ゼンテック、地上デジタル放送受信チューナを搭載した「IP-STB」を開発
地上デジタル放送受信チューナを搭載したIP-STB
―韓国デジタル・ワールド社がゼンテックの
ISDB-Tモジュール技術を採用した製品を開発―
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三、以下、「ゼンテック」)は、同社が提携をしている韓国デジタル・ワールド社(本社:韓国京畿道果川市、代表取締役社長:Daniel Kim、以下、「DW」)が、ゼンテックの開発したISDB-Tモジュール技術を取込んだIP-STBを開発したと発表いたしました。
この製品は、インターネットを利用したインターラクティブ・ビデオ・オン・デマンド(VOD)と地上デジタル放送の受信をサポートするコンボ製品です。
もともと、DW社のIP-STBは、ホテル、病院、リゾート施設などで、VODとして多様な映画などの有料サービスを楽しむために開発されました。また、ホテルのマネージメント・システムと連動して、チェックアウト、インスタントビリング(即時支払い)、ルームサービスのオーダなどを始めとするサービスと、ホテルの各種情報を提供いたします。
このIP-STBに地上デジタル放送受信チューナを搭載したことで、利用者にさらに利便性を提供いたします。
当社はこの製品を来る11月15日~17日からパシフィコ横浜で開催される組込み総合技術展:Embedded Technology 2006(ET2006)の当社ブース(ブース番号:C-32)で展示いたします。
地上デジタル放送の普及と同時に、テレビ以外の製品に地上デジタル放送受信機能を内蔵した応用製品のニーズが高まっています。VOD機能のみをサポートするDW社のIP-STBは、韓国の市場ではすでに利用されております。地上デジタル受信機能が追加された本製品は、今後、日本のホテル、病院、リゾート施設向けのVODシステムを手がけるオペレータを中心に販売を予定しております。
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンについて
1997年に創業者である社長大谷省三により、世界のソフトウェア技術の頂点にある米国シリコンバレーに設立されたゼンテック・テクノロジー・インク(現在は連結子会社)を母体とし、2000年2月に本邦に設立されました。既にDVB-MHP、OCAPなどのデジタルTVおよびSTB向け世界各国の標準規格「MediaStack(TM)シリーズ」や、Java搭載携帯電話向けの統合開発環境「JADE(TM)シリーズ」、携帯電話などの組込み機器上で動くJavaベースのウェブブラウザ、デジタル家電向けビジュアル・オーサリングツールの「Zentek MediaMaster(TM)」などを提供しており、デジタル情報家電分野での高度な専門知識を活用し、最先端ソフトウェアの開発・サポート・ライセンス、およびデジタル家電・携帯電話事業に必要不可欠なQA(Quality Assurance:品質保証)事業などの画期的な情報家電技術ソリューションを包括的に、日・米・シンガポールの拠点より世界に向けて提供し、ユビキタス社会の実現に貢献する事を使命としております。
さらに詳しい情報につきましては、 http://www.zentek.co.jp/ をご参照ください。
デジタル・ワールド社について
DIGITALL WORLD, Inc. (代表:Daniel Kim) は2000年に設立されたデジタル放送用STBを専門とするIT企業で、DVB-S、DVB-T、DVB-HD、Cable、CAS、PVR、VODの技術を保有しているトップメーカです。特にDVB-HDのSTB市場(オーストラリア)では約40%(累計)の市場占有率をもち世界でもトップシェアを誇っております。
さらに詳しい情報につきましては、 http://www.digitallworld.com/ をご参照ください。
・ 記載された社名および製品名は各社の登録商標もしくは商標です。