東京電力、中国の水力発電CDMプロジェクトから創出される炭素クレジットの売買契約を締結
中国の水力発電CDMプロジェクトへの参加について
~中国新疆ウイグル自治区の水力発電CDMプロジェクトにより創出される炭素クレジットを購入~
当社は、本日、中国の電力・熱供給事業会社「●(※)有限公司」[注1]との間で、同社が新疆ウイグル自治区で実施する水力発電CDM[注2]プロジェクトにより、2007年5月から2012年末までに創出される炭素クレジットを全量購入する売買契約を締結いたしました。
※●の正式表記は、添付資料をご参照ください。
本プロジェクトは、「●有限公司」が、新疆ウイグル自治区北部に、総出力5万kW(0.9万kW×2基、1.6万kW×2基)の自流式水力発電所を建設するもので、発電した電力は、地域電力系統の「石河子電力網[注3]」に供給されます。
この電力系統は、一部の電力を、当該地域の広域電力系統である「新疆ウイグル自治区電力網[注4]」から供給されており、このたびのプロジェクトにより、これらのネットワークで利用される電力の一部が水力発電によって代替され、化石燃料の消費が抑制されることから、2012年末までに合計約137万トンのCO2排出量の削減が見込まれます。当社はその全量を炭素クレジットとして購入する予定です。
詳細は、別紙のとおりです。
当社は、地球温暖化防止への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置づけており、引き続き、国内における電気の供給面・使用面の対策や、海外プロジェクトを通じた炭素クレジットの取得など、国内外での地球温暖化対策を積極的に推進してまいります。
以 上
*注釈は添付資料をご参照ください。