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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.01.Sat
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2007'03.27.Tue

日本TI、最大7500万画素の処理性能を備えたデジタル・メディア・プロセッサーを発表

日本TI、DaVinciテクノロジーの新製品『TMS320DM350』を発表

~最大7,500万画素の処理性能で、コンパクトデジカメも一眼レフ並みに~


 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、同社の開発プラットフォーム「DaVinci(TM)テクノロジー」に基づくデジタル・メディア・プロセッサの新製品『TMS320DM350』(以下DM350)を発表しました。対象アプリケーションは、コンパクト・デジタルカメラ、ウェブカメラ、デジタルフォトフレームなどの普及価格帯のデジタル機器です。最大75メガピクセル(7,500万画素)の高い処理性能を備えつつ、ソフトウェア・パイプライン処理により機器の仕様や差別化に柔軟に対応します。
 なお同プロセッサには、ポスト・プロセッシング・アルゴリズムなど各種ソフトウェアと開発フレームワークが同時に提供されます。また機器設計にすぐに応用できるリファレンス・デザイン(各種開発ツール、ソフトウェア、テクニカルサポート)も今後供給を予定しています。
 新製品『DM350』とリファレンス・デザインを活用することで、デジタルカメラのメーカ各社は、デジタルカメラの開発期間を短縮し、開発プロセスを効率化させつつ、自社製品の差別化をはかることができます。  
 本件に関する詳細は、 http://www.ti.com/dscinfo (英文)から参照できます。

 『DM350』がもたらす最大75メガピクセル/秒の高い処理性能により、普及価格帯のコンパクト機でも一眼レフ級の高性能が実現します。たとえば、600万画素レベルの写真を続けて撮影する際、これまで数秒を要していた撮影間のタイムラグを0.8秒にまで短縮し、同時にノイズ除去、赤目現象の軽減といった各種の画像処理も適用できます。また連写モードでは、600万画素レベルの写真を1秒につき最大12枚撮影できます。

■DaVinciテクノロジーが、最終製品のさらなる差別化を実現
 TIとサードパーティー各社は、DaVinciテクノロジーのプラットフォームから、デジタルカメラの多機能化を支援する数々のソフトウェア(高感度ISO3200対応ノイズフィルタ、手ブレ防止機能、自動赤目除去、撮影した画像をカメラ単独で編集する機能、パノラマ撮影、動画からの印刷機能など)を提供しています。従ってカメラメーカは、これらのソフトウェアを活用しつつ、自社製品の競争力を高める、より特長的な機能(ホワイトバランス機能やオートフォーカスのアルゴリズムなど)に注力できます。

■リファレンス・デザインにより、開発や量産を迅速に
 『DM350』のリファレンス・デザインは、量産設計にすぐに活用できるハードウェアおよびソフトウェア一式で構成されます。具体的には、『DM350』デジタル・メディア・プロセッサ(ARM(R)コアと画像処理のアクセラレータを搭載)、LCD、画像処理用サブシステム、電源管理用サブシステム、DDR1/DDR2/MDDRメモリのサポート、8/16ビットNANDフラッシュ、各種ペリフェラル群が含まれます。本リファレンス・デザインは、機器開発コストの抑制を念頭に最適化されており、モジュラー構成で設計されているため、仕様に応じた設計の組み合わせ・組み換えが自由に行えます。したがってカメラメーカは、同一の基本構成(プラットフォーム)から複数の設計バリエーションを展開することも可能です。

 リファレンス・ソフトウェアとしては、強化されたポスト・プロセッシング・アルゴリズム群(手振れ防止やノイズ除去など)、統合ペリフェラル・ドライバ群、チップ・サポート・ライブラリ、ビデオ/オーディオ・コーデック、画像チューニング・ツール、カメラに特有の各種アルゴリズム、API、GUI開発ツール、および開発向けフレームワークが含まれています。さらに各種開発ツール一式、システム・ソフトウェア、テクニカルサポート、TIの超低消費電力MCUである『MSP430』、各種オーディオ・コーデック、電源管理用コンポーネントなども提供されます。
 リファレンス・デザインでは、各種ソフトウェアやツールが、量産出荷可能なレベルまで検証済みです。このためカメラメーカは開発やデバッグといったプロセスを最小限にとどめて、製品の差別化に注力できます。

 TIはDaVinciテクノロジーを基にした製品をデジタルカメラ市場向けに提供することで、カメラメーカが独自のIP(設計資産)を、ソフトウェアの追加・拡張という形でカスタム化し、自社の製品ラインに対して横断的に適用できるようにします。

■供給について
 『DM350』は本日よりサンプル出荷を開始します。量産出荷は2007年第1四半期の予定です。リファレンス・デザインは2006年第4四半期にサンプル出荷を開始予定です。量産出荷は2007年第1四半期の予定です。

 DaVinciテクノロジーは、デジタルAVコミュニケーションに向けたオープン・プラットフォームです。デジタルカメラ、ポータブル・オーディオ・プレーヤ、IPテレビ電話、監視カメラ、IP STB(セットトップボックス)、車載インフォテインメントなど、幅広いデジタルAVコミュニケーション関連製品の開発を強力に支援します。
 DaVinciテクノロジーについての詳細は、日本TIのホームページ http://www.tij.co.jp/davinci をご参照ください。

※DaVinciはTexas Instruments社の商標です。その他全ての商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します


【テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて】

 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、E&PS(教育関連)事業を展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。

 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、静岡県小山、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。

 TIに関する情報はインターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp )


< 読者向けお問い合わせ先 >
 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社  
 プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
 FAX:(0120)81-0036  URL:http://www.tij.co.jp/pic/


以上


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