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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.02.Sun
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2007'03.20.Tue

古河電工、多心用光ファイバ融着機「S122M8/M12」を開発

多心用光ファイバ融着機S122M8/M12を開発


 古河電気工業は多心テープ心線光ファイバ融着機S199M8およびS199M12の後継機種として、幹線系からFTTHの接続工事、LAN配線の工事まで幅広く使用可能な「多心用光ファイバ融着接続機S122M8(8心まで)およびS122M12(12心まで)」を開発しました。
 今年3月に発売した超小型光ファイバ融着機S122M4の姉妹機として位置づけ、光ファイバの2方向観察によるDSFファイバやNZDS ファイバ(注1)の接続、3.5インチ高精細半透過型液晶モニタおよびGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)など、S122M4で搭載した基本機能はそのままに、光ファイバ心線数の認識による自動プログラム選択機能、光ファイバ軸ずれ(注2)の自動矯正機能、融着時の光ファイバ加熱温度の自動制御機能を新たに付与し、さらに安定した接続を可能にしています。また、S122M4に比べて高さが13mm、質量が約0.1kg増えたのみで、小型・軽量化を実現しています。
 2006年10月中旬より発売開始予定で、1,000台/年をめざします。

■開発の背景
 2006年3月に4心ファイバまで対応のFTTH接続工事用超小型融着機S122M4を発売しました。「いつでもどこでも誰でも、簡単で確実に光ファイバを接続できる」をコンセプトに開発し、小型・軽量で使いやすい形状、GUIを搭載することにより直感的で判りやすい操作性を備えて、DSFファイバを含めた幹線系の接続工事にも使用できることを特徴としています。
 本製品は超小型融着機S122M4のコンセプトを8心や12心の多心テープ心線まで拡張することを目的に開発し、さらにS122M4の上位機種として安定した多心融着接続を可能にするために新開発の機能を追加しました。

外観写真(*添付資料参照)

■製品の特長

・小型・軽量化を実現
 超小型融着機S122M4の小型化技術をベースに、S122M4に比べて高さが僅かに13mm、質量が約0.1kg増えたのみで8心または12心までの接続を可能にしました。従来機のS199Mシリーズと比較すると体積比50%減、重量比70%減という大幅な小型化が実現されています。幹線系はもとより、FTTHを含めたあらゆる作業環境での接続を可能にしました。

・自動プログラム選択
 光ファイバテープ心線の心線数を装置が計数し、適切な融着接続プログラムを自動的に選定して接続を開始します。心線数が変わるたびに融着接続プログラムを切り替える必要が無くなりました。

接続状態を示す液晶モニタ画面(*添付資料参照)

・自動光ファイバ軸ずれ矯正
 多心テープ心線接続時に発生しやすい光ファイバの軸ずれに対して、光ファイバ押さえ部材に自動的に振動を与えて軸ずれを緩和します。手動で振動を与えることも可能です。

・融着温度の自動制御
 融着接続中の光ファイバの加熱状況に基づいて放電強度を制御し、加熱温度を安定させます。 これにより作業中に環境変化が発生しても、放電検査で補正することなく良好な接続損失が得られます。

・高速接続
 接続に要する時間は8心/12心テープ心線で最速の15秒、接続後の補強熱スリーブの加熱収縮は45秒と高速作業が可能です。

・便利機能満載
 GUI(グラフィカルインターフェース)の直感的でわかりやすい操作性、半透過型カラー液晶の屋外でもクリアな画像表示といった表現力に加え、ズーム機能による最大56倍のファイバ像の表示、ファイバ画像の保存、付属工具(カッタやストリッパ)のメンテナンスに役立つカウンター、切断刃の交換時期を知らせるアラーム機能や写真入りメンテナンスガイドなど、超小型融着機S122M4で好評を得ている使いやすく便利な機能をそのまま搭載しています。

GUIを用いた液晶モニタ画面(*添付資料参照)

■データスペック
・適用ファイバ:MMファイバ、SMファイバ、DSFファイバ、NZDSファイバ
・平均接続損失:MM型:0.03dB、SM型:0.05dB、DSF型/NZDS型:0.08dB
・内蔵バッテリー接続回数:40回(融着接続+加熱補強)
・寸法:140W×189D×86H(mm)
・質量:1.13(kg) ※バッテリ含む
・販売目標数:1,000台/年
・定価:オープン価格


■用語解説
注1:DSFファイバ:Dispersion Shifted Fiber
 NZDSファイバ:Non Zero Dispersion Shifted Fiber
 主に幹線系に用いられるファイバです。
注2:軸ずれ
 接続する1対の光ファイバ間に発生する光ファイバ半径方向のずれです。



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