旭硝子、中国において自動車用ガラスの第2工場新設を決定
中国において自動車用ガラスの第2工場新設を決定
旭硝子株式会社(本社:東京、社長:門松正宏)は、中国広東省仏山市において、中国第2番目の自動車用ガラス工場を新設することを決定しました。今後、約65億円を投資して、当該自動車用ガラス(合わせガラス、強化ガラス)工場を2007年初頭に着工し、2008年第1四半期に量産開始予定です。
中国における自動車生産台数は、2002年のWTOへの加盟を契機に急拡大しており、2005年には前年比約13%増の571万台となり、ドイツを抜き米国、日本に次ぐ世界第3位となりました。
今後も中国の自動車生産台数は年率8%程度で伸長し、2010年には900万台超となり、日本とほぼ並ぶことが予想されており、これに伴い、自動車用ガラスの需要も確実に増加することが見込まれます。
当社は、1995年に中国河北省秦皇島市所在の自動車用ガラス会社(現、旭硝子汽車玻璃(中国)有限公司)へ資本参加して以降、2003年に同社を100%子会社化、2004年には最新設備の導入により生産能力を約120万台分/年に増強し、自動車用ガラス事業の強化、充実を図ってきました。
今回、第2工場約100万台分/年の新設により、中国全体で合計約220万台分/年の供給体制を構築すると共に、グローバル同一で高品質な自動車ガラスの提供をさらに強化、加速していきます。
第2工場の設置場所となる広東省仏山市南海科学技術工業園区への進出は、1)自動車メーカーの進出状況、2)道路や電力などのインフラ整備状況、3)当社の自動車用ガラス素板の生産拠点(江蘇省蘇州市。
本年5月より稼動)からの輸送距離などを総合的に判断し決定致しました。
なお、第2工場の概要は以下の通りです。
1.所在地 広東省仏山市南海科学技術工業園区内
2.総投資額 約65億円
3.生産開始 2008年第1四半期(予定)
4.生産能力
自動車用合わせ及び強化ガラス
現存の工場 約120万台分/年
第2工場 約100万台分/年
合計 約220万台分/年
当社は、自動車用ガラスにおいてグローバルシェア30%を保有しておりますが、今回の設備投資により、中国の乗用車・SUV市場でグローバル並みのシェア獲得を目指すと共に、お客様に対してより高い品質の製品・技術・サービスを安定的に提供していきます。
以上