新日鉱HD、2007年-2009年度が対象の中期経営計画を策定
2007-2009年度中期経営計画の策定について
- 併せて2015年度を目途とした長期ビジョンづくりに着手 -
当社(本社:東京都港区虎ノ門二丁目、社長:高萩光紀)は、今般、2007年度から2009年度を対象とする中期経営計画(以下「本中計」)を策定いたしました。本中計においては、成長戦略に一段の拍車をかけるとともに、財務体質の更なる改善に努めてまいります。
【 2007-2009年度中期経営計画(総括) 】
(1)基本方針
1)成長戦略を積極的に実行する。
2)財務体質を一段と強化する。
3)より一層のコスト削減と高付加価値事業の強化・拡大に努める。
(2)数値計画
1)収益面では、最終2009年度において、経常利益1,600億円、当期純利益900億円を計上する。
(為替115円/ドル、原油価格50ドル/バレル(ドバイスポットベース)、銅価200セント/ポンドを前提)
2)財務面では、かねて目標としている「2010年度末までに自己資本比率40%以上、D/Eレシオ
1.0倍以下」を目指す。ただし、D/Eレシオの目標は、1年前倒しの2009年度末に達成する。
3)投資面では、3年間の設備投資・投融資総額は4,350億円、そのうち約70%に相当する3,050億円を競争力強化、能力増強、新規事業、研究開発等の成長戦略に投じる。
【 2015年度を目途とした長期ビジョンの骨子 】
また、本中計の策定と併行して、この3カ年を越えた将来のあるべき姿、すなわち、次の骨子による「2015年度を目途とした長期ビジョン」の検討に着手いたしました。今後、この骨子に基づき、具体的ビジョンを策定してまいります。
(1)2015年度の基礎収益力として、連結経常利益2,500億円以上を目指す。
(2)この目標に向け、リスク・リターンのバランスのとれた事業のベストポートフォリオを追求する。
(3)既存事業の拡充、新規事業の探索等にあたっては、研究開発力強化やM&A・アライアンスを推進する。
(4)グローバル人材の確保・育成、IT基盤の整備、グループ会社の再編、地球環境問題への対応など、経営インフラの整備に取り組む。
(5)グループシナジーの少ない事業や収益低迷事業については、その方向性を明確にする。
(6)これらの諸施策を講じていくため、本中計期間を含む2014年度までに1兆円規模の設備投資・投融資を行う。
*本中計の概要は添付資料のとおりです。