ブラザー、小物部品加工向けの工作機械「TC-31B」を発売
最大10%の生産性向上を実現
小物部品加工向けの工作機械「TC-31B」を発売
ブラザー工業株式会社(社長:平田誠一)は、工作機械「CNCタッピングセンター」の新製品として、生産性(従来機種「TC-31AN」比)を3~10%向上させた「TC-31B」を発売します。
製品名 TC-31B
発売日 2006年11月1日
標準価格 998万5500円*1(本体価格:951万円)
>>製品情報のページへ http://www.brother.co.jp/product/machine/info/tc31b/index.htm
当社の産業機器事業の主力製品である「CNCタッピングセンター」シリーズは、自動車や二輪車、IT関連機器などに搭載される幅広い部品の加工*2を主な用途とし、日本や中国、東南アジア向けを中心に、1985年の販売開始以来、生産を拡大しています。
「TC-31B」は、自動車用小物部品や、パソコンのハードディスクドライブ(HDD)などのIT部品といった、小物部品加工において高い生産性を発揮します。コラム*3移動方式のコンパクトな機械本体内に2面式回転テーブルを搭載することで、片面のテーブルでの加工中に、もう片面のテーブルで加工部品の取り外しが同時に行えます。このため、加工部品を着脱するためのロスタイムがなくなり、テーブル移動方式の機械に対し、加工部品の交換時間を含めた全体的な時間で比較した場合、総生産性が最大で35%以上*4も向上します。今回、自社開発のNC制御装置「CNC-B00」を搭載することで、操作性が大幅に向上し、加工面の品位もより美しく仕上げることが可能になりました。
◆従来機種(TC-31AN)からの主な改善点◆
●高生産性
NC制御装置の一新によりプログラム処理速度が増したと同時に、稼動時の加速度向上などにより、サイクルタイムを短縮し、生産性が3~10%向上(従来機種比)しました。
●美しい加工面を実現
機械構造の改善や主軸径の拡大などにより剛性を高めたことで、加工面をより滑らかに美しく仕上げます。
●操作性・機能性の向上
自社開発のNC制御装置により、12.1型カラーディスプレイの採用やメンテナンス通知機能などユーザーインターフェースを従来機種に対し大幅に向上させました。また、加工形状に合わせて自動的に加工速度をコントロールする機能により、より微細な加工や曲面の加工を可能にしています。
<展示会出展について>
当社は「TC-31B」を、11月1日から11月8日まで東京ビッグサイトにて開催される「JIMTOF 2006(第23回日本国際工作機械見本市)」に出品します。
*1 主軸回転速度16,000回転/分、26本ツールの税込価格。主軸回転速度22,000回転/分、26本ツール仕様も選択可能
*2 穴あけ、ねじ切り、表面削りなど
*3 機械の支柱となる基本構造体の一部
*4 数値は加工内容により異なります。
■主な特長(*添付資料参照)
■主な仕様(*添付資料参照)
<お客様 お問い合わせ先>
ブラザー販売株式会社
産業機器事業部
TEL : 052-824-2232
FAX : 052-811-0469