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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.09.Sun
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2007'03.05.Mon

アジレント、WiMedia規格に対応した信号解析ソリューションを発表

Agilent 89601A ベクトル信号解析ソフトウェア
オプションBHB MB-OFDM UWB変調解析

アジレント・テクノロジーが、業界に先駆けWiMedia規格に対応した信号解析ソリューションを発表
将来的にはWiMedia規格適合試験にも対応。
信号生成ソリューション、コンサルティングとあわせて、UWBの測定をトータルでサポート


 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、広帯域無線システム(ウルトラワイドバンド)に対応した測定ソリューションを強化していくことを発表します。この取り組みの一環として、WiMedia Allianceが規格化を進めているマルチバンドOFDMを使用した無線送信機の変調解析を実現できるソフトウェア「Agilent 89601A ベクトル信号解析ソフトウェア オプションBHB MB-OFDM UWB変調解析」を発表、本日より販売・出荷を開始します。販売開始後1年間で100本の販売を目指します。今回発表のソフトウェアは、自社の変調解析ソフトウェア「Agilent 89601A ベクトル信号解析ソフトウェア」のオプションとなります。

 アジレントは、WiMediaのContributor Memberとして試験仕様策定に協力しています。現在、WiMediaでは、マルチバンドOFDMの試験方法については検討段階にありますが、試験方法が規格化された際には、このソフトウェアの既存機能や機能拡張により、迅速に対応していく予定です。

 「Agilent 89601A オプションBHB」の販売開始に加えて、アジレントでは、8月1日に総務省から発表された広帯域のスプリアス規制に基づいた試験コンサルティングの提供も開始します。UWB(ウルトラワイドバンド)の技術的号試験は、感度に対する要求が厳しいため、最性能のスペクトラムアナライザに加えて、場合によっては特殊なフィルタなどを用いる必要があります。アジレントでは、このような特殊な測定に対応するためのコンサルティングを提供します。

 今回発表の信号解析ソリューションとコンサルティング、および既に発表済みの信号生成ソリューションにより、UWB関連のソリューションを総合的に提供していきます。


【 市場状況 】
 日本国内では、本年8月1日に、広帯域無線システム(UWB)の使用が屋内用途限定で許可されるようになりました。また、8月7日には技術適合試験の内容も発表されています。UWB技術を使った製品として、現在、最も期待されているのがWireless USBです。Wireless USBは、コンピュータと周辺機器をつなぐインタフェースとして広く普及しているUSBの無線版にあたる規格です。Wireless USBについては、現在、標準化団体であるWiMediaにおいて試験方法などが議論さています。
 Wireless USB搭載機器は2007年頃から市場に登場する見込みです。Wireless USB市場は非常に大きくなることが見込まれています。しかしながら、非常に微小な信号で、広帯域かつ複雑な無線方式を扱うなど、技術的には大きな課題があります。そのため、Wireless USBをはじめとするUWB関連のエンジニアからは、UWB開発に役立つ各種試験ソリューションやコンサルティングを求める声が高まっていました。


■「Agilent 89601A オプションBHB」の主な特長
*Wireless USBおよびUSBインタフェースの両方を1台で測定可能:
 今回発表の「Agilent 89601A オプションBHB」は、アジレントのリアルタイムオシロスコープ「Agilent Infiniium 80000シリーズ オシロスコープ」と組み合わせて使用します。オシロスコープ上に、このマルチバンドOFDM変調解析ソフトウェアをインストールして利用することで、1台のハードウェアで、Wireless USBおよびUSBインタフェースの両方の解析を行なうことができます。

*マルチバンドOFDMの各種測定や、RF測定に対応:
 マルチバンドOFDMのスペクトラム解析、すべてのTFCモードでの変調解析に対応しています。Band 1から3までホッピングする信号を捕捉し、リアルタイムで信号解析が可能なほか、バンドごとのOFDMシンボルのエラーや、EVM、各エラーなどの情報を簡単に数値で見ることもできます。また、RF測定としてACPR(隣接チャンネル漏洩電力)測定、チャンネルパワー、スペクトラムPSDマスク測定なども、「Agilent 89601A」の標準機能で対応しています。

■信号発生ソリューションも提供中
 アジレントでは、既に「Agilent E8267D PSGシリーズ ベクトル信号発生器」、「Agilent N6030A  1.25Gサンプル/秒 任意波形発生器」、およびWiMedia規格に対応した信号を生成できるソフトウェア「Agilent N7619A Signal Studio for Multiband OFDM UWBソフトウェア」を提供しています。これにより、WiMedia規格対応の受信機の受信感度試験を行なうことができます。「Agilent N7619A」には規格に準じた測定セットアップが内蔵されており、ユーザはチャンネルとデータレートを選択するだけで、理想的な信号を発生させることができます。
 またに任意のパケットデータを編集することも可能です。
 従来、受信機を評価する場合には、理想的なデバイスを準備し、そのデバイスとの対向試験を行なってきました。この方法では、被測定デバイス自身の出力する信号レベル確度の保証や、受信感度を測定する際にステップアッテネータでレベルを落とす場合のキャリブレーションの問題など、非常に工数がかかるという問題がありました。理想的な信号発生器を使うことで、±0.9dB以下の高確度で最低-130dBmまで正しいレベル出力が可能となります。


 アジレントのUWB測定ソリューションについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
 http://www.agilent.co.jp/find/uwb


■販売方針
 *目標市場:Wireless USBチップセットおよびWireless USBモジュールの開発向け
 *販売価格(発表日時点での参考価格です):
   Agilent 89601A-BHB  ベクトル変調解析ソフトウェア  MB-OFDM UWB変調解析  約180万円
   ※別途、「Agilent Infiniium 80000シリーズ オシロスコープ」が必要となります。
 *販売開始後1年間の販売目標:100本
 *販売・出荷開始日:本日


■お客様からのお問い合わせ先:
 計測お客様窓口   電話:0120-421-345


■アジレント・テクノロジーについて
 アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
 http://www.agilent.co.jp

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