NTT-AT、NTTドコモに総合試験ツール「ProLab 3G-324M」を販売
NTT-AT、総合試験ツール「ProLab 3G-324M」をNTTドコモに販売
3G携帯電話機のテレビ電話相互接続性検証・解析をサポート
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石川 宏 (いしかわ ひろし))は、株式会社NTTドコモ(以下:ドコモ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 維夫 (なかむら まさお))に、3G携帯電話機のテレビ電話相互接続性検証・解析をサポートする総合試験ツール「ProLab 3G-324M(*1)」(開発元:RADVISION Ltd.(*2) 本社:イスラエル・テルアビブ、CEO:Boaz Raviv、NASDAQ:RVSN)を販売しました。
今回、「ProLab 3G-324M」の以下の点が評価され、購入いただきました。
1. 3G携帯電話機テレビ電話の擬似(シグナリングとメディア)およびH.223/H.245のモニタ・解析機能が備わっていること
2. IMTC(*3)/GCF(*4)のテストケースがあること
NTT-ATでは今後もさらに、お客さまが高度な試験を短期間に簡易に実施できるよう、3G-324M対応だけではなく、NGN対応機能に関してもRADVISIONと共に「ProLab」の機能充実を進める予定です。
■ 「ProLab」の主な特徴
・直感的な操作で使い勝手の良さを実現
・マルチプロトコル(SIP、H.323、NGN)とマルチメディア(H.264、MPEG-4、H.263などの映像コーデックおよび各音声コーデック)対応
・通話中の2台のテレビ電話のシグナリングとメディアを両端末に影響することなくモニタする「インタセプタ」機能
・ネットワーク問題の擬似機能、画像品質解析機能
・自動試験実施機能と自動結果評価機能
・既存試験環境と接続するXML/SOAPをサポート
・テレビ電話開始までの時間を大幅に短縮する標準プロトコルWNSRP*5、MONA*6(H.324 Annex K)をサポート。
■ 価格
500万円~ (消費税込:525万円~)
<用語解説>
(*1) 3G-324M:
3GPPで策定された3G携帯電話でのTV電話等用のオーディオ・ビジュアル通信の規格。
(*2) RADVISION Ltd.:
1993年にイスラエルのテルアビブで設立。ITU(国際電気通信連合)のH.323プロトコル勧告制定に中心的な役割を果たすなど高度な技術力を誇る企業。世界で70%以上のシェアをもつH.323をはじめ、SIP、3G-324M、MGCP、MEGACO/H.248、RTSP、NGNなど様々なプロトコルに対応するソフトウエア・ライブラリの販売、テレビ会議関連ハードウェア製品群を開発販売しています。NTT-ATは、RADVISIONの全製品を取り扱っており、特にソフトウェア製品については日本の総代理店として一元的に販売および技術サポートを行っています。
(*3) IMTC:
International Multimedia Teleconferencing Consortiumの略。対話型マルチメディア遠隔会議システムの開発やサービスに必要な標準規格の採用実現とその推進を図り、国際的公開標準規格に準拠した相互運用性のあるマルチメディア遠隔会議システムの開発を推進。
(*4) GCF:
Global Certification Forumの略。通信事業者、端末メーカ、テストハウス等から構成される国際的な機関。携帯電話端末とネットワークとの相互接続試験の仕様と認証プロセスを策定・提供。
(*5) WNSRP:
Windowed NSRPの略。3G-324Mシステムにおけるテレビ電話開始までの時間を大幅に短縮する手順。
(*6) MONA:
Media Oriented Negotiation Acceleration の略。H.324 Annex Kの別名。H.324のテレビ電話開始までの時間を大幅に短縮する技術。
※ 「ProLab」は、RADVISIONの登録商標です。