今回の新たな契約は、両社の長年に渡る関係の更なる伸展に繋がるものと思われます。免疫生物研究所は、タコニック社とレキシコン社(英名:Lexicon Genetics Incorporated)との提携によって取り扱い可能になった、単一遺伝子ノックアウトマウス全種類を、国内のユーザーに販売してまいります。
レキシコン社との提携によってタコニック社は、特注モデルの場合を除き1,150種以上のノックアウトマウスを迅速に顧客に提供できるようになりました。そして、今回の免疫生物研究所とタコニック社の新たな契約により、レキシコン社の多様なモデルの日本顧客向け販売が可能となりました。
免疫生物研究所 清藤勉社長のコメント「免疫生物研究所は、1999年からタコニック社との密接な事業提携を進めて参りました。この相互信頼と尊敬に基づく確固たる提携によって、免疫生物研究所は日本のマーケットにおけるトランスジェニックマウスやラットの有力供給企業となりました。今回、ポートフォリオにレキシコンモデルが加わることで、特殊なモデル作成に伴う多くの時間と費用を費やすことなく、研究者の皆様へのトランスジェニックモデルの迅速な提供が可能となります。」
タコニック社 サミュエル・フェラン社長のコメント「タコニック社と免疫生物研究所の提携で、日本の創薬研究が加速し、新製品提供がより早くなるでしょう。免疫生物研究所が持つ国際輸送、通関、薬事規制に関するノウハウによって、日本の研究機関にとって非常に重要な動物モデルを容易に入手できるようになるはずです。」
以上
株式会社免疫生物研究所について
1982年に、医薬品、医薬部外品および研究用試薬の研究、製造、販売を目的に設立されました。抗体を中心とする免疫学の研究成果を基に、研究用試薬の供給および医薬シーズのライセンス事業をおこなっております。従業員は、66名であります。
Taconic Farms, Inc.について
タコニック社は、1952年に米国ニューヨークのハドソンリバーバレーで家族経営企業として創立されました。設立以来、タコニック社は高品質のラットやマウスの作製で高い評価を得て、世界最大の研究用げっ歯類動物提供企業の一つとなりました。タコニック社のブリーディング、バリアーシステム、遺伝学や衛生面のノウハウは、生体モデルを使用して創薬に従事する研究者に貢献しております。タコニック社は6つの飼育施設と3つのサービスラボラトリーを米国と欧州に持ち、800人のスタッフを抱え、技術革新に努めております。詳細情報はタコニック社のウェブサイト www.taconic.com でご覧いただけます。