NEC、自治体行政向けソリューション「GPRIME」の販売活動を開始
自治体行政向けソリューション「GPRIME」を体系化
~行政リソースを最大限活用するITソリューション~
NECはこのたび、自治体行政のIT化を促進するためのソリューション群全てを「GPRIME(ジープライム)」の名称で再編・体系化するとともに、新体系のもとで新たに追加したソリューションの販売活動を開始いたしました。
GPRIMEとは、「行政リソースを最大限活用するIT」を基本コンセプトとして、ICT(Information Communication Technology:情報通信技術)を活用した高度な自治体システムの構築において求められている、自治体経営・戦略性の強化、組織横断性の強化を実現するためのソリューション群であります。NECは、自治体向けソリューションを全て同ブランドのもとで販売し、GPRIME全体で今後3年間に400団体への提供を見込んでおります。
近年、全国の自治体においては、厳しい行財政環境の中で地域住民や企業の満足度を高めるまちづくりを実現するため、業務の合理化や改革に向けた様々な取り組みが必要とされております。こうした取り組みを推進する上で、自治体からは従来の業務効率化の目的に加えて、全庁での情報活用を推進しより戦略的な地域行政を実現することのできるITソリューションを求める声が高まっておりました。
GPRIMEはこのようなニーズに応えるものであり、以下のサービスにより構成されております。NECは今後、GPRIMEで提供するソリューションを順次、総務省が推進する「地域情報プラットフォーム(※1)」の標準に対応させてまいります。
(1)GPRIME住民サービス
税、証明書交付、申請、図書館など、住民と直結した業務を支援するソリューションを提供するサービス。
(2)GPRIME内部業務サービス
財務会計、人事給与、土木設計積算など、内部業務を支援するソリューションを提供するサービス。今後、自治体に企業会計の考え方を取り込む財務会計システム、戦略的人材配置を実現する人事給与システムなどを追加する予定。
(3)GPRIME業務基盤サービス
職員認証、決裁、文書管理、セキュリティなど業務システムを支えるソリューションを提供するサービス。
このたび新たに追加したソリューションは以下の通りであり、NECでは今後さらに新規のソリューションを追加・拡充してまいります。
・ 行政CRMシステム(GPRIME住民サービス)
住民ごとのきめ細かな行政サービス提供を実現するシステム。病院でのカルテの概念をモデルとして、窓口対応の均質化を図ると共に、応対管理・申し送り事項の共有・FAQ管理・コールセンター機能などを実現する。
・ 電子申請ASPサービス(GPRIME住民サービス)
総務省の仕様に準拠した、国内初(※2)のASP型の電子申請サービス。電子申請システムの導入コストを従来比で最大50%削減できることに加え、携帯電話による簡易申請など多くの機能を実現する。(※3)
・ LGWAN-ASPセキュリティ監視サービス(GPRIME業務基盤サービス)
自治体のネットワーク上に侵入検知システムを設置し、24時間365日の常時監視を行うサービス。今年度のLASDEC実証実験事業「LGWANを活用した情報セキュリティ支援事業」に本サービスが適用されている。
NECではGPRIMEについて、本日10月5日・6日に東京(サンシャイン文化会館)にて開催される「地方自治情報化推進フェア2006」に出展いたします。
GPRIMEの体系、ならびに名称の由来については別紙をご参照下さい。
●体系図
●基本コンセプト、名称、ロゴについて
以上
(※1)総務省が提言し、財団法人 全国地域情報化推進協会が標準化を進めている官民の情報システムを連携させるための基盤。
(※2)「地方公共団体における申請・届出等手続に関する汎用受付システムの基本仕様(第二版)」(平成15年3月28日)を満たした全国規模ASPとして国内初。
(※3)バックオフィスシステムについてもASP化を計画中。
< 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 >
NEC 公共ソリューション事業部
TEL:(03)3798-6222