シチズン産業用機械事業グループ、チャッカー型NC旋盤事業への参入決定
シチズン産業用機械事業グループ
チャッカー型NC旋盤事業への参入を決定
シチズン時計株式会社(社長:梅原 誠)は、産業用機械事業グループのドメイン拡大を目的として、加工物に塑形材を使用するチャッカー型NC旋盤事業に新規参入します。
その第一弾として、当社の連結子会社シチズンセイミツ株式会社(社長:久田 志郎、本社:山梨県南都留郡、資本金:3億4600万円)が展開している二次加工機事業を当社・精機事業部へ10月1日に事業移管を実施、グループにおけるリソースの集中化を図ると共に、シンコム・シリーズのノウハウと融合させることで、事業参入への足掛かりとします。
これまで二次加工機事業はシチズンセイミツ株式会社が単独で行ってきましたが、今後はシンコム・シリーズのノウハウをベースにすることで、高速多機能化による生産性の向上・より高レベルの加工精度・コスト競争力の強化・更なる外販拡大など、開発・製造・販売の全ての局面において競争力を一段と高め、現状以上の事業規模に成長させることが可能と判断し、事業参入を決定しました。
なお今後の運営は、当社の連結子会社シチズンマシナリー株式会社(社長:岩崎 年男)が開発を担当、シチズンメカトロニクス株式会社(社長:田村 邦彦、本社:埼玉県所沢市、資本金:5000万円)が製造・販売を担当し、実行責任を担う形となります。
2005年度の当グループの事業規模は売上実績370億円であり、2008年度には売上目標500億円への成長を目指していますが、この度の新規事業参入はこの計画に対し、重要な役割を担っていると考えています。
なお11月1~8日の間、東京ビッグサイトで開催される「第23回日本国際工作機械見本市」において、当グループが開発したチャッカー型NC旋盤の新製品を出展予定しています。
シチズンメカトロニクス株式会社について
シチズンメカトロニクス株式会社は、これまで株式会社シチズン・メカトロニクスとして活動を行ってきましたが、シチズングループ全体における構造改革の一環として、シチズンメカトロニクス株式会社と昨年10月に商号を変更しました。産業用機械とその周辺装置、電装部品、機械装置の開発・製造・販売を主な事業内容としています。
チャッカー型NC旋盤について
主軸に加工物を保持し、主軸と共に回転させるチャックが取り付けられたNC旋盤。特殊な孔を空けるなどの仕上げ加工や、より高精度に仕上げるための特殊加工など、部品・製品の付加価値を高める加工を主に行う。加工物には棒材(バー材)ではなく塑形材を使用する。