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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.29.Fri
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2007'04.13.Fri

BML、生化学的検査の新自動検査ライン「新シンフォニー・ケミストリー」が本格稼動

BML総合研究所・新自動検査ライン(新シンフォニー・ケミストリー)
本格稼働のお知らせ


 株式会社ビー・エム・エルは、BML総合研究所(埼玉県川越市)において、次世代型ラボシステムの構築を進めておりましたが、この度、その中核となる生化学的検査の新自動検査ライン、新シンフォニー・ケミストリーが完成し、10月より本格稼働に入りましたのでお知らせします。


1.新自動検査ライン構築の背景と目的
 BML総合研究所では、これまで分析装置と搬送ラインを組み合わせた自動分析ラインを稼働させておりましたが、検体数量の増加による検査処理能力不足や老朽化といった問題を抱えていました。この度、新たに構築したシステムはこうした問題を解決すると共に、従来のライン方式からセル方式とすることで、ライン方式の欠点を補い検体数量に応じた分析装置の稼働が可能となるため効率的な運用が図れる他、レイアウトの変更などにも柔軟な対応が可能となります。
 また、分析装置への検体の供給や搬送については、従来人手に頼らざるを得ませんでしたが、病院内等の自律搬送ロボットで実績のある松下電工株式会社様と共同開発した検体自動搬送ロボットを使用することで、可能な限りの無人化を実現しました。


2.新自動検査ラインの概要
 この度導入した新システムは、自動分析装置17台を配備し、これら分析装置への検体の供給・排出を10台の自動搬送ロボットにより行われます。ロボットは、無軌道自動走行が可能であり、「レーザー・レーダ」と言うレーザーを使用し障害物を自動的に感知して回避することができ、また複数のロボットが各分析装置からの搬送要求に対して、衝突・渋滞なく最適に配車する制御システムを有しています。BML総合研究所は、一日10万人以上の患者さんの検体を自動化された検査ラインにより短時間で大量処理をしており、その規模は世界でも有数の処理能力を誇りますが、今回のロボット搬送システムは、これを更に高速・大量処理を可能とするための、より安全で独自性のあるシステムとなります。


【システムの名称】
 新シンフォニー・ケミストリー(自動分析装置搬送システム)

【システムの構成】
 検査機器台数17台
 自動搬送ロボット10台

【処理能力】
 最大分析処理能力約9,000検体/時間(従来比1.875倍)
 ロボット搬送能力約9,000検体/時間
 
【主要検査内容】
 一般生化学的検査、免疫学的検査

【検査稼働時間】
 自動充電システムにより、24時間フルオートメーションが可能。


3.今後の予定
 今回稼働したのは、生化学的検査の自動検査ライン(旧シンフォニー・ケミストリー)の次世代型システムとなりますが、今後血液学的検査の自動検査ライン(旧シンフォニー・ヘマトロジー)及び検査前処理工程(旧フロンティア)についても、順次次世代型システムへ移行し、更なる品質の向上及びユーザーサービスの向上を図っていく予定です。


《松下電工株式会社について》

事業内容: 照明、情報機器、電器、住宅建材、電子材料、制御機器などの製造、販売、施工および各種のサービス活動
本社:    大阪府門真市大字門真1048番地社長:畑中浩一
資本金:   1,485億円
売上高:   16,066億円(平成18年3月期連結)
従業員数:  50,767名(連結)


以上

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