シマンテック、個人向けセキュリティ「ノートン・アンチウイルス ２００７」など発売
シマンテック、ノートン・アンチウイルス ２００７、ノートン・インターネットセキュリティ ２００７を発表
最新の脅威に対抗する最先端のセキュリティとパフォーマンスを実現
スパイウェア、フィッシング攻撃、ステルス攻撃、クライムウェア、ウイルス、ソフトウェア脆弱性などから個人ユーザーを守るシマンテックの主力ソリューション群
株式会社シマンテック（東京都港区、代表取締役社長：木村 裕之）は本日、ノートン・アンチウイルス ２００７とノートン・インターネットセキュリティ ２００７のダウンロード版を本日より、パッケージ版は９月３０日（土）より、全国の店頭および「シマンテックストア」にて販売開始することを発表しました。両製品は業界をリードするセキュリティアプリケーションとして、進化を続ける今日のインターネットの脅威からユーザーを保護すべく、さらにセキュリティ技術とパフォーマンスが強化されました。
ノートン・アンチウイルス ２００７は実績と信頼を誇り、ウイルス、スパイウェア、およびその他のセキュリティリスクに対する高度な保護効果を発揮します。ノートン・インターネットセキュリティ ２００７は、強力な総合セキュリティソフトで、ノートン・アンチウイルスのアンチウイルス・アンチスパイウェア機能を利用しているほか、フィッシングに対する高度な保護機能、強化されたファイアウォール、ソフトウェアの脆弱性に対する防御によって最新のインターネットの脅威に対抗します。
シマンテック コンシューマ製品およびソリューション担当 グループ プレジデント、エンリケ セーラム（Ｅｎｒｉｑｕｅ Ｓａｌｅｍ）は次のように述べています。「２００７製品において、シマンテックは業界のリーダーとして、セキュリティ技術と製品パフォーマンスの主な２つの面で大きな進歩を遂げ、さらに製品レベルを高めました。今日の脅威環境では、大規模で広範囲のウイルスの流行は影をひそめ、売名行為よりも金銭的利益を動機とする目立たない攻撃が多発している状態です。シマンテックではこのような状況に対処する高度なセキュリティ機能を開発し、個人ユーザーのインターネットに対する信頼を回復するとともに、最高水準の保護効果を実現します。つまり、ユーザーがセキュリティに関する複雑な判断をしなくても、オンライン上の脅威を自動的に発見し無効化してくれる機能です。このような技術面での進歩は、パフォーマンスの大幅な向上によって達成され、ユーザーはブート時間からシステムの完全スキャンまで、あらゆる面で向上を実感できます」。
【 ノートン・アンチウイルス ２００７ 】
変化する脅威環境の傾向の一つとして、ウイルス作成者がまったく新種の脅威を作るのではなく、既存の悪意のあるコードを基に、多くの亜種を短時間で作成していることが挙げられます。ノートン・アンチウイルス ２００７では、この傾向に対処するため、新種の脅威個々のシグネチャを必要とすることなく、ワームやウイルスのファミリーに属する脅威をまとめて遮断する強力な新技術を開発しました。このウイルスやワームのファミリー全体を検出するための新しい技術により、ノートン・アンチウイルス ２００７は、新種のワームやウイルスが作成され拡散する前に、先行予防型の保護効果を発揮します。またノートン・アンチウイルスの保護機能は、毎日配信される保護機能の更新により最新の状態に保たれます。
さらにノートン・アンチウイルスの機能強化により、ルートキットを利用してセキュリティソフトの監視から隠れようとする新しいタイプのウイルスも発見できるようになりました。特許出願中のこの技術は、アプリケーション、ユーザーモード、カーネルの各レベルなど、すべてのシステムレベルで偽装された脅威を検出します。
ノートン・アンチウイルス ２００７では、スキャン機能も強化され、高リスクのスパイウェアをインストール前に検出・削除できるようになりました。さらに、高速化したシステムの完全スキャン機能は、フォアグラウンド／バックグラウンドスロットリングによって、スキャン作業をバックグラウンドで実行することも選択できます。そのためコンピュータが必要とする処理能力も少なくすみ、ユーザーは大きなパフォーマンス低下を感じることなく作業を続けることができます。
【 ノートン・インターネットセキュリティ ２００７ 】
ノートン・インターネットセキュリティ ２００７には、ノートン・アンチウイルス ２００７の全機能が含まれるほか、検出・遮断・駆除／削除ツールも強化され、個人ユーザーを最新のオンライン攻撃から保護する革新的なトランザクションセキュリティの技術が採用されています。フィッシングに対する新しい保護機能は、既知のフィッシングサイトのリストと高度なヒューリスティック技術とを組み合わせて、ユーザーが詐欺サイトにアクセスしないようにし、オンラインでのＩＤ（個人の身元情報）盗難を防ぎます。この高度な詐欺サイト検出技術により、既知・未知を問わずフィッシングサイトに対するゼロアワー保護効果が得られます。その結果、万が一詐欺サイトの最初の訪問者になってしまった場合でも、ユーザーは常に保護されます。
ノートン・インターネットセキュリティ ２００７の侵入防止機能は、Ｗｉｎｄｏｗｓ ＯＳほか利用者の多いアプリケーションについて、新たに発見されたばかりの脆弱性に対しても保護効果を発揮します。ノートン・インターネットセキュリティを使えば、問題を解決するパッチを一般的にベンダーがリリースするよりも早く、これらのセキュリティホールをふさぐことができます。事実、最新のシマンテックのインターネットセキュリティ脅威レポートによると、ウイルス作成者が、脆弱性が公開されてからこれらのセキュリティホールを悪用する攻撃を開始するまでの日数は平均しておよそ６日となっています。ノートン・インターネットセキュリティ ２００７があれば、これらの脆弱性を使ってコンピュータに感染・侵入しようとするウイルス、ワーム、ハッカーはただちにブロックされ、システムにアクセスできなくなります。そのためユーザーは、自分の都合のいい時を選んでＯＳやアプリケーションのパッチ更新の作業を行なうことができるようになり、しかも安全が確保されるのです。
ノートン・インターネットセキュリティで強化されたファイアウォールは、現在のインターネットセキュリティソリューションについてユーザーが抱える不満のひとつ、面倒なファイアウォール警告の問題に対処しました。現在、ファイアウォールのほとんどはコンピュータ内のソフトウェアがインターネットに接続していいかどうか、ユーザー自身の判断を必要とします。しかし多くのユーザーには、こういった判断をするだけの専門的な知識も、また関心もありません。ノートン・インターネットセキュリティ ２００７のファイアウォールが強化されたことにより、自動的に環境設定を行ない、正しいアプリケーションを通過させる一方、スパイウェア、ウイルス、ワーム、クライムウェア、ハッカーなどにユーザーのコンピュータから秘密情報を盗まれないよう防御します。そのため、本製品のスマートファイアウォールはセキュリティ効果がはるかに高い上、ユーザーがセキュリティに関して複雑な判断をする必要がありません。
シマンテックで実施したパフォーマンステストでは、ノートン・アンチウイルス ２００７とノートン・インターネットセキュリティ ２００７は、メモリ使用、ブート時間、スキャン速度、ユーザーインターフェース（ＵＩ）の起動速度、およびＨＴＴＰのダウンロード速度など、いずれも対前年比で大きくパフォーマンスが向上しました。さらに、ノートン・インターネットセキュリティ ２００７のパフォーマンスは、競合他社のインターネットセキュリティ製品９種の業界平均を上回りました＊。社内のパフォーマンステストの主な結果は次のとおりでした。
●使用メモリの減少：ノートン・インターネットセキュリティ ２００７のワーキングセット（通常使用する）メモリはわずか１０－１５ＭＢで、競合製品平均の半分から３分の１にすぎません。
●スキャンの高速化：ノートン・インターネットセキュリティ ２００７は、１ＧＢのファイルに対する完全スキャンを２分１５秒で完了します。テストした競合製品の平均（２分４９秒）より高速です。ノートン・インターネットセキュリティ ２００６と比較しても３０－３５％高速化しました。
●ブート時間の短縮：テストした競合製品の平均ブート時間は２０秒だったのに対し、ノートン・インターネットセキュリティ ２００７はわずか１４秒でした。ノートン・インターネットセキュリティ ２００６と比較しても５－１０％短縮しています。
●ＵＩ反応速度の向上：ノートン・インターネットセキュリティ ２００７のユーザーインターフェースは１秒未満で立ち上がり（ソフト起動中）、競合製品の平均の約２倍の速度です。
ノートン・インターネットセキュリティ ２００７は、現在もっとも普及しているホームネットワーク用の各種機器と連携して、そのセキュリティ機能を補完し、さらに高いレベルの保護効果を発揮するよう設計されています。その上、ネットワーク検出コンポーネントが強化されたことで、接続先のネットワークに関する個別のセキュリティポリシーを自動的に選択できるようになりました。ノートン・インターネットセキュリティは、接続したネットワークの種類に合ったセキュリティ設定を自動的に行なうので、ユーザーはホームネットワークを存分に活用でき、危険性の残る公共のネットワークへの接続時にも十分な保護効果を発揮します。
さらにアンチスパム機能と保護者機能を希望するノートン・インターネットセキュリティ ２００７ユーザーには、オプションのアドオンパックが提供されます。
またノートン・アンチウイルス ２００７とノートン・インターネットセキュリティ ２００７では、ノートン プロテクションセンター（Ｎｏｒｔｏｎ Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ Ｃｅｎｔｅｒ）のインターフェイスを一新し、セキュリティ状況がこれまで以上にわかりやすく表示されるように改良しました。さらにコンピュータの全体的な状況は、常にタスクバー上かＷｉｎｄｏｗｓシステムアイコントレー上のノートン ステータスアイコンにも表示されます。
以上の製品は、Ｗｉｎｄｏｗｓ（Ｒ） ＸＰ Ｈｏｍｅ／ＸＰ Ｐｒｏ／Ｍｅｄｉａ Ｃｅｎｔｅｒ Ｅｄｉｔｉｏｎに対応しており、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｖｉｓｔａ（ＴＭ）対応版へのアップデートが無償で受けられます＊＊。
ノートン・インターネットセキュリティ ２００７とノートン・アンチウイルス ２００７はシマンテック セキュリティ レスポンスに支えられています。シマンテック セキュリティ レスポンスは、専任の侵入検知の専門家、セキュリティエンジニア、ウイルスハンター、グローバル規模のテクニカルサポートから結集されたチームが、大企業から個人ユーザーに至る顧客に対し３６５日２４時間体制でセキュリティ専門知識を提供し、今日の複雑なインターネット脅威に対抗しています。このセキュリティ情報は、ユーザーを常に保護できるよう、毎日配信されています。
ノートン・アンチウイルス ２００７の販売価格は標準パッケージが６，１９５円（税込み、本体価格 ５，９００円）、３ユーザーパッケージ（１１，３４０円、本体価格 １０，８００円）、ＳＯＨＯユーザー向けに５ユーザースモールオフィスパック（１７，３２５円、本体価格 １６，５００円）、１０ユーザースモールオフィスパック（３２，１３０円、本体価格 ３０，６００円）が用意されています。ダウンロード版は４，９３５円（シマンテックストア価格 税込み、本体価格 ４，７００円）からです。
ノートン・インターネットセキュリティ ２００７の販売価格は標準パッケージが８，１９０円（税込み、本体価格 ７，８００円）、３ユーザーパッケージ（１４，４９０円（税込み）、本体価格 １３，８００円）、５台までのコンピュータで使用できる５ユーザースモールオフィスパック（２８，３５０円（税込み）、本体価格 ２７，０００円）、１０台までのコンピュータで使用できる１０ユーザースモールオフィスパック（５３，０２５円（税込み）、本体価格 ５０，５００円）が用意されています。ダウンロード版は６，３００円（シマンテックストア価格 税込み、本体価格 ６，０００円）からです。
以上
■シマンテックについて
シマンテックは、個人および企業ユーザーに、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、および完全性を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。カリフォルニア州クパティーノに本社を置き、世界４０カ国以上に拠点があります。詳細は www.symantec.com をご覧下さい。
＊ テストは２５６ＭＢメモリのＷｉｎｄｏｗｓ ＸＰ ＳＰ２、ｎｏｎ－ｈｙｐｅｒｔｈｒｅａｄｅｄ Ｐｅｎｔｉｕｍ ４の使用環境で、競合９社の製品との間で実施したもの。
＊＊ 対応版へのアップデートはサービス期間中のＭｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ） Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｖｉｓｔａ ＯＳの製品リリースを前提とします。別途ダウンロードが必要になる可能性があります。詳細情報については、 www.symantec.com/vistaupdate をご参照下さい。Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｖｉｓｔａのシステム要件についてはマイクロソフト社にご確認下さい。
＊ Ｓｙｍａｎｔｅｃ社の名称、ロゴ、ＶＥＲＩＴＡＳ社の名称、ロゴは、米国Ｓｙｍａｎｔｅｃ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国内およびその他の国における登録商標または商標です。
＊ その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標または商標です。