三菱ウェルファーマとクレハ、慢性腎不全用剤「クレメジン」の海外ライセンス契約を締結
慢性腎不全用剤「クレメジン」の海外ライセンス契約締結に関するお知らせ
三菱ウェルファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、社長:小峰 健嗣)と株式会社クレハ(本社:東京都中央区、社長:田中 宏)は、クレハが創製した慢性腎不全用剤「クレメジン」について、三菱ウェルファーマが米国を含む全世界(日本、韓国、中国、台湾、フィリピン、インド及びイスラエルを除く)での独占的開発及び販売権を取得することに合意し、本日、両社の間でライセンス契約を締結しましたのでお知らせいたします。
「クレメジン」は、高純度の多孔性球状活性炭からなる経口吸着炭で、消化管で分泌または腸管内で産生される尿毒症毒素であるウレミックトキシンを吸着し、便とともに体外に排泄します。このことにより、尿毒症症状の改善や透析導入の遅延をもたらす効果があり、保存期慢性腎不全に対して積極的な治療を行うための世界初の医療用医薬品として、国内においては1991年より発売され確固たる地位を築いています。
クレハは、これまでの「クレメジン」の開発で培ったノウハウを三菱ウェルファーマに提供するとともに、三菱ウェルファーマでは、欧米を中心としたフェーズIII試験を速やかに開始する予定です。三菱ウェルファーマは、まず米国における承認取得及び自販化のための活動を積極的に展開することにより、欧米での事業基盤を早期に確立し、国際創薬企業への飛躍を目指してまいります。
両社は、本剤の製品価値の最大化と、全世界における慢性腎不全患者さんへの貢献を果たすことにより、企業価値の向上を目指してまいります。
以上
< ご参考 >
1.製品概要(国内)
2.会社概要(連結)
(※ 関連資料を参照してください。)