三菱電機、ルームミラー型設置方式の車両用後方確認カメラシステム用「7型LCDカラーモニタ」を発売
ルームミラー型設置方式で、運転者の後方確認をサポート
三菱カービジョン(車両用後方確認カメラシステム)用「7型LCDカラーモニタ」
発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」シリーズの新製品として、ルームミラー型設置方式の「7型LCDカラーモニタ」と、専用の「天吊金具」を11月1日から発売します。
< 発売の概要 >
・製品名 7型LCDカラーモニタ
形名 CM-7200
希望小売価格(税込み) 65,100円
発売日 11月1日
年間販売台数 5,000台
・製品名 天吊金具(※1)
形名 K-7210
希望小売価格(税込み) 8,190円
発売日 11月1日
年間販売台数 5,000台
※1:三菱ふそうキャンター用、その他車種には別売のアタッチメントと組み合わせて対応可能
< 発売の狙い >
輸送トラックや路線バスなど、大型車両の後方や死角をカバーするため、運転室内のモニタに小型カメラの映像を表示する「後方確認カメラシステム」の導入が進んでいます。モニタは従来ダッシュボード上に設置されていましたが、運転者の前方視界が妨げられることのないよう、2005年1月に国土交通省により道路運送車両の保安基準が改正され、ルームミラーの位置からモニタを吊り下げる設置方式が主流となっています。
また、運転者からは、より鮮明な映像で安全を確認したいとの要望が強く、視認性に優れたカラーモニタが求められています。
当社の車両用後方確認カメラシステム「カービジョン」は1970年発売以来、主に業務用車両用途として好評いただいてきました。今回、業界トップクラスのワイド画面を採用し、小型・軽量でルームミラー位置への設置に適した「7型LCDカラーモニタ」を発売します。
< 新製品の特長 >
1.ルームミラー方式により運転者の前方視界を確保
ルームミラーの代わりにモニタを天井から吊り下げる設置方式を採用しました。車両の振動を考慮して質量を当社従来比(※2) 45%削減し、外形寸法(※3)も50%減の体積に小型・軽量化しました。ルームミラーの位置に設置するため前方視界が良好で、モニタを確認したいときに無理のない視線で違和感なくご使用いただけます。
※2:当社製CM-7010との比較
※3:178.5 (W)×121(H)×31.6 (D) mm
2.業界トップクラスの7型ワイド画面採用と高輝度で視認性を向上
業界トップクラスの画面サイズとなる7型ワイドTFTカラー液晶と、当社従来比(※2) 1.5倍の高輝度500cd/m2 (※4)との相乗効果で視認性が向上しました。画面表示の縦横比を、ノーマル/ワイド/フルの3つの表示モードから、好みに応じて選択できます。
※4:cd/m2(カンデラ/平方メートル)表面の明るさの度合いを表す単位
3.先行発売したCCDカラーカメラとの組み合わせで、業界トップの最低被写体照度を実現
本年5月に発売した1/3型CCDカラーカメラC-4010/4060と組み合わせ、夕刻時や地下駐車場などの低照度環境でも鮮明な映像を表示します。C-4010/4060は業界トップの最低被写体照度0.5ルクスを実現しています。また、モニタ画面の輝度を運転者の好みに応じて昼間と夜間の2種に事前設定し、ライトのスイッチと連動して切り替えできるようにしました。
< 環境への配慮 >
本年7月から施行された欧州RoHS(※5)指令の規制をクリアし、地球環境に配慮しました。
※5:the Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment指令。EU加盟国で2006年7月以降に販売される電気電子機器に対し特定有害6物質の含有を規制するもの
< お客様からのお問い合わせ先/資料請求先 >
三菱電機株式会社 通信第二部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
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