日本ユニシス、ファッション業界向け統合ソリューション「eSPANET」を販売
日本ユニシス
ファッション業界向けに統合ソリューション「eSPANETR」シリーズ販売開始
-生産から販売までを統合管理し、SPA を含めあらゆる業態に対応する業界初のソリューション-
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井勝人(正式表記は関連資料参照)、以下日本ユニシス)は、ファッション業界における卸売り業態・SPA(注1)業態・小売業態のビジネス全体をサポートし、MD(注2)サイクルを支援するアパレル・専門店向け統合ソリューション「eSPANET(エスパネット)」の販売を10月4日から開始します。
「eSPANET」は、生産・物流系、販売管理系、MD計画・分析系の3シリーズから構成され、今回、第一弾として販売開始するシリーズは、生産・物流系「eSPANET/SC シリーズ」です。
ここ数年、ファッション業界各社においては、個人消費の低迷によって厳しい経営状況が続いており、市場での競合も激しさを増しています。このような市場環境の中、高い粗利益率を確保しやすいSPA業態への転換を図る企業が増加しており、アパレル業は小売り分野へ進出、専門店は自主企画・生産へのシフトが加速されています。その結果、委託販売・仕入販売・買取返品など複数の商取引形態が存在している企業が多くなってきました。
また、生産拠点は国内から中国など海外へのシフトが進んでおり、今後は、物流機能についても海外へのシフトが予想され、海外での業務範囲は拡大傾向にあります。
このような動向の中、ファッション業界各企業では、さまざまな商取引形態や業務にあわせ、生産系、卸系、小売系に対応する複数のシステムを導入してきました。しかしながら自社内に多くのシステムが乱立したことにより経営判断、業務判断に必要な情報の一元化が図れず、企業経営のスピード低下を招くようになっています。
今回、日本ユニシスが販売開始する「eSPANET」は、売り上げ・売り掛け、仕入れ・買い掛け、在庫管理、原価管理などすべての商取引形態に共通して対応できる統合共通基盤を核に、卸売り業態・SPA業態・小売業態に合わせた業態別業務処理機能をオプションで追加することが可能な業界初の統合ソリューションです。「eSPANET」を導入する企業は、生産から販売までの商品ライフサイクルの統合的管理が実現でき、ビジネス変革にスピーディに対応することが可能になります。
アパレル・専門店向け統合ソリューション「eSPANET」の特徴は以下のとおりです。
1. 卸・SPA・小売ビジネスの業務全体をサポート
卸・SPA・小売ビジネスの業務全体をサポートし、MDサイクルを支援する業界初のソリューションです。
2. データの一元管理により、高い整合性を実現
MD計画から企画・生産、調達物流、販売物流、MD管理、MD分析までの業務範囲を一つのソリューションで構成することによって、データの一元管理が容易で整合性が高く、メンテナンスビリティにも優れています。
3. 自在な業務構築を提供
共通基盤と業務アプリケーションモジュールを別形態とし、フレキシブルなアプリケーション構築を可能にしています。
4. 国内外の取引先システムとのデータ連携にも配慮
オープンシステムやWeb サービスを採用し、企業内システムだけでなく企業間システム、さらには国際間での取引先システムや他システムとの密接な結合やデータ連携を考慮しています。
「eSPANET」シリーズのモジュール構成および価格・販売目標は以下のとおりです。
◎生産・物流系eSPANET/SCシリーズ・・・・・・・販売目標40モジュール/5年
eSPANET/SC-SCP【企画生産モジュール】 1,000万円~(消費税別)
eSPANET/SC-SCE【グローバルSCM支援モジュール】 1,500万円~(消費税別)
eSPANET/SC-SCO【検品・物流モジュール】 700万円~(消費税別)
◎販売管理系eSPANET/MDシリーズ
eSPANET/MD-CORE【MD共通機能モジュール】 2007年春販売開始予定
eSPANET/MD-SS【専門店モジュール】 2007年春販売開始予定
eSPANET/MD-SPA【SPAモジュール】 計画中
eSPANET/MD-AP【アパレルモジュール】 計画中
◎MD計画・分析系eSPANET/PAシリーズ
eSPANET/PA-MDP【仮説検証モジュール】 2007年秋販売開始予定
eSPANET/PA-MDA【情報分析モジュール】 計画中
アパレル・専門店向け統合ソリューション「eSPANET」シリーズは、日本ユニシスグループが10月11日(水)から13日(金)の3日間開催する「Unisys Hot Solutions Week 2006(HSW2006)」において紹介します。参加は事前登録制となっており、日本ユニシスのウェブサイト( http://www.unisys.co.jp/ )にある「HSW2006」サイトから登録できます。参加費は無料です。
日時:10月12日(木)15時30分から
演題:アパレル企業の変革とビジネス課題(多様化、国際化、統合化)への弊社の取り組み
セッションコード:1211
以上
注1:SPA(Speciality Store Retailer of Private Label Apparel)
自社で企画生産、店頭販売までを一体化させたアパレル小売業を指す。「SPA」は日本では90年代半ば以降、アパレル産業のキーワードになっている。
小売業から生産を手がけた企業と、製造メーカーから小売業に進出した企業に大別される。生産から販売まですべての機能を抱えるため、従来の小売業より高い粗利益率を確保しやすい半面、リスクも大きい。SPA業態急増の背景には、衣料消費不振、価格競争の激化、世界の優れた小売業の日本進出などが挙げられる。ショッピングセンターなどのテナント構成でも国内外のSPAが主力を占めるようになっている。
注2:MD(Merchan Dising)
製造メーカーでは、商品企画から店頭に送り出されるまでのすべてのプロセスに関する業務。小売業では商品の仕入れ時期、数量の決定から販売計画まで、売り場に並べる商品に関する業務。
SPA業態ではデザイン決定、発注数量決定、生産管理もMDに含まれるようになってきている。
* eSPANET(エスパネット)は、日本ユニシス株式会社の登録商標です。
* 記載の会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
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