PFU、高品位コンパクトキーボード「HappyHacking Keyboard 輪島塗モデル」など発売
HappyHacking Keyboard 輪島塗モデル 完全オーダーメイドで発売
HHKBシリーズ発売10周年記念特別モデル 「初回数量限定100台」
アルミ筐体、輪島塗キートップを採用 「ITと伝統工芸の融合」
株式会社PFU(社長:輪島 藤夫、本社:石川県かほく市宇野気ヌ98-2)は、高品位コンパクトキーボード HappyHacking Keyboard(注1)(以下、HHKB)シリーズ発売10周年を記念して、筐体にアルミ削り出しフレームを採用した「HHKB Professional HG(262,500円/本体価格:250,000円)」、更にキートップに輪島塗を施した特別モデル「HHKB Professional HG JAPAN」(525,000円/本体価格:500,000円)を、本日より完全オーダーメイドで限定発売いたします。
HHKBシリーズは、1996年の初代モデル発表以来、プログラマにとっての理想のキーボードを追求し、キータッチに優れた高性能なコンパクトキーボードを提供し続けて参りました。そして、今回、発売10周年にあたり、更なる理想のキーボードを追求し、「世界最高の打感と質感を持った究極のキーボード」として、一切の妥協を許さず製品化したのが、この「HHKB Professional HG」と「HHKB Professional HG JAPAN」です。
本製品の特長
1.日本の伝統工芸「輪島塗」のキートップを採用 (※HG JAPANモデルのみ)
本製品は、石川県の輪島塗工房「大徹漆器工房」の協力を得てキートップに「輪島塗」を施し、極上の質感と手触りを実現し、日本の伝統工芸とITの融合を図りました。高級万年筆のボディにも使われる実績を持つ輪島塗(漆)は、抗菌性・吸湿性・耐久性といった特徴を兼ね備えており、キーボードのキートップにも最適なコーティング技術です。(「JAPAN」は英語で「漆塗」の意味も表します)
2.「高剛性・アルミ削り出しフレーム」を採用
ボディには、剛性の高いアルミ削り出しフレームを採用し極上のキータッチを実現しました。自動車のシャーシ剛性が走行性能を大きく左右するように、キーボードもフレーム剛性をアップさせることで、タイピングの力を逃すことなく、高速の打鍵もしっかりと受け止めることが出来、タイピングの感触が驚くほど向上します。
アルミ筐体の外装部については、表部分はヘアライン処理を施し、裏面はクロムメッキによる鏡面仕上げを施したスタイリッシュな仕上げとなっております。また、裏面にはご希望により、お客様のお名前をレーザー印字いたします。なお、本ボディの製造については、「東プレ株式会社」の全面的な協力を得ております。
3.ベストポジションへのこだわり「傾き8段階調整」
キーボードの傾きは、約1度単位で8段階に調節可能です。六角レンチを用いて、レッグのパーツを交換することにより、お客様の最適なポジションに調整いただけます。
※六角レンチ、セットアップ用の竹製ピンセット、交換用のレッグは、専用の木箱に納められ標準添付されます。
4.HHKBシリーズ基本スペックの踏襲
・静電容量無接点方式(注2)
高速タイピングへの追従性と高耐久性(キー寿命3,000万回以上)を実現
・省スペース
キーピッチは19.05mm、キー数を60の必要最小限に抑えて小型化
・UNIX配列
特にUNIXRやLinuxユーザーのキー入力に最適
・マルチプラットホーム対応
PC、Macintoshに対応
・耐久性のあるキー刻印
刻印モデルには、鮮明で耐久性の高い昇華印刷方式を採用
・カスタマイズ機能
背面スイッチにより、制御キーの割当等のカスタマイズが可能
・増設インタフェース
USB2.0対応HUB 2ポートを標準装備
当社では、HHKBシリーズを「高級IT文具」として位置づけ、上質なものづくりにこだわって参りました。今回、本コンセプトにご賛同をいただいた「Pen Boutique 書斎館 Aoyama」と「AssistOn」の2店、および当社通販「PFUダイレクト」での限定販売といたします。
モデル・販売価格・販売店・販売開始
※添付資料参照
販売台数
初回ロット100台限定販売(HHKB Professional HG/HG JAPAN 全モデル合計)
展示会
本製品は、「eドキュメントJAPAN2006」(10月18日~20日、東京ビッグサイト)当社ブースでもご覧いただけます。
関連ホームページ
・HappyHacking Keyboardホームページ URL:http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/
・PFUインターネット通信販売 「PFUダイレクト」 URL:http://www.pfu.fujitsu.com/direct/
製造協力会社について
大徹漆器工房
輪島市で唯一、天日黒目という古来からの方法で漆を自家精製し輪島塗製品を制作している工房。日本各地での展示の他、仏メゾン・エ・オブジェ等の海外展示会にも出展し、輪島塗を広く世界に紹介しています。
ホームページURL http://w2252.nsk.ne.jp/daitetsu/
漆頭 八井汎親氏のコメント
一見関係がなさそうな輪島塗とキーボードですが、毎日手に触れるキートップには、丈夫で耐久性が高く、抗菌性もある漆の特性が活かせるのではないかと考えました。無機的なIT機器に有機的な漆が入ることによって、新たな存在価値が生まれることを期待します。
東プレ株式会社
自動車機器のプレス部品加工メーカーからスタートし、「モノづくり」にこだわり続け、さまざまな事業分野へ拡大。近年は、電子機器の分野で、高品質のキーボードメーカーとしても市場から高い評価を受けています。
ホームページURL http://www.topre.co.jp/
取締役 磯田徳幸氏のコメント
コスト優先の『物造り』が闊歩する時代に、とことん品質を追求した『物創り』に参加できた幸せを感じています。手を抜かない日本の技術と、妥協を許さない伝統工芸が合体して生み出す最高の感性を貴方の指先で感じて頂きたいと思います。
販売協力店について
Pen Boutique 書斎館 Aoyama
東京南青山の筆記具専門店。オーナー赤堀氏の「pen is fashion」のコンセプトのもと、各国ブランドの万年筆を心ゆくまで選べる空間を提供。米TIME誌がアジアの優れた観光地や店を紹介する「Best of Asia」の1つに今年選ばれています。
ホームページURL http://www.shosaikan.co.jp/
オーナー 赤堀正俊氏のコメント
「キーボードを通常の電子製品ではなく文房具に位置づけ、輪島塗モデルは高級筆記具のように徹底的にこだわっていきたい」などのお考えに賛同しました。メンテナンス小道具の入った木製の入れ物、中に入っているピンセットを竹で作るなど小物に至るまで徹底的にこだわり抜き、心を込めて作成した製品は10周年記念にふさわしく、きっとユーザーの心を揺さぶることと信じています。
AssistOn(アシストオン)
東京原宿の提案型雑貨店。優れたデザイン・インタフェースを持った「使う楽しさを与えてくれる製品」を多数品揃え。また、グッドデザイン賞の趣旨を理解し、受賞商品の積極的販売を行う「Gマーク・パートナーショップ」第1号店に認定されています。
ホームページURL http://www.assiston.co.jp/
代表取締役 大杉信雄氏のコメント
かつて、名だたる文豪が万年筆のペン先にこだわり、原稿用紙の紙質を大切にしてきた。良い筆記用具は優れた作品を創り出すのか?否。だが、道具にこだわり、その道具の作り手への尊敬の念が、良い作品作りへの原動力になってきたことは誰も否定できないだろう。そして現代。デジタルデバイスを使って思考する我々にとって、妥協なき品質を求めて創られた道具がここに生まれた。この至高の道具から、どんな創造がもたらされるのだろうか。
商標について
・Macintoshは、アップルコンピュータ社の商標です。
・UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
・その他の会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
注釈
(注1) HappyHacking Keyboard
「コンピュータを自在に使いこなすプロフェッショナル(ハッカー)が、自由自在に(ハッピーに)使いこなす為のキーボード」をコンセプトにPFUが開発した高品位コンパクトキーボードです。
「HappyHacking Keyboard」(HHKB)シリーズは、和田英一東京大学名誉教授の「馬の鞍」の考え(注3)のもと、1996年の発売以来、PC本体が変わっても使い続けたい理想のキーボードを目指してきました。キータッチに優れた高性能なコンパクトキーボードとして多くのお客様にご好評をいただき、これまでに日本と北米を中心に20万台を超える出荷実績があります。
(注2) 静電容量無接点方式
静電容量無接点方式は、キー押し下げ時の静電容量値の変化を検出するスイッチ方式で、キーを底まで押し切る必要がないため、軽いタッチと良好なフィードバック感を得ながら高速に打鍵できる特性を持っています。また、接点が磨耗しないため耐久性に優れ、3,000万回以上のキー寿命を実現しています。
(注3) 和田英一東京大学名誉教授の「馬の鞍」の考え
「アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。」(東京大学 和田英一 名誉教授)
以上
お客様お問合せ先
PFUダイレクト
電話:0120-14-4541(フリーダイヤル)
E-mail:hhkb@pfu.fujitsu.com
URL: http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/