日本アルコンと協和発酵、抗アレルギー点眼剤「パタノール点眼液0.1%」を発売
抗アレルギー点眼剤「パタノール(R)点眼液0.1%」を新発売
日本アルコン株式会社(本社:東京都港区 社長:スコット・マニング 以下、日本アルコン)と協和発酵工業株式会社(本社:東京都千代田区 社長:松田 譲 以下、協和発酵)は、2006年10月5日、抗アレルギー点眼剤「パタノール(R)点眼液0.1%」(一般名:塩酸オロパタジン 以下、パタノール)を新発売いたします。
パタノールは、アレルギー性結膜炎によるそう痒感や充血などの症状を改善する点眼剤です。選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、さらにヒト結膜肥満細胞からの化学伝達物質の遊離・産生抑制作用などを有しています。
パタノールは、アルコン・グループにより開発、製造および販売されており、現在84カ国で承認されています。米国では1997年に発売され、現在では抗アレルギー点眼剤市場の65%を越えるシェアを占めるトップブランドとなっています。また本剤の有効成分である塩酸オロパタジンは、協和発酵によって創製された化合物であり、2001年3月に同社から経口剤(製品名:「アレロック(R)錠」)として日本において発売され、すでにアレルギー性皮膚疾患やアレルギー性鼻炎などの治療に広く使用されています。
日本におけるパタノールの臨床試験は日本アルコンによって行われ、本年7月26日に日本アルコンが製造販売承認を取得、9月15日に薬価基準収載されました。
販売開始後は、本年6月27日に日本アルコンと協和発酵との間で締結したパタノールに関する共同販促契約に基づき、日本アルコンが眼科領域の情報提供収集活動を、協和発酵が製品流通業務および眼科領域以外の情報提供収集活動を、それぞれ行います。
日本アルコンならびに協和発酵では、本剤が今後アレルギー性結膜炎の患者様の治療とQuality of Visionの向上に貢献出来ることを期待し、医療関係者の方々への本剤の適正使用情報の迅速な伝達に努めてまいります。
【 抗アレルギー点眼剤「パタノール(R)点眼液0.1%」の製品概要 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 日本アルコン株式会社について 】
世界のリーディング・アイケア・カンパニーであるアルコン・インコーポレーテッド(本社:スイス・ヒューネンブルク)の100%日本法人。各種眼科用手術装置や眼内レンズなど幅広い眼科医療機器や眼科医療用医薬品、コンタクトレンズケア用品の輸入販売を行う。
【 協和発酵工業株式会社について 】
創業以来、発酵技術を基盤に合成技術も有機的に取り入れながら事業を展開。医療用医薬品の研究開発・製造販売を行なう医薬事業と、アミノ酸・核酸・健康栄養ヘルスケア関連製品などのバイオケミカル事業を二本柱とするバイオテクノロジー企業。
以上