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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.27.Thu
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2007'04.06.Fri

アルファシステムズ、電子本の自動音声読上げ対応を開始

電子本の音声読上げ対応開始について


 株式会社アルファシステムズは、株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区代表取締役:萩野正昭、以下ボイジャー)とそれぞれが開発した電子音声読上げソフト「電子かたりべ」、電子本ビューア「T-Time」をユーザーのパソコン内で連動させ、購入された電子本を自動音声読上げさせるシステムを実現させました。2006年10月12日より公開いたします。
 電子本コンテンツは、講談社、グーテンベルク21をはじめとする出版社が販売するドットブック(.book)形式のもので、主に『理想書店』『パピレス』『楽天ダウンロード』等で販売されます。電子本の平均価格は一般書籍価格の40~60%です。
 ボイジャーの電子本ビューア「T-Time」は無償で配布されます。( http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/ )

 アルファシステムズの電子音声読上げソフト「電子かたりべ」プレーヤーは、ネット上から購入いたします。利用契約は年間3,000円、試用、割引などのサービスがあります。( http://www.e-kataribe.com/ )

 電子本ビューア「T-Time」から、読み上げ希望のファンクション・キー(F5)が押されると、「電子かたりべ」プレーヤーは、パソコン画面に表示されているドットブック(.book)を、文章ブロック単位に音読していきます。(*参照:操作・取扱について)
 音声には、元々「ながら聴き」ができる特性があるため、日常、多忙な方々にとっても「読書時間創造」という新しい効用も期待できます。「電子かたりべ」サービスは、誤読や不自然な抑揚を事前に補正した「かたりべ専用コンテンツ」の読上げサービスを基本と考えていますが、こうした特別なケアを施さない「素読み」モードでも、十分な読上げ品質を確保でき、既存の電子本を気軽に聴けることから、視覚障害者にとっては勿論のこと、高齢化に伴う視力低下(「ロービジョン」)に悩む広汎な人々にとって大きな魅力となるものと考えます。


■ 電子本の基準として音読を包含する
 音声読上げソフトはすでに市場にいくつもの導入がなされています。これらの音声読上げソフトは基本的に原データであるテキスト形式の情報を読上げるもので、出版社(版元)にとって、読上げのために原データをそのまま販売・配布することは著作権の保護上多くの問題をかかえていました。
 一方、視覚障碍者のパソコン利用率は確実に上昇し、読みたい本の原データ提供を求めるロービジョン・障碍者の声は高まる一方でした。
 ドットブック(.book)は、著作物の同一性を保持し、データ抜き出し防止の措置がとられています。このため市販の有償の電子本がそのまま基準として読上げ機能を備えることになり、ロービジョン・障碍者もまた同じ電子本の購入で音声読み上げを享受できることになります。つまり今まで福祉やボランティアの力によって支えられてきた音訳の仕事が、作家・出版社(版元)のビジネスの領域として想定できることになります。

 「T-Time」と「電子かたりべ」という二つの独立したソフトウェアが、読者のシステム上で相互に呼応し、新たな利用の機会を創出し、ビジネスの可能性も拓いたこと、そして電子本の基準としてこれを示していることは、重要な意味を持つことと思います。
 人の力によって読上げられる音訳は時間と費用がどうしてもかかります。このことはロービジョン・障碍者が手にできる出版点数に大きな影響を与えます。もし出版社(版元)が送り出すすべての電子的出版物が音声読上げを基準とするならば、世の中に出版される電子本点数はそのままロービジョン・障碍者への対応を備えたものになります。本を出版することが、特別な付加を加えることなく当たり前のこととしてロービジョン・障碍者への配慮をカバーすることにつながります。

■ 操作・取扱について
 (※ 関連資料を参照してください。)

■ 株式会社ボイジャーについて
 株式会社ボイジャーは、1992年10月設立、電子出版ツール「エキスパンドブック」をはじめ1998年には電子本ビューア「T-Time」を開発、TTXというHTMLベースのタグ体系のソースファイルをもち、商業的配布に対してはドットブック(.book)という出版フォーマット化を実現しました。
 講談社・角川書店・新潮社・文藝春秋・集英社・筑摩書房などが、すでに採用しています。日本語本来のたて書き・ルビ表示システムに実績をもち、液晶デバイスに最適な画像として書き出すことも可能なことから『BookSurfing』という携帯用ビューアを開発(セルシス、インフォシティ、ボイジャー共同開発)携帯3キャリアでの高いシェアを保持している。
 ホームページ http://www.voyager.co.jp/


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