ナショナルセミコンダクター、4チャネルのLVDSバッファ・リピータを発売
ナショナル セミコンダクター
業界最高のジッタ特性とESD耐量を実現した
4チャネルのLVDSバッファ・リピータを発売
業界で最も低ジッタの伝送、オンチップ・ターミネーション、
15kV ESD耐量などの機能を持つ2.0Gbpsバッファ・リピータ
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ユーゲン・ヘルト、資本金:42億750万円)は、業界をリードするLVDS(小振幅差動信号)製品ラインナップの新製品として、2つの低ジッタのシグナル・コンディショニング・バッファ・リピータを発売したと発表しました。
高性能アナログ・シグナルパス製品のリーディング・サプライヤであるナショナルが発売した4チャネルのLVDSバッファ・リピータ、DS15BR400とDS15BR401は、主流となっているLVDSを利用した複数の基板間、筐体間接続の設計に必要な全機能を搭載しています。0~2.0Gbpsの伝送速度で動作し、1.5Gbps時のトータル・ジッタは14psec(ピコ秒)です。さらに、業界最高の15kVのESD(静電気放電)耐量を持ち、FPGA、ASICや他のオンボード・コンポーネントに対して最大限の保護を提供します。ともに、コンフィギュラブルなプリエンファシス機能を内蔵し、テレコム、データコム、産業用機器、医療用機器、自動車やオフィス・イメージングなどのさまざまな電子システムにおいて、ケーブルやバックプレーン上でクリーンなLVDS信号伝送を行う場合に非常に適しています。
DS15BR400とDS15BR401の技術的特長
DS15BR400は、32ピンのLLP(R)パッケージまたは48ピンのTQFPパッケージで提供され、通常の構成のバックプレーンやケーブル上でLVDSクロック・チャネルないしデータ・チャネルを最大4チャネルまでドライブします。LVDS、LVPECL(ローボルテージ・ポジティブ・エミッタ・カプルド・ロジック)またはCML(カレント・モード・ロジック)の入力レベルへのインタフェースが容易な広い差動入力範囲を持ち、出力レベルはLVDSに完全対応しています。コンフィギュラブルな出力プリエンファシス機能は、出力を「オーバードライブ」して、伝送損失の大きいインターコネクトの補償を可能にします。消費電力に敏感なアプリケーションでは、冗長性のあるアプリケーションのように、4つのチャネルすべてをアクティブにしない場合に消費電力を最小限に抑制できる、各チャネルのパワーダウン・モード機能を効果的に使用できます。
DS15BR400は入出力ターミネーション機能を集積しており、基板スペースの低減とシグナル・コンディショニングの最大化を実現します。DS15BR401は、性能とパッケージングはDS15BR400と同じですが、マルチドロップ・レシーバとしての使用を可能にするレシーバ・ターミネーション機能は内蔵していません。
DS15BR400とDS15BR401の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文についてはそれぞれ、 http://www.national.com/pf/DS/DS15BR400.html 、 http://www.national.com/pf/DS/DS15BR401.html をご覧ください。
ナショナルのインタフェース製品に関する詳細情報は、 http://www.national.com/JPN/appinfo/interface/ をご覧ください。
ナショナルのLVDS技術
ナショナルの小振幅差動信号(LVDS)技術は、低電圧/低ノイズで銅線ケーブル上での高速データ伝送を実現する技術です。LVDSは、ミリワット・レベルの消費電力でギガビット・クラスのデータ伝送を可能にし、これによって帯域幅への要求が厳しいアプリケーションにおける、現行および将来の高性能データ伝送の課題を解決します。Databean社の2005年アナログIC市場シェア調査レポートによると、ナショナルは高速LVDS製品の世界最大のサプライヤです。ナショナルのLVDS製品には、インタフェース・ライン・ドライバ/レシーバ、LVDS-LVDSシグナル・コンディショナ、LVDS-LVDSスイッチング/マルチプレクシング/リピーティング機能、LVDS-LVDSシリアライザ/デシリアライザ(SerDes)、FPDリンク・ディスプレイ・ソリューション、高速デジタル・インタフェース内蔵のADC製品などがあります。ナショナルのLVDS製品の詳細については、 http://www.national.com/JPN/appinfo/lvds をご覧ください。
<供給>
DS15BR400とDS15BR401は、すでに出荷が開始されています。
高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリ、 http://www.national.com/company/pressroom/gallery/network.html で入手できます。
このニュースリリース(製品画像付き)はナショナル セミコンダクター ジャパンのウェブサイト http://www.national.com/JPN/news/item/0,4140,632,00.html でもご覧いただけます。
<商標>
LLPおよびNational Semiconductorはナショナル セミコンダクター コーポレーションの登録商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各社の所有に属します。
ナショナル セミコンダクター コーポレーションは、付加価値の高いアナログ・デバイスやサブシステムを創造し、世界の市場をリードするアナログ企業です。ナショナルはパワーマネジメントIC、ディスプレイ・ドライバ、オーディオ・アンプ/オペアンプ、インタフェース製品およびデータ・コンバージョン・ソリューションを提供しています。主要アナログ市場はワイヤレス・ハンドセット、ディスプレイおよび医療、自動車、産業用、計測/測定向けアプリケーションなどの広範なエレクトロニクス機器です。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2006年5月28日に終了した2006会計年度の売上高は21億6,000万ドルでした。
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約130名です。
ウェブサイト・アドレス:
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社: http://www.national.com/JPN/
米国本社: http://www.national.com/
<お問い合わせ先>
TEL: 03-5639-7300(大代表)
E-Mail: jpn.feedback@nsc.com