NTT-AT、低価格の「無線マルチ電力量モニタSTD」を開発
省エネ対策を支援する無線マルチ電力量モニタSTDの販売を開始
低価格で(間欠/連続)電力量をモニタリングが可能
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 宏 (いしかわ ひろし))は、(1)交流電圧センサPT(Potential Transformer)と電流センサCT(Current Transformer)を接続して使用電圧、使用電流の測定を行い、消費電力を間欠モニタリングできる低価格な「無線マルチ電力量モニタSTD」を開発しました。また、(2)上記モニタに接続し、連続で消費電力量をセンシングできる「小型電力量センサモジュール」を開発しました。
両製品を本日、2006年10月2日(月)より販売開始します。
今回、NTT-ATが開発した「無線マルチ電力量モニタSTD」は、PT、CTを使用して間欠に電力を測定し、無線でデータをホストコンピュータへ送信、アプリケーションで概算電力量を算出するモニタリングシステムです。
アプリケーションでは測定箇所毎に間欠測定電力をプロットして簡易消費電力推移を表示します。また、前日と今日、前月と今月、前年と今年の電力比較表示、各測定箇所電力の和、差を表示することが可能ですので簡易省電力対策用モニタとして容易に使用できます。さらに、オプションの温度センサや湿度センサを取り付け、室内や屋外の温度・湿度を測定して、消費電力との相対関係を表示することができます。
「小型電力量センサモジュール」は±2.5%FS※1の精度で最大500Aまでの測定可能です。各電流容量に対応した4つの製品50A、100A、250A、500A用があります。また、単相2線式、単相3線式、三相3線式に対応しています。
NTT-ATでは、本製品の販売により、初年度売上7千万円を目指します。
※1:周囲温度25±5℃、定格電力入力時のフルスケール誤差
■ 製品の特長
1. 「無線マルチ電力量モニタSTD」
・無線
特定小電力無線 標準規格「ARIB STD-T67」に準拠
・マルチグラフ
各測定箇所をマルチグラフで表示
・データ表示
各測定箇所の差、和の表示、履歴表示、比較表示
・警報機能
指定したデータに達した時に、警告を表示し、警報を電子メールで送信
2. 「小型電力量センサモジュール」
・測定範囲
最大50A、100A、250A、500A
・対応形式
単相2線式、単相3線式、三相3線式
■ 製品構成・仕様
* 関連資料 参照
■ 適用例
・各機器の簡易電力量モニタ
・一般事業所向け電力量モニタ
・省エネルギー対策用モニタ
・ISO14001対策用モニタ
・簡易計測器(簡易テスタ)
■ 価格
・無線マルチ電力量モニタSTD 1式:268,000円(税込)
・小型電力量センサモジュール(SN-KM20) 1個:35,800円(税込)
●基本構成
無線マルチ電力量モニタ
・アプリケーション 1式
・PC用無線ユニットMN-600NC 1台
・センサ用無線ユニットMN-600LC 1台
・PT(SN-PT100) 1台
・CT(SN-CV10) 1台
●追加センサオプション
・センサ用無線ユニット(MN-600LC):52,500円(税込)
・中継無線ユニット(MN-600RY2):52,500円(税込)
・PT
(SN-PT100):6,800円(税込)
(SN-PT200):6,800円(税込)
・CT
(SN-CV5):13,650円(税込)
(SN-CV10):13,650円(税込)
(SN-CV16):14,700円(税込)
(SN-CV24):15,750円(税込)
(SN-CV36):16,800円(税込)
・温度センサ(SN-T05):12,600円(税込)
・湿度センサ(SN-H36):12,600円(税込)
・赤外線センサ(SN-MP11):15,750円(税込)
※ その他センサオプションもご用意しています。詳細は下記のURLをご参照ください。
ご要望に応じて、カスタマイズも可能です(別途料金)。
■ 本件についてのお問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社
アクセスネットワーク事業本部 アクセスシステム事業ユニット
担当:中村 (なかむら)、三村 (みむら)
TEL:029-302-5301 FAX:029-302-5305
URL: http://www.sotomiru.net/