ディックスクロキ、「(仮称)天神2丁目ビル」開発プロジェクトに着工
(仮称)天神2丁目ビル開発プロジェクト着工のお知らせ
このたび株式会社ディックスクロキ(以下、「当社」)、は、かねてより着手しておりました(仮称)天神2丁目ビルプロジェクトについて、本日着工となりましたので、お知らせいたします。
記
1.概 要
当社は、福岡市中央区天神の西通りと新天町商店街に面した約300坪の用地において、(仮称)天神2丁目ビルの開発に着手いたします。
当計画は、開発型証券化スキームを活用することにより、地上12階・地下1階・延床面積約2,100坪の商業・オフィスの複合ビルの開発に着手し、今般着工したものです。
福岡市の中心部に位置する天神西通りは、域内外の不動産会社による再開発が集中する繁華街であり、この西通りと西鉄福岡(天神)駅を結ぶ新天町商店街もまた、九州一の商業集積を誇る天神エリアの中心軸です。(仮称)天神2丁目ビルは、この天神西通りと新天町商店街の結節点に立地することとなります。
開発企画に当たっては、商業集積の中心地に位置する立地特性と、高い指定容積率により縦長な建物形状であること、また、天神エリアでは、小売のみならずオフィス物件の需給が非常にタイトであることを踏まえ、4階までの低層階を商業ゾーンとし、5階~12階をオフィスゾーンとすることで、竣工後の投資利回りの最大化を図っております。
2.(仮称)天神2丁目ビルの基本コンセプト
1~4階を商業ゾーンとしエスカレーター及びエレベーターで導線を確保しております。商業ゾーンについては、福岡・天神の中心街に位置するこの施設では、上層のオフィスというタテ軸と、賑わいのある西通りというヨコ軸の交点として、都市の多様なニーズに応える商業を提案し、西通りや新天町を往来する若者から大人までを取り込む、フルターゲット型の商業店舗を予定しています。
5~12階のオフィスゾーンについても、天神のネームバリューと西通りの商業集積に見られる高い感性を踏まえ、来訪者に印象強く、働く人のモチベーションを高められる空間を提案してまいります。
外装は、カーテンウォール(全面ガラス張り)とすることで、シンプルな意匠のうちにテナントの存在を際立たせることで、ビルの存在感を高めることを意識しております。
3.当社の主な役割
(1)プロジェクトの企画・立案。
(2)用地をSPCが取得し、建築工事をSPCから請負。
(3)SPCより、リーシング及び出口戦略を含めた開発業務を受託。
4.竣工後のスキーム
竣工後は、土地・建物とも開発型SPCから、約62億円で米国の保険・金融サービスグループAIGが運用するファンドに売却することとしており、契約締結済みです。
5.今後のスケジュール
18年 9月15日SPCが用地を取得
18年 9月21日着工
18年12月リーシング・MDの基本計画決定、リーシング契約開始
20年 3月竣工、ファンドに引渡し、施設オープン
6.業績への影響
当プロジェクトは、当社の事業計画に織り込み済みであるため、平成19年3月期の業績への影響はありません。また、中期計画にて示している平成19年3月期計画にも修正はありません。
以 上
《参考》
名 称:(仮称)天神2丁目ビル
所在地:福岡市中央区天神2丁目138 番他
交 通:西鉄大牟田線福岡(天神駅)より徒歩4分
敷地面積:1,000.37m2(実測)
構造規模:鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造地下1階・地上12階
階高等:商業ゾーン階高4.8m、オフィスゾーン天井高2.7m
延床面積:7,231.24m2
建ぺい率:72.59%
容積率:699.77%
設 計:小野設計株式会社