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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.07.Fri
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2007'03.07.Wed

ミック経済研究所、「CRM実現のためのITソリューションマーケットの現状と展望 2006年度版(第6版)」を発刊

◆2005年度、CRM関連市場は前年比114.1%の557,613百万円

◆2006年度以降は年平均成長率15.2%で推移し、2009年度には983,000百万円に達すると予測


 情報・通信分野専門の市場調査機関である株式会社ミック経済研究所(本社:東京港区、社長:有賀 章、以下ミック)は、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)関連市場についての動向を捉えたマーケティング資料「CRM実現のためのITソリューションマーケットの現状と展望 2006年度版(第6版)」を発刊した、と発表しました。
 本資料では、大手ハードウェアベンダー、ソフトウェアベンダー及びSIベンダー43社を調査し、2005年度から2007年度までのCRM関連売上の実績値と予測値をベースに市場動向を分析しております。また、過去2000年度から2009年度までの中期予測もしております。調査内容の概要は、以下のとおりです。


< CRM関連市場全体のトレンド >
 2005年度のCRM関連市場規模は、ほぼ前回調査の見込(557,625百万円)どおり、前年比114.1%の557,613百万円でした。
 1990年代から2001年度までは高成長が続いていたCRM関連市場ですが、2002年度には同市場の中核ソリューションで、コールセンター/コンタクトセンターの業務を効率的、効果的に遂行することを目的としたカスタマーサービス・ソリューション市場が低迷したため、市場全体の伸びも縮小しました。しかし2003年度以降は同ソリューションの成長率が二桁成長に回復し、今回調査した2005年度は前年比118.2%、2006年度は120.9%、2007年度は121.2%と大幅に伸びる見込です。
 カスタマーサービス・ソリューション市場が好調なことで、市場全体も2006年度で前年比116.4%の648,795百万円、2007年度で116.7%の757,065百万円と好調が続く見込です。
 1990年代後半から2000年頃までにPBX/ACDなどCRM関連システムを導入したユーザーのリプレース需要の増加が続いていること、国内の景気回復によるIT投資自体の活発化、更に2004年度から施行された個人情報保護法によって、情報セキュリティの観点から情報系システムの見直しを図るユーザーの増加などが要因となり、市場は成長軌道を描いていくものと予測されます。
 既存ユーザーへのシステムリプレースや拡張、アプリケーションの追加・バージョンアップ、複数コンタクトセンターの統合や拠点間のIP化といった案件を中心に、2006年度以降は年平均成長率15.2%で推移し、2009年度には983,000百万円に達すると予測されます。

< 各ソリューション(メソドロジー)別動向 >
 本資料では、CRM市場を「システム・アプローチ」ごとに6つのソリューション(1)マーケティング・ソリューション、(2)セールス/サービス・ソリューション、(3)レコメンデーション・ソリューション、(4)カスタマーサービス・ソリューション、(5)ビジネスインテリジェンス・ソリューション、(6)統合ソリューションに分け、個々のソリューションごとに市場トレンドを集計・分析しています。
 2005年度におけるCRM関連市場の内訳の中で、コールセンター/コンタクトセンターの業務を効率的、効果的に遂行することを目的としたカスタマーサービス・ソリューションの売上ウエイトが依然として最も大きく、市場の62.2%(346,745百万円)を占めています。今後もハードウェアの保守期限切れによるリプレース需要や拠点の統合、拠点内や拠点間のIP化などにより、2006年度、2007年度は前年比120%強で推移し、CRM関連市場を牽引する形で推移していくと予測されます。
 ビジネスインテリジェンス・ソリューションは、2005年度では前年比110.1%(79,495百万円)で、市場全体の14.3%を占めています。需要が拡大している要因は、CRMというフロントエンドで得られる顧客情報を分析して活用しようというユーザーが増え、データマイニングやOLAPによって情報の可視化や多次元分析を行うことが、重要視されてきているためです。
 パーソナライゼーション(顧客認識)や顧客1人1人のニーズに対応して製品やサービスをアレンジするカスタマイゼーションを中心とするレコメンデーション・ソリューションと、キャンペーン管理が中心のマーケティング・ソリューションは、導入後の投資対効果(ROI)が見えにくく、ユーザーにとっての優先順位が低いため、各ベンダーとも実績が少なく、注力はしているが前者は2005年度で前年比102.1%、後者は103.2%となかなか伸びないという状況が続く見込です。
 SFAまたはフィールドサービスの効率化を目的としたセールス/サービス・ソリューションは、2000年頃まで急速に欧米のパッケージベンダー製品の導入が進められましたが、多くのユーザーがシステムを有効に活用しきれていないという現状が顕著になってきたため、需要が低迷しています。
 統合ソリューションはSCMやERPといったバックエンドシステムと連携・統合するシステムですが、現状として導入の際の技術的な側面や導入後の運用が難しいため、導入が進んでいませんでした。しかし、今回の調査では案件の引き合いが増えており、今後は伸びると見込むベンダーがでてきたため、約10%の伸びで推移すると予測しました。

 なお、体裁はA4版332頁のファイル製本で、価格は199,500円(消費税込み)です。(CD-ROM版399,000円もご用意しております。)

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