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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.01.Sat
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2007'03.27.Tue

独イグス、磁気浮上式ケーブル保護管「レビチェーン」を発売

世界初磁気浮上式ケーブル保護管
新製品「レビチェーン」登場
―まるでケーブル保護管の“リニアモーターカー”だ―


 イグス株式会社(本社ドイツ)は、このたび、樹脂製ケーブル保護管エナジーチェーンの新ラインアップとして、世界初の磁気浮上式ケーブル保護管「レビチェーン」を発表しました。従来のケーブル保護管は「走行する」「スライドする」といったイメージですが、磁気を応用したレビチェーンは、まさに「浮いている」ケーブル保護管です。長いストロークにも適し、磁気の力で浮く為ほとんど摩耗せず騒音が発生しません。
 クリーンルーム、薬品機械、計測機器、塗装プラント、産業用ロボット、電子機器製造、マテハンなどの各分野で利用が期待されています。

滑走時の摩擦が起きない=騒音がしない
 重力に逆らい磁気領域で浮く――。この革新的なケーブル保護管「レビチェーン」は、支柱に取付けられた走行用金属製レール内の磁石との間に発生する磁気により、他の構造物に一切接することなく、一定した張力下で振動せずに平衡の状態になります。通常、使用するケーブル保護管の長さが長くなり、中に敷設するケーブル類が増えれば、それらの負荷によりケーブル保護管は下に垂れ下がってたわむものですが、レビチェーンでは、負荷の程度によりますが、基本的にはこういった現象が起きず上部走行部が下部走行部の上をスライドして走行するようなことはありません。よって、稼動音が非常に少ないのが特長で、41.7dB(A)/mしか騒音が発生せず、また接触が起きないので低発塵でもあります。空気清浄度はISOクラス4に匹敵します(走行速度0.6m/sの場合)。超静音で摩耗知らず。この磁気式ケーブル保護管は、クリーンルーム等での使用が理想的と言えるでしょう。


写真PM1006-1: 磁気浮上式ケーブル保護管「レビチェーン」。
             40mもの長いストロークが可能で、高速・高加速度にも対応。


高加速度に対応
 中に敷設するケーブルやホース類の収納重量の観点から、レビチェーンは従来型ケーブル保護管に比べ軽量を維持できると言えます。また、一定の速度で使用される際は、駆動力は追加される荷重の影響を受けません。従って、レビチェーンは非常に高い加速力を小さい力で達成することができ、1mにつき4kgまでの追加付加なら何の問題もありません。

一定した直線運動
 レビチェーンは磁気領域に「浮いている」ので、摩耗に対する非常に高い耐性があります。Eバンドと呼ばれる1本のストラップがベースとなり、各リンクが取付けられています。従来のピボット・穴あきのリンク接続部分がないので、接続部の摩耗が起きることはありません。Eバンド部分には、非常に軽量の金属部品が差込まれており、これにより磁気浮上式の一定した直線運動が可能となります。

40mものフリースパン走行が可能
 レビチェーンはフリースパン走行に適しており、40mもの長いストロークを実現できます。これは磁束の集中によってもたらされるもので、レビチェーンの加速・減速にかかわらず、レビチェーンは直線状態を保つことが可能です。上部走行部と下部走行部は、45~100mmの曲げ半径かつ高速で特定の領域を動く時でも、それぞれが接することはありません。レビチェーンは、ほとんど摩耗せず磁気領域内を円滑にスライドします。

上部走行部と下部走行部は別の動きが可能
 レビチェーンの上部走行部と下部走行部は、その動きが従来のケーブル保護管に比べ自在です。上部走行部は常に「浮いている」状態ですが、下部走行部は同じように「浮いている」状態にも「固定した」状態にも設定できます。このため、上部走行部と下部走行部の進行方向を逆にするなど、互い違いの動きをさせることも可能です。

製品仕様
 レビチェーン内のり巾25mmのEバンドを1単位として、最高3バンドまで並列して接続が可能です(25、50、75mmの3種類)。ケーブルの充填・取り出しにはイグスの「EZ」(イージー)方式を採用。これは保護管の切れ目にケーブルを押し込んで入れ、引っぱって取り出すというメンテナンスが簡単なもの。レビチェーンは、フリースパン方式(水平走行)、竪吊り下げ型、竪スタンド型などの設置が可能で、省スペース向き。高さや巾などに制約のある設置スペースへの取り付けも出来ます。また更に大きな収納重量に耐えられるタイプもございます(受注生産)。

写真PM1006-2:フリースパン走行で使用。上部走行部と下部走行部は接することがない。その為、ほとんど摩耗せず静かな走行音を実現した。



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