ヤマハ発動機、独「インターモト」で欧州向け大型2輪車「FZ6 Fazer spec2」など発表
走りのクオリティを進化させ全9バリエーションで登場
2007年欧州向けニューモデル、ヤマハ「FZ6 Fazer spec2」
『インターモト2006』で発表
ヤマハ発動機株式会社は、10月11日から(プレスデーは10日より)5日間にわたりドイツ・ケルンで開催される『インターモト2006』(国際オートバイ・スクーター専門見本市)において、2007年欧州向けの新製品ヤマハ「FZ6 Fazer spec2」(カウル付き)及び「FZ6 spec2」(カウルなし)を展示する。ABS標準装備タイプから出力値を抑えたベーシック型まで全9バリエーションの設定で幅広いニーズに対応する。
「FZ6 Fazer spec2」はミドルスポーツとして人気の現行「FZ6-S “Fazer”」(カウル付き)の基本構成を継承しつつ、走行性向上、ボディ一部変更、EU3適合の環境性能などを具現化して総合性能を高めたモデルである。主な変更点は、(1)FI(フュエルインジェクション)制御マップ変更、(2)三元触媒採用、(3)新設計シート、(4)新作リアアーム、(5)一体キャリパー採用フロントブレーキ、(6)新設計カウルなどである。また最高出力値57kW設定のベーシック型として「FZ6 Fazer」(カウル付き)、「FZ6」(ネイキッド)を設定、若年向け免許制度(18歳~21歳制限)の西欧諸国向けに「FZ6 Fazer」は25kW仕様も設定した。
〈名 称〉 ヤマハ「FZ6 Fazer spec2」ほか全9バリエーション
〈発売日〉 2006年10月以降(欧州の各販売会社により異なります)
【 主な特徴 】
1)FIマッピング最適化
FI(フュエルインジェクション)のマップ最適化を図り実用域での扱い易さと高回転での心地よいエンジン回転の上昇感を実現した。
2)三元触媒による優れた環境性能
センターアップマフラーは、内部の触媒構造を変更。運転中の排ガス温度上昇で触媒機能を効果的に引き出す3箇所分割配置によるハニカム触媒を採用した。
3)新設計シートの採用
シートは、クッション硬度を見直し、またボトム部を新設計した。シート表皮もニュータイプを投入。これにより、ソフトでしっとりした乗り心地を実現しつつ良好な足着き性を実現した。
4)新作リアアームの採用
リアアームは、現行のスクエア型に替えてメインフレームのデザインに連動した概観とし、品質感向上を図るとともに、剛性バランスの最適化を図った。
5)一体成型キャリパー採用
キャリパー左右を連結するボルトがない一体成型のブレーキキャリパーを前輪に採用し小型化を図るとともに良好なコントロール性を実現した。
6)新設計フロントカウル(「FZ6 Fazer spec2」「FZ6 Fazer spec2」ABSのみ)
コンパクトな印象を醸し出す新デザインのカウルを採用し、軽快さと情熱的でスポーティーな雰囲気を強調した。上下に凝縮感あるフロントビューとなっている。
【 2007年モデル ヤマハ「FZ6」バリエーション設定 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 2007年欧州向けモデル ヤマハ「FZ6 Fazer spec2」主要仕様諸元 】
(※ 関連資料を参照してください。)